くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

機械仕掛けの青い鳥(50)

2019-05-20 20:34:27 | 「機械仕掛けの青い鳥」

「うっ――」

 目の前が、真っ白い光に包まれた。
 あれっ……。勢いに乗った足をあわてて止めると、そこは、人々が行き交う見たことのない街の中だった。
「あれっ?」
 と、ソラはすぐに後ろを振り返った。たった今まで走っていたはずの水路が、跡形もなくなっていた。かわって、地下駐車場の出入り口が、大きく口を開けていた。
「――なんだよ、これ」明かりの灯る駐車場を見ながら、ソラはつぶやくように言った。
 と、ウミが後ろで、大きな声を上げた。

「見て、お兄ちゃん。青い鳥――」

「えっ」
 あわてて向き直ったソラが、ウミの指さしている先を見上げると、濃い青空に浮かぶ雲の間に、小さな鳥の姿が見えた。
「追いかけなきゃ――」
 どこか半信半疑なソラに構わず、ウミが通りを走り始めた。
「ちょっと、ウミ、待てったら……」
 ソラはとっさに手を伸ばし、ウミの腕を捕まえようとしたが、服にさわることもできず、ウミの背中が、あっという間に小さくなっていった。
「待てってば、ウミ、勝手に動き回るなよ」
 街をゆく人々の間を縫うようにして、二人は青い鳥を追いかけていった。夢中になっていた二人だったが、次第に距離が開き、青い鳥の姿がとうとうビルの陰に消えしまったところで、ぜえぜえと息を切らせながら、あきらめたように足を止めた。
「なにかあったのかな」と、ソラは車が行き来している道路を見ながら言った。
 四角いボードが、投げ捨てられたように何枚も落ちていた。短い言葉が、勢いを感じる字体で、ボードの一面に大きく書かれていた。ただ残念ながら、ソラにはどんな意味の文字が書かれているのか、わからなかった。しかし、力強く書かれた文字は、なにかを訴えているのに違いなかった。
「ここ、どこ……」
 ウミはソラの隣に来ると、あらためて周りの様子を見回した。
 ウミの言葉にはっとしたソラも、思い出したようにぐるりと周りを見回した。
 二人は、めぐらせていた頭を戻すと、互いに顔を見合わせた。
「イヴァンが言ってたよね」と、ソラは思い出しながら言った。「青い鳥って、時間を越える能力があるって……」
 こくんとうなずいたウミの後ろから、黒い警棒を持った警察官が一人、のっしのっしと歩いてくるのが見えた。
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よもよも

2019-05-20 06:11:52 | Weblog
やれやれ。

朝から鼻かむのにいそがしくて、

ため息XXX

それにしても、

週末になって北海道はバカ晴れたけど

南の方じゃ大雨で、

ニュース見ると生きた心地がしないわ。。

ここんとこ毎年大きな自然災害起こるけどさ、

まだ半年過ぎてもいないのにこれだよ。。

これから台風だ何だって厳しい季節がくんのにさ

先のこと考えたら気が重いわ・・・。

今年こそ、穏やかに過ぎてほしいなぁ。
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