散歩の途中で見つけた「ギンナン」。
粒ぞろいの実がビニールの袋に入って、一袋100円の値段がついていた。
段ボールに手書きされた看板、そして料金箱、いずれも手作り感たっぷりである。
まず、焼くときに破裂するのを防ぐため、金づちなどで叩き、硬い殻に少し傷をつけておく。
それをフライパンなどで、十分火が通り、少し焦げ目がつくまで煎る。
熱いのを殻を剥きながら食べるのは、ビールの良いつまみになり、居酒屋さんのメニューでもよく見るひと品である。
ところで、ギンナンの実を拾ったことがある方はご存じのはずであるが、この果肉の匂いはキツイ。
それを、このようにきれいにするのは大変なのである。
どうやってあのくさい果肉を取り除くのであろう。
私は、拾ってきたギンナンを、土に埋めて果肉を腐らせる方法でやってみた。
ところがドジなことに、埋めたのを忘れてしまっていたら、翌春になっていっぱい地面から芽が出てきてしまった。
以来、ギンナンを拾うことはしなくなった。