ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

淀みに浮かぶうたかた(Boogiepop)は、世界の危機に反応して自動的だからな。

2010-04-26 | 映画
ブギーポップは笑わない

そうでした。この春、中古DVD屋さんで、これも手に入れていたのでした。

宮下藤花/ブギーポップ=吉野紗香
霧間凪=黒須麻耶 
末真和子=清水真実
……

今となっては、もう、これら、学園女子たちの等身大のみずみずしさを感じられなくなってしまいましたが、当時はなかなかリアルに感じられたものです。

それから映画本編は、いくつかのパートに分かれていて、そのパート題名が登場人物の名前になっています。そしてそのパートではポイント・オブ・ビューでこそありませんが、その人物にとって知りえた「事件」のみが描かれ、人物を替えて、違う角度からパラレルに「事件」にまつわる事象を描き、それを積み重ねることで全容が明らかになるという構造になっています。これを見て、なんてスタイリッシュな映画なんだと、感心したのでしたが、

なんのことはない、

原作の構成がそのとおりだったのです。

実は、私は映画を先に見て、それから原作を読んだのでした。

ということで、いまいちアイドルさん達の、それなり等身大風味、
なんちゃってスタイリッシュ映画なアクション・ホラーを見てみたいと思った方にはお奨めかもしれません。

*今回購入のDVDで、上記の女の子達に負けず劣らずで、紙木城直子役の三輪明日美(そういえば「新耳袋」の姉妹共演なんかも見直したくなりました。)が良いなぁ、いやいや、主役よりもかわいいなぁ、と再認識しました。そこも推しです。

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