プルサーマル計画を憂慮する有志の会

原発問題に関して投稿します。

今夏0.4%の電力余り試算

2012-05-14 15:38:31 | 日記
 (買い物帰りに本屋で某『週刊ポスト』を立ち読みしたところ、)昨年の夏の菅政権当時に、原発がゼロになった前提で電力需給の試算がなされ、中間的な数字で0.4%、最大で6%の電力が余ると報告書が出ていたそうです。

 また、今年度の原子力関連予算約5,800億円には、電力供給(増加)対策の予算も含まれていたとか。(同週刊誌によれば)例えば、日立の(小型)ガスタービン発電機に全予算をつぎ込んでいれば、約1,740万kWもの発電量を加算することができており、(万歩譲って電力が不足したとしても)ゆうに電力は足りる、どころか今夏は余裕で余っていたのです。

 余るのが分かっていたから、その予算を電力供給対策に使わなかったのか(分かりませんが)、どうもその巨額の予算は、やはり太陽光発電などの天下り先への補助金としてばら撒かれたとか、金が回ればまた新たな利権が生まれ、天下り先も増えるというもので、どうやっても、この「利」のシステムが変わる様相は見えてはきません・・・(ちなみに、橋下さん持論の統治システム-最初は小沢さんが言い出したそうですが-(このマスク)を変えたとしても、この「利」のシステムが変わることはありません・・・)

P.S. あと、東電をきちんと破綻処理すれば、債権や引当金等で約9兆円が捻出できるそうです。これまで安定的に高い金利で電力会社に貸し付けてきた金融機関は、債権を放棄して、その投資リスクを「自己責任」として引き受けるべきなのです。(高配当を受け続けてきた株主もそうです)破綻した東電を生き残らせようとするから、結局、電気使用者や国民に重い負担が掛かるのです。まあ、それがこの世の「利」のシステムだと言ってしまえば、身も蓋もありませんが・・・

P.S.2 過酷事故を起こした、米国からプレゼントされた「MarkⅠ」(「MarkⅡ」)ですが、地震や津波に弱いので、米国では西海岸には設置していないそうです。また、量産型の同原発は、格納容器も小さく、水素爆発の危険性も高かったとか。そんなことは最初から分かっていたことで、それでも尚、原爆(原発)が欲しかったのでしょう。(私も非常に愚かな人間ですが、)原爆を落とされた国が、その敵国から悦び勇んで原発(原爆)を受け取るとは・・・こうやって人間は、はどこまでも、またいつまでも、愚かなままで歴史を刻み続けるのでしょうねえ・・・

by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成24年5月14日)

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