学級文庫

支援学校の高等部3年生です。

「男らしいシャンプーは?」

2012年12月06日 | 言葉の記録 中学生
≪中1・12月3日≫
有香「お母さん、リンス買ってきて」


≪中1・12月4日≫


有香「これ何?」
母親「有香ちゃんのシャンプーとリンスよ」
有香「有難う
母親「有香ちゃんの大好きなバラの香りよ」
有香「今日洗う」

…お風呂上り
有香「どう、におってみて」
母親「女の子らしい良い香りがするわ」
有香「じゃあ、お父さんの男らしいシャンプーは?」


≪中1・12月5日≫
…車にローズベルベットハンドクリームを置いています。有香は登校前の車中で、そのクリームを手に塗ります。
母親「有香ちゃんの髪の毛は?」
有香「バラ」
母親「手は?」
有香「バラ」
母親「じゃあ、有香ちゃんの心は?」
有香「ババ」
母親「ババなん?」
有香「間違えた、バラ」
母親&有香  

ローズ(RO) ベルベットハンドクリーム 30ml
クリエーター情報なし
UNI

「うどんは『食(しょく)』って数えるの?」

2012年12月06日 | 言葉の記録 中学生
≪中1・12月3日≫
…鍋用のうどんを買いました。ひとつは1食入り、もう一つは2食入りです。
有香「うどんは?」
母親「そこにあるでしょう」
有香「一つ足りない」


母親「良く見て、『2食』って買いてあるでしょう。一袋に二人分入っているの。だからこれで三人分よ」
有香「うどんは『食(しょく)』って数えるの?」
母親「
母親「お父さんに聞いて」

有香「お父さん、うどんは『食』って数えるの?」
父親「うどんは『本』って数えるの
母親「


≪中1・12月5日≫

母親「有香ちゃん、分かったわ。うどんは『玉』って数えるの」
有香「ふ~ん」

障害の重度化・重複化

2012年12月06日 | 学校・友だち
≪24年11月29日≫
『S養護学校(知的障害)とT養護学校(肢体不自由)の立て替えについて』
上記の説明会が学校でありました。教育委員会の方が8名ほど来られていました。

有香の通う支援学校は、上記の立て替えには直接関わりありません。
しかし、上記の学校が私の住む区に建設されるので、無関係ではありません。


今回の説明会で個人的に驚くことがありました。
・知的障害者は年々増加している。
・神戸市の平成24年度の知的障害児は960名(6割が高等部)。平成37年度には1437名になる。
・数年前の今年の推計に誤差が3名しかないので、この推計はほぼ確実。
・平成37年度には知的障害児は現在の5割増は間違いない。
・障害の重度化がすすんでいる。
・障害は重複化している。
・肢体不自由だけの子供はほんの一握り。


肢体不自由児の多くは知的障害を併せ持つとのことで、今後の支援学校は『知肢併置』となるそうです。
そして、『全国的に増えている知的障害者が、高等部を卒業した後どうするのか?』という課題解決のために、職業自立を踏まえた『高等支援学校をつくる』とのことでした。
私自身、支援学校で実際に高等部の生徒さんの様子をみて、全員を一つの学校で教育することには限界があると感じていました。
  生活自立を目指す人 → 『支援学校高等部』で個人にあった教育や支援を受ける。
  職業自立を目指す人 → 『高等支援学校』で鍛えてもらう。
これが、どちらのグループに属す生徒さんにとってもベストではないかと思います。