わずかな空き地を利用して育てている「ノラボウ」に青虫がついていた。
ノラボウは多摩地方で昔から作られているといわれる葉物野菜で、春先に新芽をかいて食べる。
このところ大きく成長した葉っぱが、無残にも虫に食われているではないか。
目を凝らして、犯人(いや、犯虫)を捜すが、なかなか見つけることができない。
しばらく捜して一匹の青虫がいるのを突き止めた。
色が似ている茎の上にじっとしており、とにかく見つけにくいところにいる。
敵ながら大したものだ!
捕まえて、良く見える葉っぱの上に乗せてみた。
2cmほどの長さで、動きはにぶく、見つけさえすれば簡単に捕まえられる。
調べてみると、正確には分らないが「モンシロチョウ」らしい。
これからさなぎになって冬を越す。
菜の花が咲くころには、この「青虫」の姿とは打って変わって蝶となって飛びまわる。
他の株にも虫食いの痕があるので、捜したのだが見つからない。
そのうち、こちらの方が根負けしてしまった。
一旦休戦ののち再試合とする。