ゆえん

 

北京でギリギリの極貧生活

2014-06-06 23:57:05 | 中国
極寒の地モンゴルから飛行機で、
中国の北京に戻ってきました。

北京空港から市街地に向かう途中に、
小中学校と、世話になった母校がありまして、

その近くに、よくご飯食べに行ったホテルもあったので、
久々に行ってみることにしたのです。


母校。


刑務所みたいになってる。



門の向こうにいた警備員さんが、
困った表情で話しかけてきた。

「写真撮っちゃだめだよ?」

 「にーはお!昔この学校の生徒だったんです!」

「そっか^^;写真撮っちゃだめだよ?」

 「はーい、さよならー。」


ってことで、目的達成。
後は予約しといた宿で寝て、翌日帰国するだけです。


この時点で、中国元での所持金は130元(2,131円)くらい。
翌日、宿から空港まで行くのに必要なのが100元(1,639円)くらい。

ってことで、この日の晩ご飯代は、
30元(492円)くらいしかありません。


軽食とビール1本くらいで終わりかなぁ・・
と思いながら予約した宿にチェックイン。


参考:メトロパーク リド ホテル (Metropark Lido Hotel)


貧乏旅行の最後に、ちょっと高級な宿に泊まります。


「ご予約のゆえん様ですね、500元になります。」

  「・・・はい?」

「500元です。ファーイヴ、ハンドゥレッ!」

  「宿代ならカードで支払い済なんだが?」

「デポジットです。後で返しますよ^^」

  (ああ・・そういうシステムか・・)
  「いや・・あの・・無いんです・・」

「え?」

  「お金、、持ってないんです・・」

「え・・
  え・・  ざわざわ・・」

「少々お待ちを^^」(コソコソ・・ヒソヒソ・・)

「では、デポジットは結構です。お部屋にご案内します。」



   (´・ω・` )



ブザマである。
やはり貧乏旅行者が高級ホテルなど選ぶべきじゃなかった。

ボロボロの服に汚れたバックパックを背負って、
ピカピカのホテルで完全に浮いた存在になっていました。


さて、ご飯!
中国はやっぱり物価が安くていいですね!

宿の前の通り。


外からもメニューが見れるラーメン屋。




一人でも入りやすい。



担々麺を注文。10元(164円くらい)也。


うん、微妙!
ラーメンだけは、やっぱ日本の勝ちだな。

麺はふにゃふにゃ。
スープも出汁の深みが全然足りてない。

と、いいつつ、あっさり味で後引くタイプ。
汁まで全て残さずいただきました。


とりあえず、宿で飲むビールを2本確保。
さらに、屋台で串焼きの羊肉を購入。

部屋に帰ってつまみながら飲むべ!
・・と思ったけど・・

串刺しの肉を素手で握りしめたまま、
高級ホテルに入るのは気マズい。

仕方ないので、串焼きはその場で立ち食い。
両手ふさがってたので写真も無しです。


ホテル内のパン屋さん。





これ、母校のランチで出張販売してたんだよねー。
昔のままだ。ドーナツ1個10元也。



そんなこんなで、高級ホテルで最後の晩餐。




翌朝

所持金100元を握りしめて、信頼できる宿のタクシーを呼ぶ。


 「北京国際空港までお願いしまーす。
  一応確認するけど、空港まで幾らくらいかかります?」

「うーん、いーばい(百) うー(五)」

 「いーばいうー、それってまさか・・」

「150元だよ」

 「ファーwwwwwwwww・・」



 「あのね、私先日、空港から市街地までタクってね、
  ピッタリ100元くらいだったの。
  市街地より空港に近いここから、
  なんで150元になるワケ?頭わいてんの?」

「何言ってるのかよく分からねえが、130でどうだ?」

 「もぉええわ、道路で野良のタクシー探すんで、さいなら。」

「わかった、待てよ!120でどうだ?」

 「るっさいわ!100元しか持ってないの!」



 ・・・・・・ぉ~い!



「わかったよ、じゃあ100元だ。(呆れ顔)」


   くっそーーーwww


結局、高級ホテルのボッタクリタクシーで空港へ。

100元札と一緒に、邪魔だった小銭も全部渡したら、
運転手さん、大爆笑してました。

思わず釣られて大爆笑。
大陸の、こういうガツガツした精神、嫌いじゃないぜ・・


また来るよ!北京!
コメント (4)
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