今後屋久島に行かれる方に、わたしが思ったことが少しでも参考になればと思い、いろいろ書き連ねてみたいと思います。
事前にこんな情報あったら知っていたかったのに…ということが結構あったので、初心者として思ったことがどなたかの旅の事前調査のお役に立てれば幸いです。
まずは宿。
わたしが最終的に民宿いっぱちさんに決めた理由は
・安房にある
縄文杉登山を前提に考えていたら、安房泊がおすすめです。
他の集落でもガイドさんを頼んである場合は宿までお迎えに来てもらえる対象集落もありますが、それでも早起きしなければいけないことには変わりません。
朝(それもまだ明けてないくらいの早朝)の30分や一時間は、大きいですよね! しかもこれから一日登山なんて日ですから。 体力温存・睡眠大事!
朝だけでなく、帰りも、安房だったらシャトルバスを降りてから30分以内くらいで宿まで帰れます。
早くお風呂入りたい! 早くバタンキューしたい! 早く靴脱いでごはん食べたい! って思うので、近いって重要。
ただ、JRホテル屋久島の屋久島温泉は本当に最高だったので、ここに宿泊したら縄文杉さまに逢ったあとあの温泉に浸かれると思うと、それはそれで捨てがたい…。
(日帰り入浴は時間が間に合わないかもしれないですから。)
・相部屋なし
ひとり宿泊でも相部屋なしなのか、相部屋になってしまうのか。
わたしは知らないひとと同部屋ではちょっとくつろげないので、これは重要でした。
相部屋OKなら、一泊¥2,500-とかの素泊まり民宿でもいいのではないですかね。
・二食付・夕食付・朝食付が選べる
食べ歩き好きのわたしとしては、外食もしたかったのです。
しかも、郷土料理的なものも食べたかったしお酒も飲みたかった。
旅行中のプランを考えたときに、「この日は宿で朝ごはん食べたいけどこの日はいらないな…」というのが出てきたので、二食付しかない宿よりは選べた方がよいかと思います。
普段朝ごはん食べないという方も、旅先の朝ごはんて多いですからないならない方がお昼ごはんを全力で楽しめるかもしれないですし。
そして連泊するからには日替わりでいろいろなもの食べたい! 連泊のひとはメニュー変えますって明記されてるのもよかったです。 明記されてないと、万が一代わり映えしないメニューでもこっちの落ち度ですからね。
あと、結局お夕飯は外食にしなかった(散歩亭さんは除く)のは、ひとりで外食だと居酒屋さん行っても注文できる(食べきれる)メニュー数が限られるな…というのが大きかったです。
その点民宿のごはんなら、観光客向けメニューをちょびちょびいろいろ出してもらえるなと思ったので。
外食だと行き帰りが億劫だったってのもあるんですけどね(笑)。
・散歩亭プランがあった
外食したい候補の中に散歩亭が入っていたわたし。
でもくるまじゃないと行けなさそうだけどくるまで行ったらお酒飲めないし、ランチで行くタイミングは6日しかなかったけど他にもランチ行きたいお店あるし…と思っていたら、いっぱちさんでの夕食を一回散歩亭さんに振り替えられるプラン!
しかも散歩亭さんまで送り迎えしてくれる!
このおかげで、散歩亭さんのオリジナルカクテル飲みまくれたし(笑)、屋久島食材を使った洋食も食べられたし、本当にラッキーでした!
・持ち込み自由
宿にアルコールは用意していないから各自で買ってきてねといういっぱちさん。
わたしは酒飲みですがビールとか日本酒は飲めないので、宿にあるアルコールが飲めない可能性があります。
しかも、宿とかお店のドリンクは、利益載せてる分高いですよね。
それが持ち込み自由なら、好きなお酒を普通の価格で買って飲める!
共有の冷蔵庫があるので、初日に2本買って、初日と2日目に飲む分を入れておけました。
他の宿泊客の方は、ビール1セット(6本入り?)を冷蔵庫に入れておられる方もいらっしゃったので、グループで泊まる方も安く済みますよね!
・わんこがいる
いぬ好きとしては、大きなポイントです(笑)。
しかもひとり旅だったので、やっぱりわんこがいると癒されます!
でも普段から触れあえる訳ではなかったのは誤算。 たまたま2日間触れあえましたが、HP見る感じでは普段から触れあえそうだったので、それがちょっと残念。
・アメニティー
バスタオルやシャンプーなどは、荷物が増えるので持って行きたくありませんでした。
なので貸してもらえるところがよかったです。
そして連泊だし登山だし、洗濯機を無料で使わせてもらえる(洗剤も乾燥機も!)というのはかなり便利でした!
洗濯機使えること前提で、服とか少し少なめに持って行きましたし(笑)。
登山でびしょびしょになったTシャツやタンクトップ、くつしたなども洗って乾かしてしまえば荷物に入れるのも抵抗ないし(わたしはお土産屋さんで宅急便に一緒に入れてもらっちゃいました)。
いっぱちさんについて
気になったのは、部屋の鍵くらい。
内鍵は掛けられるのですが外から掛けられないため、外出時やお風呂の時はちょっと不安です。
貴重品は民宿に預けられますが、貴重品とは言えないものでも部屋に放置はやっぱり緊張します…。
そして、貴重品を預けるときのために、大きめの巾着袋やエコバッグなどを一枚持っていくと便利ですよ。
この、外から鍵が掛けられないというのは、HPに記載があると嬉しかったです。
登山弁当は宿で手配してもらうと朝出発前に玄関に名前付で置いておいてくれます。
途中でお弁当屋さんに立ち寄らなくていいので便利!
登山弁当の仕組みがいまいちわからなかったのでどきどきしていましたが、なるほどでした。
喫煙所が玄関目の前なので、喫煙してる方がいるときに玄関を出入りするともくもくの中を通らなければいけないのがつらかったです…。
洗濯機を自由に使えると言われても、干すところはあるのかな?と思っていたのですが、外に屋根付きの物干し場がありました。
トタンで周囲もおおわれているので、横雨も入りません。
でも風があっても雨の日は湿度が高すぎて乾かなかったので、乾燥機OKの衣類は乾燥機に入れちゃう方がおすすめ!
でも物干し用のピンチやハンガーもたくさんあって自由に使わせてもらえるので、お天気がよければここで干しちゃえばいいと思いますし、レインウエアやザックも干せます。
洗濯機と乾燥機は2台ずつなので、混雑時は使えないかもです。 ハイシーズンは注意。
そして、使い終わったら即座に空けてあげたいですね!
トイレがきれいで嬉しかったです!
洗面所もきれいでした!
トイレ、4箇所もあるので、個人的には男女別だとありがたかったな~と思ったり。
わたしが泊まった部屋がたまたまなのか(HPの間取り図で見る限り)、ちょっと壁が薄いのが気になりました。
収納がある方の部屋の音はまったく聞こえなかったのでたぶん壁が…かな?と思うのですが、反対側と、廊下の音が結構聞こえます。
縄文杉登山で早朝に出るときは自分の音が迷惑になっていないか気になるし、疲れて帰ってきたときは気になるひとは気になるかも。
わたしは普段不眠症ですが、自分が縄文杉登山に行った日はもうバタンキューだったので大丈夫でしたが、唯一の朝寝坊日はちょっと気になって起きてしまいました。
子供連れの方は気を遣ってしまうかもです。
バス停から少し離れています。
歩けない距離ではないのですが、坂道なので、荷物があるとなかなかしんどい…。
安房内なら送り迎えしてくれますがやっぱり都度都度お願いするのも気がひけるものかと思うので、レンタカー・自家用車・バイク等が移動手段の方にはなんてことないかもしれませんが。
玄関を入ってすぐのところにブルーシートや古新聞を自由に使えるように置いてくれてあるだけでなく、縄文杉登山だと言ってあった日は帰ったら部屋にブルーシートと古新聞を敷いてくれてあって、すぐに荷物を降ろせるようにしてくれてありました。
宿側からしてみたら畳を汚されないためだとしても、やはり初屋久島・初本格登山・ひとり旅で勝手がわからない身ですので、とてもありがたかったです!
総じて、わたしは気に入りましたので、たぶんまた安房に泊まる機会があればいっぱちさんに泊まると思います。
ただ、安房は(屋久島の東側は)、西側に比べてお天気がいい日が少ないそう。
そう考えると、星空を見たいがために西側に泊まりたくなるのですが…。
実際わたしが泊まった4泊のうち3泊が安房だったのですが、安房の3泊はすべて雨の夜だったので…(梅雨だったんだけどね)。
で、西側ですが。
わたしがいなかはまさんに決めた理由は、
・永田にある
うみがめを見るためには永田に泊まるのがロスがないので。
・永田でいちばん安い
調べた限り、永田にあるお宿ではいちばん安かったと思います。
他は、記念日的な旅行じゃないとちょっと…みたいなお値段ばかりでした(笑)。
・朝うみがめに案内してくれる
せっかくなので、可能な限りうみがめに逢いたかったですから!
・ご主人の趣味が絶対カメラだと思った
HPを見るとわかるのですが、カメラが趣味じゃなかったらこの写真の撮り方&掲載はしないなと思い。
そういう方にうみがめの産卵を案内して頂けたら、楽しいと思いました。
・完全個室
いっぱちさんのときも書きましたが、やはりこれは重要。
共用の冷蔵庫を食堂に置いてくれてあるのですが、アルコール類は持ち込んでよかったのかな?
宿にあるアルコールがビールと三岳だけだったので、連泊するならわたしは連泊中アルコールが飲めないってことになってしまうので…持ち込み可だと嬉しいな。
部屋にトイレと洗面が付いているのが嬉しかったです!
早朝でも他の方を気にしなくていいですし!
部屋自体が、キッチン・お風呂のないワンルームアパートみたいになっていて、ドアも鍵付きだし東西に窓があるので風が抜けるのがいいです。
西側がすべて掃き出し窓(食堂も)になっている&テラスがあるので、夕焼けのきれいなこと!!!
そして星空も、カーテンは閉めなければいけませんがテラスに出れば堪能できます。
お風呂は一般家庭のお風呂が広めという感じなので、ふたりが限界でしょうか。
洗濯機も使えるとのことでしたが、自分は使わなかったので干すのはどうしたらいいか確認せず。
バスタオルや浴衣も用意してくれてあるので、荷物が減らせてありがたいです。
部屋にはお茶とポットだけでなく目覚まし時計も置いてくれてありました!
これは助かる!(ケータイのアラームで起きれるから使わなかったけど・笑)
目覚まし機能もだけど、わたしは腕時計をしないひとなので部屋に時計があると便利でした。
少し気になったのは、虫。
蟻だったかな?が、部屋に入れてしまっていたのですが、わたしの持っていたパンが原因だろうか…。
虫嫌いとしては、寝るときに少々びくびくしました(笑)。
いなかはまさんも、いっぱちさん同様、泊まれてよかったなーと思いましたし、また永田に泊まるならいなかはまさんに泊まりたいなと思いました。
帰りのお見送りが本当に嬉しかったなー。
ごはんもおいしかったし(多かったけど!笑)、とにかく観光客にうみがめを・屋久島を・永田浜を最大限楽しませよう!という気持ちがあふれているように感じました。
今度はぜひとも連泊したいものです。
でも一泊二食付のプランしかないのかな? と思うので、外食したい方は(永田に外食できそうなところはなかったように思いますが)不便なのかな?
ちなみにいっぱちさんもいなかはまさんも、TVなしです。
わたしは一年半TVなし生活してきたので全然平気ですが、屋久島の旅中の5日間は世間で何が起きてるかまったくわかりませんでした(笑)。
早起きするために早寝したいし、夜は星空見えたら見たいし、夕陽はきれいだし、TVなんて見てる暇ないですけど。
どこの宿も人も、好き嫌いがあって当然だと思います。
いいお宿に出逢えて、わたしは本当にラッキーです。
口コミでいいお宿も気になるから今度はそっちに泊まってみたいなという気持ちももちろんありますが、でもまたいっぱちさん&いなかはまさんに泊まりたいなという気持ちも大きいので、次に屋久島に行ける機会があったら悩みのタネが増えます(笑)。