ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

超自然ではないが、科学的な意味での常識を超えた出来事!

2010-04-29 | 映画
パラノーマル・アクティビティ

「別冊映画秘宝 衝撃! 超常現象映画の世界」の小林真里さんの記事に引かれてあちら版DVDを見ました。

何かと「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」と比較される本作ですが、フェイクな仕掛けのレベルは「ブレア・ウィッチ」の方が当然のように上です。しかしながら、舞台が完全に一軒家に限定されており、わずかに示される「なぜ」にこだわらなければ、まさに画面に示される「活動(アクティビティ)」を見るだけの映画なので極めてわかりやすいのが利点なのではないでしょうか?

我が家に起きる怪現象を、ビデオ記録を通して暴き、解決しようとした結果、残された映像という設定が既に強引な気もしますが、

あんな気味の悪いことが続いたら、当座だけでも逃げ出さないだろうかと、やはりその点は不思議に思いました。

しかし、あるいはそれは終盤のケイティーがそうであったように、ふたりとも早い段階で魔物に魅入られていたというようなことなのかも知れません。

原因らしきこととして、Web上で似たような状況が60年代にあったというようなことが出てきますが、それは少女の悪霊憑きと悪霊払い(エクソシズム)みたいな内容で、

それにミカがむやみにやりたがり、ケイティーが無性に忌み嫌うウイジャ・ボードでの交霊というネタ、

それが伏線になってのラスト・シーン

そう思って見れば、

本作が最も意識した作品はオカルト・ブームの先駆、「エクソシスト」であったのかも知れません。

続編が間もなくクランク・インするようですが、

あのラストシーンから続く、「ブレア・ウィッチ2」的な意味での「非フェイク・ドキュメンタリー」になっていくだろうと想像できるのですが、さて如何に。


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