昨日、宅配便で猫を配した花器(写真)が届いた。実は二ヶ月ほど前に銀座へ買い物に出かけた時、松屋百貨店で人形作家・松本浩子さんの人形展を見る機会があった。松本浩子さんは1986年より人形の制作を始め、その後日本各地で猫を題材にした展覧会を開催しています。松本さんのホームページ百々猫堂では「たくさんの猫人形たちが、展覧会から旅立っていきました。小さな猫の人形たちが それぞれの居場所を見つけて 「ああ もうずいぶん長い間、そばに居るね」なんて言われているといいな と思います。百々猫堂で そんな方たちと出会えて人形たちのその後・をうかがえたら嬉しいのですけれど・・・ 」とある。このメッセージから松本さんの作品に込められた猫に対する愛情がうかがえます。そんなわけで2ヶ月前の展示会でとても愛らしい猫を気に入ってオーダーしたのでした。失礼な話になりますがオーダーしていて多少忘れていたモノがある日突然届くのは、何か得した気持ちになりました。とても小さな花器だけど、この癒しの猫ちゃんを見ながらまた頑張っていこう。
今までメインで使用していたのはiMACの24インチモデルでメモリーを4GB積んでいました。ただ沢山の写真を貼り付けたイラストレータードキュメント等を作業するとメモリーの少なさ、CPUの遅さは否めません。そこで一念奮起してiMAC27インチ、メモリー8GBを買ってしまいました。「大きい!」さすが27インチは大きくA4タテサイズ2枚をモニターに並べて作業ができます(A3て言えって!)。この事がどれ程作業効率を高めるか苦労している人ならば知っている筈です。ただデータ、アプリケーションの移管が面倒でパスワードの打ち直し、データの確認等で2日続けて午前2時まで掛かってしまいました。マイデスクの上を注目下さい。中央に鎮座するのがiMAC27インチで左右にクラッシックMACとウインドウズのノートを配置し、iMACからのコードはipadとipad touchに繋がっています。おっしゃるとおり結構私もパソコンが好きなのです。今回のiMAC27インチからキーボードとマウスがワイヤレスになっていました。「これがまた便利!」でデスクトップがスッキリです。私が初めてパソコンを購入したのは忘れもしない30年前。NECのPC8800をボーナスをはたいて買った記憶があります。当時はカラーモニターなどは高価で買うことができずに中古のゲーム機械とトランスを手に入れ、木材でモニターケースを作ったりしました。あの当時のパソコンは今の価格の4~5倍の様だった気がします。何てパソコンは安くて早くなったとつくづく思ってしまいました。因みに今私個人で使っているパソコンは写真以外にTPOに合わせて3台あります。ちょっと呆れた。
昨日の続きです。ワイズ大中判写真の会の「日本の森ワークショップ写真展」が11月に開催される事は既にお知らせいたしましたが、この写真展に展示される作品4点がカメラ雑誌「フォトコン」に特集として紹介されました。今回の写真展のテーマ「輪廻」に関しての説明は指導講師の石橋睦美さんから文章を寄稿いただきました。紹介されたのは白神を訪ねたワークショップのもので、各人が大判カメラの魅力を活かした作品に仕上がっています。特に見開きの大川博さんの「夜半の嵐」は「これぞ大判カメラの作品」にふさわしい、迫力の中に緻密な情景描写がされた大作でした。写真展はプリント校正も終わり展示パネルの制作工程に入っています。後は開催日を待つだけです。是非ご来場ください。
ワイズクリエイトではワイズ大中判写真の会という写真クラブを主宰しています。大判、中判カメラのユーザーならば誰でも入会することができ、現在日本全国に約250名の会員がいます。会員には毎月発行するワイズニュースを郵送しニュースに記載の各種撮影会、勉強会、セールなどから気に入ったものがあれば申し込みすると言う至ってアバウトなクラブなのですが入会金0円、年会費3000円で会員になれますので興味のある方はお申し込みください。そんなワイズ大中判写真の会ですがこの中で石橋睦美さんの指導する「日本の森ワークショップ」があります。数日前に紹介の姫川で行われた撮影会がそれです。このワークショップは10年も続き毎年末には写真展の開催します。今年は例年よりちょっと早く11月5日から11日まで富士フイルムフォトサロン・東京で開催されます。今回は腕に自信の30名の銀塩大判カメラ、中判カメラで撮影の作品が全紙クリスタルプリントで展示されます。皆様ぜひ足をお運びください。
日本リンホフクラブの定例会は午前中が技術勉強会、午後が作品講評会の2部構成となっている。技術勉強会は富士フイルムイメージテック社クリエイト事業部による「現像・プリントについて」の講義で実際に現像所にフイルム、プリントを依頼する時の注意点や知ってて便利な知識等を講習頂いた。そして午後がいよいよ吉野信先生の登場だ。もともとおしゃれな吉野先生、会場に入って来ただけでその場が明るくなる雰囲気だ。上着の襟に日本リンホフクラブのバッジを付けているのも見逃せない。参加者のオリジナルポジをルーペでのぞき、プロジェクターで投影された作品をレーザーポインターを使い解りやすく解説してくれる。それは構図、ピント、露出はもちろんアオリにまで及ぶ。正直なところ吉野先生が本格的に大判カメラを撮影されたのは今年になってからである。そんな短いキャリアを感じさせない実力が大判カメラを短期間で習得してしまったプロのすご技と言える。参加者の作品を全て講評した後にご自身の作品をライトテーブルで見せていただくと誰にでもその実力は納得出来るものであった。これからも積極的に大判カメラで素晴らしい作品を撮影されることを望みたい。
日本リンホフクラブの記念すべき第一回写真展が東京・ポートレートギャラリー・2011年1月20日~26日、大阪・富士フイルムフォトサロン・4月8日~14日、京都・A'BOX GALLERY5月6日~11日と巡回展として開催されます。この写真展の作品選定会がカメラ雑誌のフォトコン・藤森編集長を招いて開催されました。今回の写真展のテーマは「日本の輝ける風景」と言うことで日本全国の会員から送られてきた作品約250点の中から展示作品をセレクトする大事な選考会となったのです。ライトテーブルを5台用意しその上に応募作品をならべても、何せ4x5インチサイズのフイルムは大きくとても並べきれるものではありません。そんな中、1枚1枚のフイルムをチェックして、効率よくテキパキとセレクトする藤森編集長の作業は流石プロの編集者である事が垣間見えました。それにしても日本全国を大判フイルムで撮影した素晴らしい写真が一同に集まることは滅多になく圧巻でした。藤森編集長も「こんな経験無い」との事。東京・大阪・京都の三カ所でこれらの中からセレクトされた作品55点が展示されますので、皆さんお楽しみにしていてください。
話は姫川温泉に戻ります。今回撮影会で宿泊した姫川温泉の源泉の熱さは54.2度、毎分2610リットルの出量があるという。そんな沢山の温泉が湧き出ているせいか源泉から滝のように溢れ出していた。このまま下水に流すのはもったいないような気がしてしまった。暫しこの滝のように流れる温泉を見つめ、何とか有効活用出来ないものかと観光協会のスタッフになった体でぼ~っとしていると、一台のワゴン車が近づいてきた。自動車が停まり中からやけにカラフルな格好をした若者三人がポリタンク片手に降りてきてた。各々慣れた手つきで「あちっ。あちっ」と言いながらポリタンク三個ほどに温泉を入れて後部荷室に積み込んだ。荷室の中のはサーフボードと数着のウエットスーツがかけられていた。「そうか、彼ら(彼女も)はサーフィンの後に温泉で身体を洗うんだ」と理解した。大変申し訳ないが多少さびれた感じのする温泉地にこのカラフルな若者達はあまりマッチするとは思わないが若者流の温泉利用方なのである。こんな情景にこの温泉の活用方法のヒントがあるのかもしれない。それにしても若者よ。見事なチームワーク作業だったと思います。
皆さん、ヒスイ峡ってご存じですか?。明星山と言う標高1188mの大岸壁が有名な場所で下を流れる小滝川では流れの中にヒスイの原石を見つけることが出来る場所です(もちろん採取は禁止です)。今回はこのヒスイ峡に大判カメラでチャレンジしました。一番上の写真を見てください。右下に人影を見つけることが出来ます。この拡大写真が二番目の写真です。中途半端でない岩山であることがご理解いただけるはずです。通常、高さのある被写体を撮影する場合はカメラ位置をその中間地点に構えればアオリは必要ありません。ただ少しでもカメラ(レンズ)を上に向ければ高い被写体は先細りになって高さが表現できません。出来上がった写真では見た目よりも低く写ってしまうのです。今回この明星山の中間より若干下の岸壁を巻くように道路が施設されているので、この道路からだとあまりアオリが必要なく写真が撮れることになります。ただ明星山の上の部分を望遠レンズで切り取って撮影しようとするとカメラ(レンズ)が上を向いてしまうのでアオリが必要になります。また反対に明星山の下の部分を狙うとやはりカメラ(レンズ)も下を向いてしまうので、反対に頭でっかちな写真となります。この場合もアオリが必要となります。では具体的にどの様なアオリが必要かでは、撮影したいと思う被写体の面とレンズ面、フイルム面を全て平行になる形のアオリを使用すれば高さが表現された素晴らしい大判カメラの作品になるのです。(※詳しくは「大判カメラマニュアル」)話は変わりますがこの時、明星山の岸壁に幾つかの人影を見つけました。双眼鏡でよく見るとこんな絶壁をロッククライミングしている人たちでした。高所恐怖症の人にとってはとんでもない趣味を持つ人たちです。ただこの人達が降りてきて気づいたのがビニール袋に入った植物でした。「何ですか?」と聞くと「天然のわさびです。」だった。え~こんな岸壁にわさびが自生しているんだと言う驚きと、実はこの人が寿司屋さんでこれから糸魚川で魚を仕入れてこのわさびを使った刺身を食べると言う羨ましさが心の中で交錯をしてしまいました。それにしても岸壁のわさびで美味しい魚をを食べてみたいものです。
私たちが姫川温泉に泊まって撮影を行っていた頃、この地からそれほど離れていない北アルプス西遠見山の稜線で悲しい事故が起きていました。日本リンホフクラブの会員でもある大阪在住の寺川賢一さんが稜線から滑落して帰らぬ人となってなっていたのです。この事故を知ったのは19日でした。山と渓谷の神谷編集長から電話があり「信濃大町署から連絡が入ったのだけど北アルプスの稜線で寺川賢一さんの名前がある大判カメラのザックが見つかり身元を調べています。大判カメラだったら木戸さんと思い電話をしました。寺川さんと言う方をご存じないですか?」との事だった。正直のところ寺川さんとは面識が無く、直ぐには解らなかったが、日本リンホフクラブのデータベースを調べてみると何とここ数ヶ月前に入会した大阪在住の会員だったのだ。早速、山と渓谷社経由で警察に住所等の連絡先を知らせるとともに、寺川さんの知り合いのカメラマンにも連絡を取り、この方を通じ自宅や勤務先等の詳細情報をお調べ頂き警察に再度連絡をしてもらった。ニュースでは「20日午後2時5分ごろ、長野県の北アルプス西遠見山(2268メートル)の稜線(りょうせん)から約100メートル下の岩場で、大阪市淀川区十三東、会社員、寺川賢一さん(51)が頭などを打って死亡しているのを捜していた長野県警のヘリが見つけた。県警大町署によると、現場近くに寺川さんの物とみられるテントが落ちており、風に飛ばされるなどして稜線から滑落したとみられる。17日午前、近くの山小屋従業員が「リュックサックと登山靴が(稜線に)落ちている」と同署に通報していた。」とある。17日は丁度写真の白池で撮影中であった。まさかここからそれほど遠くない場所で事故が起こっていたとは想像も付かないほど風ひとつ無い穏やかな日であった。心より寺川賢一さんのご冥福をお祈りしたいと思います。ここのところ多くの知人が亡くなったニュースが入ってきます。今回の寺川さんと同じに50代で亡くなってしまったのは写真家・磯貝猛さん。元フォトコン副編集長の宮地敏行さん。アサヒカメラ編集長の奥田明久さん。それに81才で亡くなった関西を代表する写真家・高田誠三さん。皆さんとの思い出は沢山ありますが最年長の高田誠三さんと15年以上前に上高地や立山等で何回も撮影会をさせて頂いたことを昨日のように思い起こしてしまった。
今回の撮影会は全日晴天でした。それも10月中旬のなのに日中は暑くも感じられる日でもありました。大判カメラを撮影するカメラマンにとってこの暑い日はちょっと苦手です。その理由は大判カメラの構図・ピント合わせの時は例外無く昔懐かしい「かぶり布」を使うからです。大判カメラの構造・ピント合わせはレンズを通過した光を磨りガラスになったピントガラスに映し確認します。このピントガラス上に被写体が投影される時には外からの光が邪魔をして作業を難しくしてしまいます。そんな時「かぶり布」は大判カメラにすっぽりかぶせてカメラマン側に簡易暗室を造り、ピントガラス上の被写体が見易くなる優れものなのです。ただ難点は暑い日にこの「かぶり布」と言う簡易暗室に頭を突っ込んで作業をすると私の様な汗かきは一層暑く感じてしまう訳です。今回の撮影会でちょっと気になったのが、かぶり布の代わりにワイズクリエイトのオリジナル商品「かさお君・ワイド」を使っているカメラマンが数人いたことです。そもそも「かさお君・ワイド」とは三脚にクランプ、フレシキブルアームを使って傘を自立させ、雨の日でも両手を使ったカメラ操作ができる事を売りにしている商品です。そんな雨の日御用達の「かさお君・ワイド」なのですが、晴れの日でもカメラ部分に日陰を作りかぶり布の代わりに使うことが出来たのです。写真は決して雨など降っていません。日差しを遮りピントガラスを見やすくしていたカメラマンの姿です。ここから宣伝になります。「かさお君・ワイド」はワイズクリエイトのみの販売で税込み14,175円(税込)。雨の日も晴れの日も使えてこの値段、是非ご購入を!完全にブログショッピングになってしまった。少し反省です。
今回の撮影会の宿泊でお世話になったのが姫川温泉・ホテル白馬荘でした。結構歴史があり(古いの意味)設備等はあまりぱっとしないけれど、温泉はナトリウム・カルシウム・塩化物・炭酸水素塩温泉で効能は神経痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔ろう・冷え性・病後の回復・疲労回復・健康増進などと何でも効きそうなちょっと熱めの最高の温泉でした。決してキレイとは言えない建物はロビーが3階で内風呂が2階、露天風呂が1階という造りで、私が泊まった部屋は4階でした。部屋の窓を開けると眼下に露天風呂が見える。手前が男用で奥が女用だ。脱衣場から直接岩造りの露天風呂に入る感じだが、洗い場が無いので最初は2階の内風呂で身体を洗い、その後1階の露天風呂に移るのが望ましい。ただちょっと面倒だ。何で露天風呂に洗い場が無いのだと立腹してしまう。そんな立腹も入浴するだけで全身の血流が良くなり疲れが取れたように感じる温泉に免じてここは許してしまおう。4階の部屋に戻ると露天風呂越しに一両で走る大糸線の電車が見えた。大糸線は松本駅から新潟の糸魚川駅に至る鉄道で松本駅 - 南小谷駅間はJR東日本、南小谷駅 - 糸魚川駅間はJR西日本の管轄となっていて「北アルプス線」という愛称もある鉄道マニアに人気の路線だ。「ガタコン、ガタコン」とちょっと懐かしい音を出して走る一両電車に哀愁を感じる。今回の目的は紅葉の撮影会だったが心が洗われる気持ちになってしまう。ちょっと気になったのは電車から女風呂が見えてしまうのではと思ったこと。やっぱり不純だ。
追伸 ホテル白馬荘の料理は魚が主体で大変美味かったです。
追伸 ホテル白馬荘の料理は魚が主体で大変美味かったです。
撮影会で訪れた小谷村は長野県の北西に位置している。小谷村の東部は雨飾山など標高2000m前後の山がそびえ、西部には中部山岳国立公園を含む白馬連峰の標高2500m前後の山がある。そんな小谷村の妙高小谷林道の入り口に鎌池がある。池を一周しても徒歩20~30分ほどの小さな池ですが、紅葉がとてもキレイな池としても有名でシーズンには多くのカメラマンが訪れる。今回ワイズでも紅葉に期待して訪問。ただ昨日も書いた様に猛暑と雨の少なさからお目当ての紅葉には対面ならずにちょっと残念な結果に。ただこの釜池には紅葉の他にも沢山の木々や自然が一杯、くじけずに撮影に奮闘する撮影隊でした。そんな中で嬉しかったのが釜池入口にある小さな食堂?「ぶな林亭」で販売していた「きのこ汁」だった。採れたてのキノコをみそ汁に入れてネギを少々ふりかけて頂くこの汁は、紅葉が無くて傷心するカメラマンの心も身体も温めてくれる最高のもてなしだった。「美味い!」そう言えば今年の猛暑と雨量の少なさから各地で松茸をはじめとするキノコ類が豊作と聞いた。松茸は例年の1~2掛けの金額で購入できる所あると聞く。私の様なキノコ大好き人間には朗報と言える。今年の秋は短そうだが「食欲の秋」を満喫しようと写真とは関係ない気持ちを抱いてしまった。う~む撮影会でのこの気持ちは、ちょっと不純かな。
長野県の小谷村周辺に紅葉を求めて撮影会で出掛けて来ました。ただ残念ながら今年のこの地区の紅葉は鮮やかな赤色は無く「今ひとつ」な状態。地元の人曰く「今年の夏はめちゃくちゃ暑くてその上雨が降らなかったので紅葉はみな葉っぱがチリチリだよ」と寂しそうに一言。だから遠景撮影では何とかの見られる紅葉も近景撮影では多少苦しい撮影になりました。それでもせっかく遠路はるばるこの地に集合した大判カメラの使い手約20名。被写体が多少悪くとも、そこは腕でカバーとテクニックを駆使して思い思いの紅葉を見つけてシャッターを押していました。因にこの撮影会、講師に石橋睦美さんを招聘して2001年より10年も続く日本の森を撮影するワイズクリエイト一押しの撮影会なのです。年間5~7カ所の森を訪ねているので10年で約60の日本全国の森を撮影した事になります。10年を一区切りとして来年からはもっと被写体を広義に捉え「日本の自然」の撮影会にリニューアルしますので興味のある方は是非参加して下さい。
◆2月4~6日
《宮城・松島ワークショップ》
◆3月18~20日
《長野・軽井沢ワークショップ》
◆5月13~15日
《熊野ワークショップ》
◆7月1~3日
《志賀高原ワークショップ》
◆10月14~16日
《栗駒山ワークショップ》
また2010年「日本の森」撮影会の写真展が11月5~11日に六本木・富士フイルムフォトサロンで開催されます。こちらにもご来場下さい。
◆2月4~6日
《宮城・松島ワークショップ》
◆3月18~20日
《長野・軽井沢ワークショップ》
◆5月13~15日
《熊野ワークショップ》
◆7月1~3日
《志賀高原ワークショップ》
◆10月14~16日
《栗駒山ワークショップ》
また2010年「日本の森」撮影会の写真展が11月5~11日に六本木・富士フイルムフォトサロンで開催されます。こちらにもご来場下さい。
もう一度神楽坂の話に戻ります。皆さん「不二家騒動」を覚えてますか?確か2007年だったと思いますが消費期限が切れた牛乳を使ってシュークリーム等を販売した事が問題となり、一時的に全国の不二家が閉店する事になった事件です。このと時不二家各店の中で最後まで頑張っていたのがこの不二家飯田橋神楽坂店でした。ここは全国の不二家の中で唯一「ペコちゃん焼き」なる商品を販売する超有名店だったのです。騒動の時の連日マスコミが押し寄せていたのを記憶しています。「ペコちゃん焼きは」40年程前に大判焼きに変えてこの地で誕生しました。あずき、カスタード、チョコ、チーズの定番4種類に加え、季節限定の苺ミルク、抹茶、黒ごま、パンプキン。更に月代わりのスイートポテト、よもぎ、さくら等12種類の味が楽しめるとの事でした。う~むアイデアですね。だから何時も店の前には女性を中心とした列が出来ているのを理解できます。今回購入したのはあずき、バナナ、チョコの3種類。どれも指で挟める手頃なサイズで出来立てほやほやで一個100円なり。ペコちゃんの頭のリボンで何味だか解る様になっています(これもアイデア)。ただ愛らしいペコちゃんを口に運ぶのに多少抵抗がある様な気がしないでもないですね。神楽坂に住むワイズのお客さんは「田舎から有名なペコちゃん焼きを送って欲しいと何回もリクエストがあるけど、食べるのは大判焼きの方が美味いよ!」と言う意見にちょっと頷いてしまうのでした。
毎年恒例の「ゾーンシステム研究会写真展」が写真の案内ハガキの通り10月28日より新宿・アイデムフォトギャラリーシリウスで開催される。ゾーンシステム研究会の今回の写真展は延べ15回にもなると言う実績を持ったもので、代表の中島秀雄さんはモノクロプリントの第一人者としても活躍している写真家で米国の写真家アンセル・アダムスをこよなく敬愛し彼の考案したゾーンシステムを日本で広める努力をしている。「ゾーンシステムって何ですか?」との質問が出そうですが簡単に説明すると、モノクロプリントの白から黒までの階調を10又は11に設定しそれぞれの階調が忠実に再現されたプリント完成を目指すシステムなのです。通常カメラ店にモノクロプリントを注文してもせいぜい5~6階調しか無い様に思えます。階調が豊富になればなるほど被写体の質感などを表現できると思います。写真の2~3枚目はアンセルアダムスのアシスタントを務め、その後アメリカのカーメルを拠点に世界中で活躍するジョンセクストン氏の作品です。デジタルカメラで簡単に撮影した画像ですが、素晴らしい階調を持ったプリントである事が解ると思います。これほどのプリントならばアメリカでは絵画と同様に芸術作品として取引されてもいます。「何でそんな作品がワイズにあるの?」と疑問の人もいるでしょうが、実は20年以上も前にジョンセクストン氏を招いてヤマハホール、アメリカンホール等で500人規模の講演会、新宿御苑でワークショップ等を企画開催する仕事をした事があったので、その時に彼から頂いたプレゼントプリントだったのです。テスト焼きも含め10枚程のプリントがありますので興味のある方はワイズにお立ち寄り下さい。因にその時初めて「ファインアートプリント」なる名前が日本に紹介されたと思います。ファインアートプリントは美術館、博物館でも収集するほど芸術性高いものです。