寒青
半紙
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昨日、車のラジオで、亡くなった高倉健について板東英二が語っていたのですが
その中で、彼が高倉健の著書「旅の途中で」の中に書かれていた言葉として
紹介していたのが、この「寒青」という言葉でした。
追悼の気持ちで書いてみました。
高倉健の言葉は以下の通りです。
中国語で何と発音するのか知りませんが、
漢詩の中の言葉で、「冬の松」を表すそうです。
凍てつく風雪の中で、
木も草も枯れ果てているのに松だけは青々と生きている。
一生のうち、どんな厳しい中にあっても、
自分は、この松のように、
青々と、
そして活き活きと人を愛し、信じ、触れ合い、
楽しませるようにありたい。
そんなふうに生きていけたら……。
とても好きな言葉です。
新潮文庫「旅の途中で」