能登地方で大地震が発生してから1カ月が経つ。
10年ほど前に行った能登地方の旅を思いだしている。
半島の海岸線に沿って走り、立ち寄ったところのすばらしい景色は、今でもしっかりと記憶に残っている。
特に強く印象に残っている二か所を挙げてみる。
TVなどではあまり報じられないが、少なからず地震や津波の影響があったのではないだろうか。
見附島(珠洲市)
その姿から別名「軍艦島」といわれ、こちらに向かってくる軍艦のように見える。
この島も岩などが崩れて、形が変わってしまっているのではないかと気になる。
白米千枚田(輪島市)
海に面した斜面に広がる棚田は、忘れられない風景のひとつである。
中でも一番小さな田んぼは稲が4株だけの大きさだったが、ちゃんとした一枚の田んぼであった。
この棚田の保存のため費やされてきた人々の努力を思うと、被害は最小であってほしいと願っている。
一昨年、輪島の朝市通り、七尾の一本杉通り等、再び能登を訪れたのだった。
ようやく新型コロナが収束に向かい、能登地方への客足も少しずつ戻りつつあるといわれていた。
それなのに自然を恨む以外ないのかもしれないが、なんとひどいことが起きてしまったのか。
この度の大地震や津波の被害に遭われた地方の皆様に、心からお見舞い申し上げます。