大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

アサヒカメラにワイズ45Light掲載。

2010年07月21日 | BOOK
先日、アサヒカメラ編集部のY氏より電話があり特集記事で使用したいので「ワイズ45Light」の写真を送って欲しいの要望があり、詳しい用途なども聞かずに数カット送ってそのまま時間が経っていました。昨日アサヒカメラ8月号が送られてきてページを開くと「山岳写真はいま」との特集内に我がワイズ45Lightの写真を見つける事ができた。アサヒカメラ誌の今回の特集目的は「山国である日本は、古くから山岳信仰を通して山と深くかかわり合ってきた。そのため、他の国にはあまり見られない、山岳写真という分野が存在する。そこで、山岳写真の成り立ちを振り返りつつ。プロ、アマチュアを含む山岳写真の今を考えてみたい。」とリード文にある通り、私にとっても大変興味ある内容だ。それは山岳写真を撮影するカメラマンの大判カメラ使用率は大変高いからである。そんな中、白簱史朗さんは記事の中のコメントで「私は現在でもフイルムで撮り続けています。それはデジタルでは自分の意図する写真は撮れないと思うからです。コントラスト、色の自然さ、立体感など自分の感情を写真に込めるのはデジタルでは無理だと考えています。・・・・」と言っている。また機材の変遷では「デジタル一眼レフカメラを積極的に使っている山岳写真家たちも多くなった様だがデジタル全盛の時代とはいえ、まだまだ山岳写真の世界はフイルムカメラが多く使われているのが現状である(編集部)」とある。因に大判カメラ最軽量の1.36Kgがセールスポイントのワイズ45Lightの購入者の7割が山岳写真撮影を目的にしている方々です。頷ける様な気がする。そういえば昔から私の知っている山岳カメラマンは皆大判カメラのユーザーだったし現在でも大判写真による作品を撮り続けている。話は飛んでしまうが、以前山岳雑誌の山と渓谷社の仕事で3000メートル級の奥穂高岳にヘリコプターで登った事がある。山小屋の主人から「初登山がヘリコプターなんて言う奴は今まで居ないぞ!」とのお叱り言葉を頂いた記憶もあるが、山の上から雲海を見下ろしていたら情報量豊かな大判カメラで撮影したいとの衝動にかられた。やはり山の写真は登った事の無い人には解らない大きな感動がある様な気がする。(実は帰りもヘリコプターだったので偉そうに言えませがいつかは自分の足で登ってみよう。)

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