ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

最近の吸血鬼は南部の砂埃の中に棲息している模様です。

2007-03-13 | 映画
ヴァンパイア・ハンター」(THE FORSAKEN)

姉の結婚式のために車で故郷へと向かうショーン。しかもアルバイトとして車(メルセデスのオープンカー)の搬送をも果たしている。依頼主の忠告ではヒッチハイカーなど拾わないはずだったが、車がパンクして予定外の失費をし、「おれがガス代を持つ」という甘言に、ニックというハイカーを乗せる。

これが間違いのもと。ニックは吸血鬼に咬まれた、ヴァンパイア・ウィルスのキャリアであり、1年余も前から親ヴァンパイアを捜す「ハンター」だった。口も利けずに怯えるだけのブロンドの娘ミーガンに掌を噛まれ、ショーンもまた、キャリアになってしまう。

ここでのヴァンパイアは、窮地に陥った十字軍騎士が地獄の悪魔アバドンの誘いにより命永らえる代わりに「堕落したる者(The Forsaken)」と成り果てたという存在。四人までは退治され、現代には東アフリカひとり、ヨーロッパにひとり、アメリカにふたりいるのだという。

犠牲者も何も手を打たなければ1週間で吸血鬼化するが、ある「犠牲者」医師が開発した薬で二年ほどは発症を延ばせるという。

お色気も、アクションもほどほどで、見ていてなかなか気分は良いのだが、それ以上の中身がある作品では決してない。

「ブレイド」のようなヒーローものではない点で好感が持てるのだが、ミーガンなんて最初のシーンでヌードを見せてくれるためだけにいるようなものなのが残念だ。いや、結構楽しみなヌードだったのでばっちり掲示はしておくけれど。

続編を期待させる、ちょっとロードムービーっぽさもいい感じである。

見て、時間なりに楽しめるから、損はないかな。


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