大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

明治の灯り「本郷館」解体される。 

2011年08月31日 | 日記

今月初めのブログで紹介した明治時代の木造3階建ての「本郷館」のほとんどが解体されてしまった。明治に建築された高級下宿「本郷館」は東京大学(帝大)の近くと言うこともあり、二葉亭四迷・宇野浩二・徳田秋声など多くの文人や学人などが住んだ歴史ある建物で現存する木造3階建ての家屋としては最古とされていた。また近年でも歴史を愛する若い人(東大生等)からの入居希望もあったと聞く。ただ安全性の問題などから入居が不可能となってしまったのが解体の理由とされている。本郷館解体の報に多くの人から移築保存の希望もあり、私も個人的には移築希望であった。ただ今回解体された本郷館のあまりもの大きさ(規模)を目の当たりにし、素人ながら「これは移築保存は無理!」を実感した。この本郷館が建築されたのが明治38年だから今年で106年になる。部屋数70室で1人が4年住んだとして1900人弱の人々の歴史(人生)がこの「本郷館」に凝縮されていたのだと思うと解体された建物の残骸を見ながら複雑な気持ちになってしまった。


リンホフマスターテヒニカのゴールド登場!

2011年08月30日 | カメラ機材

高島屋で開催されていた「新宿クラッシックカメラ博」が29日で終了致しました。日本リンホフクラブとワイズクリエイトが共同企画した大判カメラ関連のイベントも大盛況!大成功!で、このデジタル全盛の時代に究極の銀塩カメラである「大判カメラ」の存在をクローズアップさせたのではとも思っています。さて今回のカメラ博を見て回りましたが、私なりにその中で一番印象に残ったカメラを紹介したいと思います。それはあるブースのショーウインドウに鎮座していたリンホフマスターテヒニカ(距離計付)のゴールドモデルです。普通ゴールドというとキンキンキラキラの金色を想像するのですが、このリンホフは渋い光を放つ重厚感ある金色なのです。価格はアポジンマー150mmのゴールド仕様レンズが1本付いて735,000円也。更にこれもゴールド仕様のスーパーアンギュロン90mm、ジンマーS210mmの2本で525,000円ですから、両方足して1260,000円と言う事になります。如何ですかこんな素晴らしいリンホフで撮影していたら注目の的ですよ。


アクアラインで地魚寿司を食べに!

2011年08月29日 | グルメ

昨日の8月最後の日曜日は久しぶりに自宅でゆっくりしようと思いソファーに横になりながらテレビのチャンネルを廻した。すると番組の中で地魚を中心に扱う美味しそうな寿司屋の紹介があった。丁度昼前だったので無性にお寿司が食べたくなりインターネットで地魚を扱う寿司屋を調べた(テレビの影響力は凄いですね・・・・)。それから1時間半後には房総半島の保田漁港の近くの寿司屋のカウンターに座っていたのだ。東京と千葉を結ぶアクアラインの開通で房総半島へ1時間もあれば行く事が出来るのです。更に通行料金がETC割引で通常3000円が800円になっているので懐にも優しい。そんな訳で久しぶりに房総半島の地魚寿司を満喫した。訪問したのは内房線・保田駅から徒歩数分の「らかん寿司 松月」と言うお店。地元で獲れる魚介類を中心にした寿司を提供してくれるが今回は写真の地魚寿司(2000円)をオーダー。見た目に派手さはないが東京では食べられないネタであった。そして大変美味だ。またサザエの天ぷらが珍しいとのことでこれもオーダー(1050円)。想像していたコリコリした堅めの食感ではなく柔らかく、それでいてサザエ本来の味が凝縮されている。これまた美味い。16時には自宅に戻っていたので、本当にアクアラインを利用してお寿司を食べに行っただけであったが、たまにはこんな行動パターンも良いのでは納得の昼食であった。

らかん寿司 松月 (らかんずし しょうげつ)
千葉県安房郡鋸南町保田66
0470-55-1004

 


新宿クラッシックカメラ博イベントは大盛況!

2011年08月28日 | 日記

27日は新宿高島屋で開催されている「新宿クラッシックカメラ博」の併設イベントが開催された。イベント内容は13時から吉野信先生による大判カメラ講演会。そして14時からが日本リンホフクラブのインストラクターによる大判カメラ体験教室だ。吉野信先生の講演は大判カメラとの出会いから現在どの様な被写体を撮影しているか?大判カメラの魅力?などを解り易くお話しいただいたが、多くの来場者は吉野信先生の発する一語一句に興味深く耳を傾けていた。大判カメラ体験教室は(1)パンフォーカスアオリ(2)形の修正アオリ(3)接写のテーマに3つの撮影コーナーを用意。これを10名のインストラクターが受け持ち、来場者に対し実際に大判カメラを使用して撮影してもらい更に自分で撮影したインスタントフイルムの作品を持参頂こうというものだった。写真を見て頂ければお解りになると思いますが、これまた大盛況で大判カメラに興味のある方々がこんなに多いのにはビックリするほどで3コーナー全てに列が出来るほどであった。デジタル全盛の時代に大判カメラのイベントにどれだけの人が集まるか多少の不安があったが・・・大盛況に胸をなで下ろすと共に今日はゆっくり眠れそうです。


江戸の起点は日本橋。日本橋の道路元標は・・・。

2011年08月27日 | 日記

今日も日本橋の話です。皆さんご存じの通り日本橋の上には首都高速道路が通っています。そもそもこの高速道路ですが1964年の東京オリンピック開催に向けて造られた道路ですが、この光景はお江戸日本橋から続く景観を壊しているという声が上がり、小泉首相の時代に有識者が集まり「日本橋景観再生」と銘打って高速道路を地下に移設し景観再生をしようと方向性が示されました。ところがこの費用が4~5000億円かかるとも言われています。果たして日本橋の景観はどうなる事やら・・・?話は若干それますが、皆さん日本橋には明治時代に定められた道路原標なるモノがあるのをご存じですか?要するに東京(日本)の道路起点となるもので東京の道路のおへそ(中心)と理解下さい。この日も日本橋の「日本国道路原標」と記されたモニュメントの前で数人の人が集まり「ここが道路に起点だ!」「ここが日本の道路の中心点!」等と話していました。ところがです皆さんこのモニュメントをよく見ると「道路原標複製」とあります。皆さん見逃してしまうのですが実はこれは道路原標のレプリカなのです。それでは本物は何処にあるかというと写真様に日本橋中心の道路に埋設されていたのでした。きっと道路の真ん中ではこれを確認しようとする見学人が危険と言ことでレプリカを造ったと思います。今度皆さんも注意してみて下さい。因みにこの道路原標の文字は元総理大臣の佐藤栄作さんによるものだそうです。何につけ新旧混じった日本橋は今注目ですよ!


日本橋の「だし場」は「DASHI BAR」?。

2011年08月26日 | 日記

昨日の続きで日本橋界隈ネタです。コレド室町の1階に「日本橋 だし場」なる店がある。ちょっと言葉をひねっているのだろう「DASHI BAR」との表示もある。実はここ有名な「日本橋にんべん」の直営店舗で「一汁一飯」をテーマに、かつお節だし、汁物メニュー、かつぶしめし、おにぎり、惣菜と幅広いメニューを提供し、日本型食生活(鰹節から始める健康生活)の提案を勧めている店だったのです。 特にカウンターで売られている出し汁(写真)に注目です。100円を払うと紙コップに注がれた出し汁を購入できます。この出し汁はかつお節の香り漂うとても美味しい汁なのですがかつお節以外の味は付いていません。テーブルに置かれた醤油と塩水をこれに足して自分で味を作るのでした。因みに「にんべん」の東京・日本橋の店舗は元禄12年(1699年、江戸時代)に戸板を並べて鰹節と塩干類の商いを始め、明治・大正・昭和・平成と時代と共にその姿を変え、室町地区開発に伴い平成22年10月に新たに「コレド室町」ビルに新店舗を開設したそうです。変わりゆく日本橋界隈ですがやはり老舗の味は守られ、伝承されていたのでした。話の種に一度お訪ねし試飲してください。


変貌するワイズ創業の「日本橋界隈」。

2011年08月25日 | 日記

ワイズクリエイトが創業したのは1999年だ。日本橋小舟町のオフィスビルの1階に店舗とオフィスを借りてのオープニングだった。思い起こすと会社登記が11月でオフィス・店舗オープンが12月だったが年末の忙しい中、多くのお客さんや業界関係者がお祝いに訪れてくれた。あれから約12年が経とうとしている。本当にあっという間の年月の経過だった。2003年に本郷に移転したので日本橋時代は4年になるが、創業時の苦労で年間の休みは正月と盆の6日だけで残りの359日は夜遅くまで働いていた。夜遅くなるとオフィスの床に段ボールを敷きシュラフにくるまって寝た事も何日もあったし夜の中央区全域を自転車に乗りチラシのポスティングをした事も昨日の様である。苦しかったが懐かしき日本橋時代である・・・。そんな訳で今でも日本橋界隈を通ると不思議な気持ちのなってくる。ただこの12年で日本橋界隈は大きく変貌した。「日本橋再生計画」なるもので大きなビルが沢山建ってきてもいる。コレド日本橋。コレド室町。YUITO等がその例だ。そう言えば12年前は日本橋三越も今の様にオシャレな感じではなかった。日本橋を久しぶりに歩いていろいろな事を想い出した1日だったが今、日本橋は確実に老舗の集う古い町からオシャレな町に生まれ変わろうとしている。


菊池哲男写真展「白馬岳 自然の息吹き」。

2011年08月24日 | 日記

菊池哲男さんから写真展のご案内を頂いた。菊池さんのホームページに記載のプロフィールを拝見す「菊池哲男・山岳フォトグラファー」とある。本文をそのまま引用すると「1961年東京生まれ。立教大学理学部物理学科卒。好きな絵画の影響から14歳から独学で写真を学び、20歳の頃から山岳写真に傾倒する。カメラマン兼ライターとして雑誌の同行取材や作家として撮りためた作品を『山と溪谷』『岳人』等の専門誌やカレンダー、ポストカード等に発表。2001年には月刊誌『山と溪谷』表紙撮影を1年間担当する。1999年、北アルプス白馬岳・唐松岳の四季と題した写真集『美しき山稜』(アドミックス)、2005年に『白馬 SHIROUMA』、そして2008年には『山の星月夜 -眠らない日本アルプス-』(小学館)を上梓し、同名の写真展を各地で開催。また山岳スキーの分野でもヨーロッパアルプス最高峰モンブランを始め、モンテローザやオートルートそしてカナダ・ロジャースパスなど国内外で約300ルート以上を滑降して取材を行う。著書に『スキーツアー』ほか『バックカントリースキー&スノーボード』(山と溪谷社)、『ハイグレード山スキー』(東京新聞出版局)、『日本10名山』(東京新聞出版局)、「決定版日本百名山」『日本雪山登山ルート集』『YAMAP日光・那須・谷川』(ともに山と溪谷社)など共著多数。」とある。これは立派な経歴で紛れもなく山岳フォトグラファーと理解する。因みに今回の写真展と同名の写真集(3780円)も6月24日に山と渓谷社から発行している。第一線で活躍するプロカメラマンのオリジナル作品を直接見る機会は滅多にないので是時写真展にお出かけ下さい。菊池さんも会期中は数日を除き会場アテンドしているようです。

2011年8月26日~9月8日
富士フォトギャラリー新宿
東京都新宿区新宿1-10-3 太田紙興新宿ビル1F
TEL:03-5368-2530


新宿クラッシックカメラ博の搬入が終了。今日からスタート!

2011年08月23日 | 日記

昨日は新宿クラッシックカメラ博の搬入日だった。何度もお伝えしているように日本リンホフクラブとワイズクリエイトが今回のカメラ博イベントに協力しているので、日本リンホフクラブ写真展への出展会員が17点の作品を持ち込み写真の様に展示作業を行った。今回の会場は新宿高島屋の11階の催事会場でカメラ出展業者がシューケースの中にクラッシックカメラを飾り付けている傍らでの作品展示作業だったのでクラブ会員もカメラ機材が気になるらしくショーケースの中を覗き込んでもいた。因みにこのクラッシックカメラ博の売り上げは軽く1億円を超えるとも言われているので、如何にクラッシックカメラに興味のある方が多いかを理解が出来る。また先日開催された出展業者説明会で「今回は日本リンホフクラブ協力のイベントがあるので、販売商材も大判カメラ関係を意識して出展して欲しい」との主催者要望が出されたとの噂も聞く。程度の良い機材があるかもわかりませんので大判カメラファンの方は是非会場に足をお運び下さい。また大判カメラの撮影に興味のある方は27日(土)に開催の「大判カメラ体験教室」にも参加下さい。


東大生と共に明治から「食堂もり川」。

2011年08月22日 | グルメ

東大・安田講堂を背にして銀杏並木を抜け東大正門をくぐると、本郷通りに出る。斜め前に本郷郵便局を認めその路地を入った数十メートル先に「食堂もり川」がある。「食堂もり川」は創業100年を超えていると言うとても歴史在る老舗の食堂だ。看板には「東大生と共に明治から」と記され、その立地場所から昔から東大生の行きつけの食堂として人気がある。通常人気のある食堂の理由は、量が多い、安い、美味いなどがあるが、ここ「食堂もり川」ではこれらの理由を全て満たしているのだ。先日あるテレビ番組で、この食堂の海鮮丼はとても美味いと放送されていたが、学生の通う普通の定食屋で海鮮類が美味いわけがない?と半信半疑の気持ちで入店しオーダーしたのが写真の海鮮丼定食だ。まづビックリしたのが寿司屋と比べても遜色ない、いやそれ以上のネタの新鮮さと盛りの良さである。更に付け合わせにおでんも付いて1000円とはとても良心的と言える。隣の人は「煮魚定食」を注文していたが大きめな煮魚が2匹も付いて880円であった。本郷にワイズが移転して7年にもなるが初めて噂の「食堂もり川」に入店したがこれからは頻繁に行くことになると思うお店であった。

食堂もり川
東京都文京区本郷5-30-16
03-3811-1819

 


「恐竜博2011」国立科学博物館にて開催中。

2011年08月21日 | 日記

毎年、夏休みに合わせて上野の国立科学博物館にて開催される「恐竜博」が今年も開催されている。何でも夏休み期間中は入場待ちの子供たちで列が出来て1~2時間待ちも当たり前との事。今回は丁度、閉館1時間前で即入場できるとの事で思わず1500円を払い入場してしまった。子供の頃には一時恐竜に興味があったが恐竜マニアでも何でも無く、せいぜい恐竜の名前を4~5種言える程度である私のとっては珍しい行動であった。入場看板に「恐竜博2011では、恐竜の中で最も人気のある2大スター、ティラノサウルスとトリケラトプスの競演をはじめ、最近5年間の恐竜研究の最重要点を紹介します。まだ知られていない恐竜の真の姿をご覧いただける絶対に見逃せない恐竜博です。」とあった。ティラノサウルスとトリケラトプスの名前は知っているが全身復元骨格など見た事が無く入場直後に興味の度合いは急上昇する。フラッシュ撮影は不可だが通常撮影はOKなのでデジタルカメラを取り出し撮影したのが紹介写真です。雰囲気だけでも実感してください。それにしてもこんな暗い場所でもそれなりに写るデジタルカメラの性能に改めて感心します。やはり銀塩フイルムとデジタルは用途のよって使い分けるのが最善と再認識。因にこの恐竜博は10月2日まで開催中です。興味の在る方はお出かけください。

恐竜博2011
国立科学博物館 (東京都台東区上野公園7-20)
2011年7月2日(土)~10月2日(土)
一 般・大学生:1,500円 / 1,200円
小・中・高校生:600円 / 500円


大判カメラ体験教室の予行演習を実施。

2011年08月20日 | 日記

何度かこのブログで紹介していますが、高島屋デパートで開催される「新宿クラッシックカメラ博」に日本リンホフクラブとワイズクリエイトが協賛をして写真展、セミナー、写真教室の3つのイベントを企画しました。この中の写真教室が27日(土)に開催予定の「大判カメラ体験教室」です。大判カメラの撮影の楽しさ、アオリについて等を実際に体験してもらおうと会場に大判カメラ撮影セットを(1)パンフォーカスアオリ(2)形の修正アオリ(3)接写のテーマに3コーナー用意し来場者に大判カメラを体験してもらおうと言うものです。そこで昨日は本番を前にして担当するインストラクターが10名集まり予行演習を行いました。大判カメラ撮影を、より理解してもらおうと各々持ち寄った被写体を撮影台に並べては「あれが良い。これが良い。」と協議し当日の被写体がめでたく決定しました(お楽しみに)。参加したインストラクターも風景撮影には慣れているのですがテーブルフォトとなると話は若干違います。それでも数時間みっちり予行演習を行いましたので自信を持って当日を迎えられそうです。

「新宿クラッシックカメラ博」
8月23日~29日
新宿・高島屋11階催会場
(1)日本リンホフクラブ写真展「日本の輝ける風景」
  8月23日(火)~27日(土)
(2)吉野信・大判カメラセミナー
  8月27日(土)13時~14時
(3)大判カメラ体験教室
  8月27日(土)14時~16時


東大・三四郎池のカワセミ。

2011年08月19日 | 日記

いや~っ暑い日が続きますね。何でも昨日は今夏最高の気温だったとか。私のようなデブは特に暑さが苦手で困り果ててしまいます。そんな暑い中、出先から東大構内を抜けてオフイスに戻ってきましたが、少しでも涼しい所を歩こうと三四郎池の森を抜けると数人の望遠レンズを構えたカメラマンが居ます。何を狙ってカメラを構えているのかとレンズの向いてる先を目を凝らして見ていると・・・。「あっ!カワセミだ!」池畔の杭の上に確かにカワセミがとまっています。独特な青色の羽で私でもカワセミである事が理解できます。持参のコンパクトデジカメを取り出し5倍ズームの倍率を上げて撮影したのが上の写真です。さすがにコンパクトデデジカメでは解りづらいので写真に矢印を記しました。それでも分かりづらいので、その写真を更に拡大したのが下の写真です。何となくカワセミをお楽しみ頂けると思います。それにしても都心に在るのに東大構内ではいろいろな鳥や動物を見る事が出来ます。つい先日もハクビシンを目撃しました。ただそれらを見る(発見)と「まだまだ東京にも自然があるのだ!」と落ち着く気持ちです。皆さんも是非、東大・三四郎池をお訪ねください。なかなか良い場所ですよ。


念願だった神楽坂の「ばらちらし」を食す

2011年08月18日 | グルメ

先日、椎名誠さんのトークショーに参加するために神楽坂を訪れた。トークショーの開始が19時からなのでその前に夕食を食べてしまおうと入ったのが「神楽坂 二葉」と言う寿司屋さんだ。以前からこの店のある食べ物を食べたいと思っていたので、好都合とばかりの入店だった。その食べ物の名称は「ばらちらし」だ。何でも昭和42年からメニューに取り入れ多くの食通ファンを掴んでいると言う。「ばらちらし土曜サービスコース(3500円)」をオーダーすると、前菜~茶碗蒸し~揚げ物~ばらちらし(みそ汁付)~デザートの順でテーブルに運ばれてくる。どれも小粋な街・神楽坂らしく、また夏の暑い日に合わせた料理なのだろう涼を呼ぶ素材の盛りつけで目をも楽しませてくれる。本命の「ばらちらし」はマグロ、イクラ、たこ、穴子、椎茸、玉子等がちりばめられており口に運ぶと食材の繊細な組み合わせと味付けが何とも言えずに「美味~い!」。因に平日のランチメニューは「ばらちらし」だけで1500円と手軽に食べられお得だ。美味しいものを食べて、楽しいトークショーに参加する。私にとって至福の時と言える。

神楽坂 二葉
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂3-2 Kビル1F
03-3260-0853

補足ですが本日お立ち寄り頂いたお客さんから「大判カメラ日記」を毎日読まれていて、特にグルメ編が面白いとメッセージを頂いた。更に読むだけではなく紹介されたお店にも立ち寄っていただいているという。因に今日は「ステーキしのだ」でカレーステーキを食べてきて、数日前には天神下の「ぶどうパン」を沢山購入されたと聞いた。現在このブログのアクセスは1日1000件を超えていますので、それなりの影響力(?)があるのだ!と自分でも感心してしまった。これからもいろいろな情報を心を込めてお届けしたいと思います。


三軒茶屋のめちゃくちゃ美味しいかき氷!

2011年08月17日 | グルメ

昨日は三軒茶屋のオーダーメイドカバン屋さんの事を書きましたが、今日も同じ三軒茶屋ネタです。カバン屋さんから駅に数分戻った場所にあるのが、かき氷専門店の「氷工房 石ばし」だ。古い2階建てのお店は2階部分に簾が掛かり、1階の店先には裸電球が灯り、昭和初期、中期を思わせるレトロな感じが漂います。来店者の途切れる事は無く、店の前には常時列が続いている。並ぶ事はあまり好きではないのだがタイムスリップしたような雰囲気が心地よく列の後につく・・・。順番がきていざオーダーとなりかき氷機の前で改めて昔ながらのかき氷機に感心してしまう。何でも戦前からのものを大事に使っているという。「氷あずき」とオーダーしたのが写真中だが、盛りも器も昔食べたかき氷そのままだった。一口分をスプーンで取り分け口に運ぶ。「めちゃくちゃ上手い!」何なんだろう、天然氷を使っているから?かき氷機が良いから?雰囲気が良いから?などいろいろな事を考えるがなにしろこんなに美味いかき氷は何十年ぶりだろう。たかがかき氷と侮る事なかれ絶対に美味いかき氷を食べに三軒茶屋を訪問ください。

氷工房 石ばし
東京都世田谷区三軒茶屋1-29-8
03-3411-2130