大判カメラ日記。

ワイズクリエイト・木戸嘉一のブログです。

山岳写真家・磯貝猛さん北穂高岳で滑落!

2010年08月31日 | 日記
悲しいニュースが飛び込んで来た。山岳写真家・磯貝猛さんが北穂高岳(3106メートル)の山頂近くで登山道脇の浮き石を踏んでバランスを崩し約50メートル滑落した。県警のヘリコプターで病院に搬送されたが頭部を強く打っており死亡が確認された。磯貝さんは自身が企画した山岳写真撮影ツアーのため、同行の3人を引率して25日に入山。29日に下山する予定だったと言う。滑落現場は事故の少ない登山道だったが他の登山者とすれ違うため、脇によけた際にバランスを崩したとの情報だ。磯貝さんとは以前からの知り合いでワイズにも何回か来社している。先日も磯貝さん自身が企画する撮影ツアーのパンフレットをワイズにも置いてくれないかとの電話があり、届けると言っていたのだが時間がなくて郵送されてきたところであった。主催者の居なくなったパンフレットには今回の事故のあった《8/25(水)~8/29(日)4泊5日『涸沢と北穂高岳』横尾1泊、涸沢1泊、北穂高小屋2泊の予定。北穂高岳からみる雄大な北アルプスの撮影》の事も記載されていた。山岳ガイドの資格まで持つ山のプロ中のプロが何で滑落したかは理解できない。山の仲間からの連絡では「登山道で子供とすれ違う時に、脇によけ浮石を踏んだみたいだ」とあった。もしそうなら真っ黒く日焼けした優しい山男が子供を認めて、子供の安全のために谷側にどいてやったのかもしれない。時系列の真偽は解らないが滑落して未だ55才の生命を落としてしまったことは事実だ。磯貝猛さん。ご冥福をお祈り致します。(写真は磯貝さんの撮影した写真が印刷された名刺。住所等はぼかしています。葬儀は9月1日11時より安曇野市・法祥苑にて。)

大山千枚田に出現!大判カメラの一団!

2010年08月30日 | 撮影
1泊2日の当社撮影会「千葉・大山千枚田ワークショップ」にアテンドして来ました。大山千枚田はNPO法人・大山千枚田保存会が東京から一番近い棚田・大山千枚田のオーナー制度を開始。「作業参加・交流型」のオーナー制度は田植え、草刈り、稲刈り、脱穀、収穫祭など年7回程度の作業に原則として参加して収穫したのお米はすべて持ち帰る事が出来ると言うもので素人でも農家の指導が受けられる事で大変人気があります。また田んぼを体験できる人気の他に、被写体としての人気も絶大で春夏秋冬を通して多くのカメラマンが訪れます。今回のワイズのワークショップは、この時期始まる稲刈り直前のたわわに実った稲穂を撮影しようと企画されたものでした。残暑がきつい事を予想していましたが山や田んぼからの優しい風が火照った心身を適度にいたわってくれて快適に撮影する事ができました。ただ、突然現れた8x10インチや4x5インチ判の大判カメラの一団に周りのカメラマンも圧倒された様子(写真上)。初日の棚田(写真中)をご覧下さい。黄色から緑色の微妙なグラデーションが何とも言えません。翌日は稲刈りが始まり(写真下)多くの棚田オーナーが参加していました。と言う訳でこのワークショップは、本当に稲刈りの前日の棚田を記録した貴重な開催となりました。因に大山千枚田までは東京から首都高速~アクアラインの利用で1時間強で着いてしまいます。以前アクアラインの利用料金が4500円と記憶していましたが、あの千葉県・森田知事の発案で800円に値下がりし、より房総半島各地が身近に感じられるようになりました。今度は田植えの頃に行ってみようかな?

真夏の大判カメラ・マンツーマン教室。

2010年08月27日 | 撮影
暑い。むちゃくちゃ暑い日が続く。新聞によるとこの残暑は2週間も続くと言う。そんな暑い日に大判カメラのマンツーマン指導の申込があった。わざわざ遠い所よりお出でのお客さんの為にも手を抜いた指導は出来ないと技量に合わせたカリキュラムを組み立て東大構内に移動。ただ照り続ける日差しが容赦なく攻撃態勢に入っている。この攻撃を避けるシェルターは無いかと逃げ込んだ場所は皆さんご存知の三四郎池。森に囲まれた三四郎池からは風の援護もあり他の場所より涼しく感じられる。気持ちを落ち着け撮影指導を開始。池の手前の飛び石から池の中の小さな島、そして後方の森、全てにピントを合わせるパンフォーカスアオリの方法や微妙なピント面のコントロール等を親切丁寧(本当かな?)に教える。受講者は大判カメラ歴1年でアオリで何が出来るかを理解しているけど詳しくは解らないとの理由で受講。マンツーマンの指導だと自分のペースで質問等も出来て解りやすいとの評価を貰う。おだてられれば乗ってしまう単純な性格なので、その後、近接撮影時のアオリ。場所を安田講堂に移しての形の修正アオリと 立て続けに指導。予定の3時間はあっという間に過ぎたのでした。「今日は本当にためになりました」と帰って行かれたお客さんに対して「暑い中、大変ご苦労様でした」と見送った。そんな訳でワイズでは定期的な大判カメラ教室の他に、マンツーマンによる指導も受付けています。ここだけの話ですがプロカメラマンからの申込もありましたので、皆さん遠慮なくお問い合わせ、お申込み下さい。

中古カメラの扱いには古物商許可証が。

2010年08月26日 | 日記
ワイズでは大中判カメラ機材を中心とした中古品も扱っています。ただ一般の中古カメラ屋さんと違い沢山の中古品は扱っていません。それはワイズで販売する機材のほとんどが新品となるからです。通常の中古カメラ屋さんは協会オークション等で中古品を仕入れ販売致しますがワイズの場合中古品を仕入れる事は無く、お客さんが不要となった機材を委託品としてお預かりし販売するに留まっています。従って販売価格も原則お客さんが決める事になりますので、中には市場価格と比べとんでもなく安い中古機材が出る事もあります。下記のホームページに紹介されていますので時間のある時にでも覗いて下さい。因に中古機材を商売として扱うには古物商許可証が必要となります。中古商売をする場所を管轄する都道府県公安委員会の許可が必要になり、申請の窓口は警察署となります。ワイズでも創業の中央区で申請を行い本郷に移転後に変更申請しています。この申請審査には結構時間が掛かり警察で申請者の古物営業法の欠格事由があった場合はボツとなります(要するに悪い事をしていた人)。また担当者から聞いたのですが会社(法人)の場合は全取締役の審査を行なうので更に時間がかかるとの事でした。ワイズでは法律に則り程度のよい中古機材のみをお預かりし販売していますので安心してご利用いただければと思います。http://www.yscreate.co.jp/shop/used.html

リコーダーのコンサート開催。

2010年08月25日 | 日記
ワイズのお客様にリコーダー奏者の第一人者である吉澤徹さんがいます。ホームページからの略歴を紹介すると「東京音楽大学声楽科卒業。リコ-ダ-を大竹尚之、W.v.ハウヴェの両氏に師事。第5・6回全日本リコーダー・コンクールにおいて優秀賞を受賞。1988年、FM東京 CBS・SONY賞を受賞。又、1988年よりフラウト・トラヴェルソを中村忠氏に師事。リコーダー、トラヴェルソ両面からバロック室内楽と邦人による委嘱作品、及び前古典派の木管フルートによる演奏をも手掛けている」とある。もちろんワイズのお客さんなので大判カメラのユーザーでもある。音楽と写真、両方の芸術をこなすのだから羨ましい。そんな吉澤さんが9月10日に東京オペラシティにて『Le Preferite~お気に入り達~』と題したリコーダーとフラウト・トラヴェルソのオリジナル楽器等を駆使して18世紀当時のロンドンピッチのサウンド(難しい)でコンサートを開催します。興味の在る方はワイズ又は写真の連絡先までお問い合わせ下さい。たまには写真を忘れて音楽の世界を垣間見るのもいいかも知れませんね。因に下世話な話ですが写真のリコーダーは象牙製で自動車1台分の値段とか!(もっと高いのはリンホフ50台分のものもあるとか。リンホフって幾らだっけ?)まだまだ残暑が続きます。皆様ご自愛下さい。

妻恋坂のイタリアンは安くて美味しい。

2010年08月24日 | グルメ
ワイズから妻恋坂を抜け徒歩10分程で秋葉原の街に着く。その途中、妻恋坂の手前にイタリアンの店「サルターレ」がある。このレストラン、妻恋坂の地名をとり私は妻恋坂のイタリアンと呼んでいる。2003年にワイズが本郷に移転して来た時は、確かこの場所はブティックだった記憶がある。なのでこの店がオープンしてから未だ5年位しか経っていない事になる。ただこの5年の内に沢山のファンが出来ていつも繁盛している。私もこの店の料理が好きでワイズの休業日には何回となく訪れた事がある。しかしいつも満席状態だ。昨日、この店の前を通ると珍しく席が空いている。迷わず即入店。このレストランは値段もそこそこで料理も美味い。そしてサービス(感じ)も良い。改めてメニューを見るとランチコースを見付けて、ちょっと贅沢に2980円成りのコースをオーダー。普通のランチコースと違い、魚料理は決まっていたが、前菜、パスタ、肉料理が幾つかの中からチョイスできる。連日30度を超える残暑が続いているので、喉に優しいトマトの冷製スープを最初にチョイス。「火照ったから身体がクールダウンしそうだ。美味い!」次にパスタと迷ったが何年振りかの「リゾット」を口に運ぶ。食べ放題と言う焼きたてのパンを口に頬張る。魚料理はスズキ、そして牛ステーキと続き、とてもランチメニューとは思えない内容だ。締めのコーヒーを飲みながら料理の余韻に浸る。思わずこの内容で「2980円は安い」呟いてしまった。写真は上から店の写真、私が食べた料理を順に紹介している。決してこの店から何ら宣伝料は貰っていないが、ワイズの帰りにでも立ち寄られる事をお勧めします。いや、たまの奥様孝行に良いかもしれない。何せポケットにも優しい美味しい料理だから。

日本の森ワークショップ写真展準備中。

2010年08月23日 | 日記
ワイズでは2001年より指導写真家に石橋睦美さんをお迎えして「日本の森ワークショップ」なる写真展を10年連続開催している。今までに北海道から西表まで約60箇所の日本の美しい森を訪ねた事になる。また毎年写真展も開催し多くの新聞、雑誌等で紹介頂き延べ数万人のご来場を頂いています。そんな撮影会だが「10年一区切り」で来年からは『日本の自然ワークショップ』と銘打って対象を広義に捉え「森」から「自然風景」に変更し開催する予定です。そう言う訳で日本の森ワークショップ最後の写真展が11月4日より富士フイルムサロン・六本木で開催されますが、従来、石橋睦美さんが行っていた写真展の作品セレクト、プリント指示等を「出展者の参加意識を高めたい」との石橋睦美さんからのアドバイスで「写真展委員」が任命され今回出展作品のセレクト業務が行われた。10時集合で15時までの約5時間という長い時間、テーブルの上にライトテーブル2台を並べ場所毎、個人毎に作品をセレクト。写真は左の石橋睦美さんのアドバイスを受けながら作業をこなす写真展委員の皆様です。大変な業務をご苦労様でした。

女性カメラマンは写真も上手い

2010年08月21日 | 日記
先日、全日本写真連盟東京・女性支部の創立50周年記念として「女性だけの写真展」「モノクロームレンブラント展」「女性だけの写真教室卒業写真展」「わいわい写真教室作品展」、佐藤仁重写真展「ニューヨークの街角」、岡島慶松写真展「六本木時代」、「東京写真倶楽部展」等が同時に開催され、プレスセンターにて記念パーティが開かれた。多くの写真家や写真関係会社のスタッフがお祝いに駆けつけ、とても賑やかなパーティとなった。私も時間の都合で30分ほどお邪魔しましたが多くの女性の熱気に圧倒される思いだった。昔は写真と言えば男性の趣味と言うイメージが強かったが近年は女性の趣味のひとつとして認知されている様だ。また作品になると、むしろ女性の感性で男性を凌ぐものも沢山見受けられる。さてこの度、同代表の佐藤仁重さんからパーティ出席のお礼状とともにとても立派なハードカバーの写真集『女性だけの写真教室』をお送り頂いた。中を見てビックリ。感性の良さだけでなく力強い作品も沢山掲載され、どれも男性カメラマンよりカメラと被写体との距離が近い様にも感じられた。女性は写真が上手い。

ワイズ45デジタルアダプター、プレスリリース完了

2010年08月20日 | カメラ機材
昨日、ワイズ45デジタルアダプター《PENTAX645D用》新発売のプレスリリースを投函致しました。ワイズでは一般新聞・雑誌、業界新聞、カメラ雑誌等、約200件のプレスリリースのデータベースを持っています。ワイズの新製品や新企画、写真展開催等の情報をこれらの中から発信内容によりボリューム(数量)を変えて投函しています。「下町・界隈シリーズ」の様な一般の人にも対象となるニュースは200件全数を投函致します。ただ全て投函したと言っても必ず掲載されるとは限りません。中には数紙(誌)のみの掲載に終わる事もあります。また掲載されたかと言って「今回のニュースを掲載しました」と連絡がある事は稀で、以前もたまたま本屋さんで立ち読みしていた雑誌にワイズのニュースが紹介されていたと言う記憶もあります。今回の新製品プレスリリースは大判カメラに装着する中判デジタルカメラ用アダプターで、どちらかと言うとマイナーな製品です。この内容のニュースを一般新聞に発信しても99%掲載は見込めません。そこで今回はカメラ雑誌のメンバーで作るカメラ記者クラブと写真業界紙のみに限定し、20数件と最も少ないリリース数になりました。内容は製品の特長、仕様、発売日、価格、製品写真等にテストレポートを追加しています。掲載された時の効果は絶大です。はたして何誌(紙)に掲載されるか楽しみです。※ワイズニュースを見た会員より予約も頂いています。

「フォトコン」にワイズの記事が載るも・・・

2010年08月19日 | 日記
フォトコン9月号が届きました。ページをめくって行くと「NEWS FILE」の中にワイズの記事を発見。『ワイズクリエイト、ウェブサイト「下町・界隈シリーズ」開設』とある。我がワイズの運営する『界隈』と言うキーワードにより下町を5つの地域に分け、その街の歴史、建造物、飲食店などを詳しく紹介するホームページを二段で紹介してくれている。(ありがとうございます)同シリーズ、本当に好評で多くのアクセスを頂き現在は第三弾の「向島・業平・押上界隈」を制作中です。見ていない方は見て下さいね。GoogleやYahooで「本郷界隈」や「谷中・根津・千駄木界隈」と検索すれば最初の方に出て来ますから。さて、話は変わりますが「フォトコン」誌(元フォトコンテスト)の元副編集長で写真関連会社のジョフィーコミニュケーション社の取締役・宮地敏行さんが8月14日に亡くなってしまった。まだ56才の若さだった。彼とは一緒に釣りや温泉、バーベキューに行った思い出もあり、とても悲しい気持ちだ。自宅のある鎌倉で17日が通夜、18日告別式だったが、仕事の都合で通夜のみのお別れとなってしまった。通夜には多くのプロ写真家、写真業界関係者など60~70人位が集まり彼との別れを惜しんでいた。献花をさせて頂き彼の顔を見たけれどいつもと変わらず優しい顔でまるで眠っている様子だった。鎌倉からの帰り道、自動車の窓から見える月に照らされた夜の海がとても寂しそうに感じられた。さよなら宮地さん。ご冥福をお祈り致します。

あの喜多床「KITADOKO」で散髪するも

2010年08月18日 | 日記
みなさん、夏目漱石や森鴎外、伊藤博文が通った床屋さん「喜多床」をご存知ですか?「喜多床」は、明治4年に断髪令が施行された年に、旗本船越家の四男船越喜太郎氏が本郷に創業した日本で一番古い床屋さんなのです。加賀・前田家正門前に当時では珍しい洋風三階建ての床屋さんで脚光を浴び東京名所にもなったと言います。明治17年に前田邸が東京帝国大学となり「喜多床」は文士・学人らが集まるサロンとしても注目され、前述の夏目漱石や森鴎外、伊藤博文らの他にも徳田秋声、金田一京助らが顧客となっていました。また彼らの作品「吾輩は猫である」「三四郎」「大東京繁盛記」の中でも「喜多床」の名前は登場しています。大正11年には区画整理で丸の内に移転、その後渋谷に移転して現在も営業を続けています。ところが「喜多床」には渋谷の本家の他にもうひとつの「喜多床」があります。船越家の流れをくむ船越荒磯氏が現東京大学構内の御殿下に「KITADOKO」(現在はSOMETHING)を営業していたのです。数年前から御殿下の改築工事により安田講堂脇の建物に構内移転して現在も営業継続中。下の写真を見て下さい。ローソンの左隣の小さなスペースが「KITADOKO」です。一度は利用してみたいと思っていましたが、この度初めて「KITADOKO」を訪れました。「おやっ」入店して店の作りと設備に若干の違和感を覚えました。2人の女性スタッフの説明によると、以前の御殿下のお店は大きなスペースがあったので『理容院』(床屋)として看板を出していたのでしたが、移転してスペースが小さくなり『理容院』としての認可がおりずに『美容院』として再スタートを切ったとの事でした。『理容院』と『美容院』の差って知ってますか?早い話、顔を剃る事が出来るのが『理容院』で剃れないのが『美容院』ですって。何はともあれ初「KITADOKO」を体験しましたが同時に初美容院も体験してしまいました。余談ですが御殿下の改築工事が完成しても、前の場所には戻れないそうです。

人気のipadと秋葉原のiped。

2010年08月17日 | 日記
ワイズから電脳の街・秋葉原迄は歩いても10分程で行ける。いつも使っているパソコンの増設ハードディスクを購入するために久しぶりに秋葉原を訪れた。お盆休みに掛かっているので沢山の人で一杯だ。1.5テラの増設ハードディスクを1万円(安い)で購入後、事務所に戻ろうと裏通りを歩いていると、道端の大きなパラソルの下に人だかりを見つけた。近寄ってみると見慣れた化粧箱がある。「何だアップルのipadだ」と思ったが、「何か変だぞ!」注視するとスペルが違うipadでなく『iped』になっている。パラソルの側に立ちデモンストレーションする販売員の手を見るとipadよりひとまわり小さい『iped』を手にして説明をしている。アイコンもipadに似ているがちょっと違う。因に15000円のこの『iped』の説明を聞いていた30代のお兄さんがその場で購入している。後で調べてみるとこの『iped』は中国製でipadの発売前に当時24000円で販売されそれなりの数が売れたらしい。その後幾つもの『iped』が出回り価格は10000円迄下がるもまた品不足で15000円になったとの事。性能はどれほどか解らないがインターネットや電子書籍を見るには充分との情報もある。ひと昔前コピー品は韓国のイメージだったが、今は中国のイメージが強い。そう言えば日本も昔はコピー品を大量に作っていた時代があったな等と考えながら歩を進めると、またとんでもない光景が目に入る。山積みされたDVDプレーヤーが1台780円と980円とある。複数代台購入すると更に安くなる。ひとりで何台ものDVDプレーヤーはいらないが3台2000円なら買っても良いかとなるのかもしれない。リモコン付きで何でこの値段で売れるんだと思いながら電脳の街・秋葉原を後にした。

竹内敏信写真展とオープニングパーティ。

2010年08月16日 | 日記
8月13日より19日まで銀座のフレームマン・ギンザ・サロンにて竹内敏信写真展「心で撮る日本の風景」の写真展が開催されている。この写真展は竹内敏信さんが日本写真芸術専門学校の校長に就任されたのを記念として、来年にかけて三つの写真展を展開するものでこの第一弾が今回の写真展開催という事だ。第一弾写真展の内容は全て未発表の作品から構成されるもので久しぶりに竹内作品を満喫できた。また同日夕刻よりオープニングパーティが開催されたが、竹内敏信さんのお人柄と交流の広さから多くの方々がお祝いに訪れた。因にフレームマン・ギンザ・サロンに隣接するスペースがメイン会場(写真上)となったが、中央に座る竹内敏信さんに祝いの言葉をかける方々の列が長く続き、同サロンのあるギンザファイブ内の通路にまで人が溢れている状態だった(写真下)。第二弾、第三弾も期待できます。

湯島天神の昼と夜。

2010年08月13日 | 日記
ワイズから徒歩5分程で、学問の神様・菅原道真を奉る湯島天神がある。湯島天神は正月や受験シーズンには全国から沢山の学生達が参拝に訪れテレビ等でもよく紹介されている。東京近郊にお住まいの方なら一度は訪れた事のあるメジャーな神社かもしれない。また土日ともなれば参拝目的ではなく撮影目的のカメラを手にしたカメラマンを目にします。ここはスナップ撮影に最適な場所としても有名で撮影教室の場所となっている時もある。ただ皆さん例外無く湯島天神を訪れるのは昼間の時間帯の様だ。しかし湯島天神にはもうひとつ別な顔がありそれは夜の顔です。写真下は一昨夜の23時の湯島天神です。見事にライトアップされとても幻想的です。残念ながら本堂近くまでは入れませんが参道に入る事は可能で薄明かりの男坂や女坂。東京都内で唯一の優しい光を発するガス灯等被写体も沢山。近くにコインパーキングもありますので一度訪ねてみては如何ですか?この近くには昔から続く有名な食事処もありますのでそのついでにでもどうぞ。

上野・不忍池の蓮。

2010年08月12日 | 日記
久しぶりに上野・不忍池の蓮の花を見た。ワイズから東京大学の龍岡門、鉄門の前を抜け、無縁坂を下ると不忍池が見えてくる。途中無縁坂の講安寺境内のセミの声を聞き、岩崎邸の古い外壁を見ながら坂をゆっくり下るこの行程は森鴎外の「雁」を読んでから特にお気に入りのコースとなっている。そういえば本郷・菊坂に住んでいた樋口一葉が上野の図書館に通ったのも確かこの道だったと記憶している。時代は変われどこの無縁坂に思い出を持つ人々の数は決して少なくは無いと想像する。不忍池に出ると池畔の木々にとまるセミの声が更に合唱隊の様に大きく聞こえる。池を見ると蓮の葉がじりじりと照りつける太陽を一身に受けるかの様に天に向かって大きな葉を広げている。そんな葉の陰から蓮の花が遠慮がちに顔を出している。色の表現は苦手だが赤色と橙色と白色の絶妙なグラデーションが目に心地良い(果たしてこんな色なのか?)。思わずカメラを取り出し撮影していると周りの観光客(?)も携帯電話を取り出して思い思いに撮影をしだした。皆、蓮の花と葉の美しさに感動している様子だが簡単に携帯電話で日常を記録できるようになった現代に何故だか違和感を覚えた。森鴎外も樋口一葉もこの不忍池の蓮を見ていた筈だ。はたして二人はこの蓮をどのようにして記憶していただろうか。ただ確実に言える事はこの蓮を表現する手段、方法は今の人と比べ格段に優れていたと言う事だ。更に日差しが強くなったと感じる。さーて、そろそろ事務所に戻って仕事をしよう。