今日は、家でゆっくりと思っていたのですが
天気がよいので、家内と一緒に出かけてきました。
行き先は、浦賀。
ただ、京急で三浦方面へ行きたかったので。
あまり、下準備もせずに行きましたが
浦賀は、歴史的に有名な地。
いろいろと面白かったです。
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京急浦賀駅。
昔は、ここが京急の南のただひとつの終点でした。

浦賀ドックの塀。
この塀の左側がドックです。
年代を感じさせるレンガがいいですね。

叶神社。
これは西叶神社。
対岸に、東叶神社があります。

願いが叶う、ということでしょうね。

で、願意の絵馬。
「叶」の文字が鮮やかです。
こういう「願い」もあるんだなあ。
かわいいもんです。

叶神社の境内から。
海が見えます。

叶神社の先に、愛宕山公園があります。
昔は、浦賀園と呼ばれた横須賀市内最古の公園だそうです。
アーチの真ん中には「浦賀園」と書かれています。


急な階段がえんえんと続きます。
頂上付近に、与謝野鉄幹と晶子の歌碑が。
二人が、昭和10年、3月3日、
観音崎・浦賀・久里浜を吟行したときに詠んだ歌だそうです。
ただ、その時、鉄幹は、寒さで体調を崩し、肺炎のため、その月の26日に亡くなったとのこと。
何だか、気の毒になりました。
ちなみに、歌は
黒船を怖れし世などなきごとし浦賀に見るはすべて黒船 鉄幹
春寒し造船所こそ悲しけれ浦賀の町に黒き鞘懸く 晶子
鉄幹の歌は、なんか、よくないなあ。
何だ、浦賀に来たら見る船はみんな黒船じゃないか。
時代は変わったもんだ、ということでしょうか。
当たり前すぎて、面白くない。
座興に詠んだ歌でしょう。
こんな歌を碑にされて、鉄幹も、汗、かもしれませんね。
晶子の歌もいまいちよく分からないし。
「浦賀の町に黒き鞘懸く」ってどういう意味なんだろう。

こちらは、中島三郎助の招魂碑。
明治2年、函館の五稜郭での戦いに参加した
浦賀奉行所与力、中島三郎助親子が、戦死。
その栄誉をたたえて、その23回忌に建てられた碑とのこと。
篆題(上の方にある大きな字)は、榎本武揚の書だそうです。
へ~、と感心。

浦賀の渡し。
向こう岸まで、船が出ています。
料金は大人150円。
安いのか、高いのか。

船は、意外に立派です。

船の上から。
真ん中に見えるのが、浦賀ドックでしょう。
5分もたたずに向こう岸に到着しました。
もう少し乗っていたかったなあ。

京急の堀ノ内駅。
左側に行くと、浦賀に至ります。
この線が、最初にあった京急線です。
右側からやってくるのが、三浦海岸方面から来た快特。
ここで合流です。
観音崎まで行こうかと思っていたのですが
疲れてしまい、諦めました。
何事も、ほどほどが肝心ですね。
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カメラ:OLYMPUS OM-D E-M5
レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm 1:3.5-6.3