今日は我が家のアイドル兼わがまま王子・あとむの7歳のお誕生日です
元気にお誕生日を迎えてくれて、感謝です
東北大震災以来、こうしてお誕生日を迎えられることが当たり前のことではないのだと強く感じるようになり、迎えられることの感謝も強く感じるようになりましたが、あとむについてはさらにもうひとつ、そう感じるようになった理由があります。
先日、MRI検査により、先天性の病気が見つかりました。
脊髄空洞症という病気です。
人間にもある病気のようですが、(あとむの場合は)先天的な奇形により髄液がすっ飛んでしまっている部分があるそうなのです。
時折起きる発作は、てんかんではなく、脊髄空洞症による麻痺の一種だったそうです。
この先、半身麻痺が出る可能性が高いそうです。
妹はトリマーの専門学校に通っていたため、当然いぬの病気等の勉強もしてきているので、無知のわたしたちよりショックが大きかったようです。
「なんでふたり(わたしとお母さん)ともそんなに平気なの?」
と言われました。
う~ん…。
わたしの場合は、基本的に物事に無頓着なんだと思うのですが、あとむのことに関して言えば、『いま生きていて、いま元気でいてくれる』それがすべてだと思っています。
余命一週間って言われたわけじゃない、すぐ命にかかわると言われたわけじゃない。
もしもこの先麻痺が出てしまっても、生きていてくれることがすべてだと思っています。
もちろん元気でいてくれることが何よりだし、長生きしてほしいし、だけど、麻痺してしまってもわたしのことがわからなくなってしまっても、あとむはあとむです。
生きていてくれさえすれば、本人が苦しくなければですが、生きていてくれることがしあわせでなくて何なんだと思うのです。
幸い、万が一あとむに半身麻痺が出てしまっても、お母さんは介護できる状況で、あとむは小型犬です。
もしもお世話できる状況のひとが家族内にいなくて(全員フルタイムとか)、もしも大型犬だったら、いろんなことが大変になると思います。
もちろん小型犬だろうと、半身麻痺してしまったら世話は大変なのだろうと思いますが、約3kgのあとむです。
その10倍の体重の大型犬をお世話しているひとだっているのですから。
脊髄空洞症は、まだまだ原因不明の難病だそうです。
しかもあとむの症状は、教科書に載せたいくらいひどいそうです。
まだ7歳。
健康なら、倍は生きられる年齢です。
いまわたしたち家族にできることは、あとむを変わらず愛し続けること。
そして走れるうちにいっぱい一緒に走れたらな。
(わたしの体力がついてこないくらい、今はあとむの方が走るの速いです^^;)