湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 半年ぶりの墓参り

2017年03月21日 10時16分37秒 | 日常・その他
彼岸の中日の昨日(20日)、宿明け勤務帰りの途中で少し遠回りをしてウチの墓に参りました。
昨年秋の彼岸以来になるでしょうか ・・・

*** 熊本地震による墓の被害 ***

墓は平成28年熊本地震の5ヵ月ほど前に建て替えたばかりでした。

※建て替えたときの拙ブログ記事
無窮に煌めく中に ・・・<2015.11.5>

地震の後、少し落ち着いた5月なってから状況を見に墓地へ行きました。
道すがらにあった他の墓地の惨憺たる状況を見たので倒壊を覚悟しましたが、本体構造に大きな損傷はありませんでした。
500kg程はありそうな仏石(中央の石柱)が所定位置から大きく横にズレて別の方を向いていましたが、スックと立っていました。
小柱23本は全て落下しており、角が少し欠けているのもありましたが割れたりはしていませんでした。


新しくなった墓ですが、私お参りするのは年にせいぜい3回(春秋の彼岸と盆)程度です。

墓地の隅に古い井戸があります。
レトロ調の手押しポンプが据えられており、墓参りのときはこの水を汲んで使います。

※石積みの隙間からS子さんの指先が出てきそうな雰囲気があります。
※近くに井芹川が流れており、この井戸の周りで川カニを見ることもあります。

この井戸の周りには地植えされたクリスマスローズの株が群生しています。


日本の墓に供える花といえば菊が定番ですから、クリスマスローズが植えられていることが不思議にも思えますが、この花を好きな坊守さんが丹精込めて手入れをされているそうです。

白や紫の花が密やかに優しげに咲いていました。

クリスマスローズには「慰め」という花言葉もあるそうです。
意外と墓地に似合う花なのかもしれません。