「般若心経」より
不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中無色
半紙
枇杷の図
東園載酒西園酔
摘盡枇杷一樹金
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枇杷の実を頂いたので、絵にして
何か枇杷のこと詠んだ詩はないかとネットで探したら
こんな詩がありました。
初夏游張園 初夏張の園に游ぶ 戴復古
乳鴨池塘水浅深 乳鴨の池塘 水は浅深
熟梅天気半晴陰 熟梅の天気 晴陰半ばす
東園載酒西園酔 東園に酒を載せて 西園に酔ひ
摘尽枇杷一樹金 摘み尽くす 枇杷一樹の金
鴨の親子が泳いでいる池は、浅いかと思えば深いところもあって
梅の実が熟しはじめたこの季節、天気は晴れるかと思えばまた曇る。
庭の東で酒を船に乗せ、庭の西で酔っぱらい、
金のような枇杷の実を、全部摘み取ってしまったよ。
身閑詩有味
水静月無波
半紙
コーヒー染めの紙に
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出典は不明。
長閑な気分で書いた詩には味がある
静かな水面に映る月は波に邪魔されずにきれいに見える
といったところでしょうか。