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ともちゃんの湯巡りと日帰り撮影隊の記録

公休日に出かけた先の温泉や風景をアップしてます。

泣いた。

2014-08-19 20:29:47 | 日記
きっかけは一杯の麦茶だった。


目が覚め、目の前にある雑誌がぼんやり見えたかと思ったら雑誌の写真が動いていた。目眩。起きだしてみたものの何かが何処かがおかしいし、怠い。ご飯は食べれたものの、洗濯物を干していたら吐き気がする。今日は歯医者と車屋の予約、両方ともキャンセルしても構わないと思い、布団を敷きなおして横になった。

携帯の目覚ましを歯医者の予約時間にセット、ウトウトしていたらトイレに行きたくなり、布団から抜け出せば食後のユンケルが効いたのか、吐き気も体の怠さも嘘の様に消えていた。時間を見れば、予約の時間には間に合いそうもないが走れば何とかなる時間、鞄とお風呂道具、空のペットボトルをトランクに積み込み、歯医者へ向かった。

診察は直ぐに終わるものの会計に時間がかかり、車屋の予約の時間にも間に合わなかった。定期検査も問題はなく、終了、北海道行きのお墨付きをもらったようなものだ。

時計の針は12時前、水汲みも兼ねて乳頭に蕎麦を食べようと思ったら蕎麦屋はお休み、しょうがないので田沢湖畔のレストラン「おらえ」に立ち寄った。玄関に入ると顔見知りの店員がいた。

「ご無沙汰です~」

と声を掛け、空いている席に座った。注文した料理を運んできたのは顔見知りの彼女。

「今日はお一人なんですね。」

主人が亡くなったことを伝えると彼女もお母さんを亡くしたばかりだと言う。

「病気には勝てないんですね。。。」

お皿を下げに来てくれたのも彼女、

「何時もお飲みになっていらっしゃったのに。。。。」

「運転手が居なくなっちゃったのでね。」

暫くすると冷たい麦茶を持ってきて

「サービスですので飲んでください。」


主人は必ずピザを頼んだ。私は地ビールを一杯とランチ、暫く来ていなかったが彼女は覚えてくれていた。冷たい麦茶を飲みながら、何十回と訪れたときの事が思い出され、湖を見ながら涙がこぼれていた。季節ごとにメニューが変わるはず、また来てもいいなと思い、会員になってきた。

東北、何処に行っても主人との思い出がある。フェリーに乗る大間もそう。大間のお土産屋さんの秋田出身のおばあさんは元気だろうか

「大間のマグロとカルビが食べたい。」

ベットの上でそう言ってたね、食べに行こうね、大間に。そして函館の朝焼けを見に。
コメント (10)
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