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一日一書 1001 送元二使安西・王維

2016-09-30 17:04:22 | 一日一書

 

王維

 

送元二使安西

 

半紙

 

 

  送元二使安西

 

渭城朝雨浥軽塵 

客舎青青柳色新 

勧君更尽一杯酒 

西出陽関無故人 

 

 

  元二の安西に使いするを送る

 

渭城(いじょう)の朝雨(ちょうう)軽塵(けいじん)を浥(うるお)す

客舎(かくしゃ)青青(せいせい)柳色(りゅうしょく)新たなり

君に勧む更に尽くせ一杯の酒

西のかた陽関を出れば故人無からん

 

 

 

唐の時代、友人が旅に出るときには

渭城(長安の対岸にあった町)まで見送る風習がありました。

そこの宿屋で一泊して、酒を飲んだわけです。

「西」とは「西域」のこと。

辺境の地へ旅立てば、無事帰れるかどうかも分からなかったわけです。

「陽関」とは西域への関所、「故人」とは古い友人の意です。

 

 

 

 

 

 

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