学級文庫

支援学校の高等部3年生です。

佳賓好主(かひんこうしゅ) ★ 詩吟

2013年03月13日 | お稽古ごと★ピアノ・英語・プール・詩吟
有香が習いたいと言い出して始めた詩吟。
今では父親と母親も一緒に習うようになっています。
家族で同じ趣味を持つことは共通の話題が出来るので楽しいです。


3月20日にコンクールに出ます。
間延びするのが現在の課題です。

佳賓好主(かひんこうしゅ)  佐藤一齋 

月は梅花を訪うて 好主と爲し
梅は月影を邀えて 佳賓と作す
佳賓好主 兩つながら雙絶
管領す黄昏 一刻の春

つきはばいかをとうて こうしゅとなし
うめはげつえいをむかえて かひんとなす
かひんこうしゅ ふたつながらそうぜつ
かんりょうすこうこん いっこくのはる

【字解】
佳賓好主 佳い賓客(ひんかく おきゃく)と好い主人
月影   月の光
邀    まちうける むかえる
雙絶   好一対のすぐれた風景
管領   支配する 自分のものとする
黄昏   ゆうぐれ、たそがれ

【意解】
月は美しく咲く梅の花を訪(おとず)れて(照らして)とても良い主人だとし、
梅の花は月影をむかえてとても良い客だとする。
佳(よ)い客と好い主人(月と梅)は好一対のすぐれた風景をもたらし、
春の夕暮れの一時(ひととき)をわがものとしているのである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。