朝方目が覚めるも、シャワーを浴びてからまた寝てしまう。気がつくと午後二時。
夕方からかわしまくんと院生室の掃除。二ヶ月間のコンペ生活ですっかり物が増えてしまった。いらないものを捨て、模型を安全な場所に避難し、共用机の周りに掃除機をかけ、いっぱいになっていたゴミ袋を捨てに行く。最後に環境系にかかっていた僕の名札を歴史系に戻して終了、解散。歴史系のこみやまに戻ります。
夜は久しぶりのおでかけ。渋谷のネパール料理屋でカレーを食べて、ユーロスペースに映画を観にいく。アニメーター山村浩二の新作『年をとった鰐』。海外の短編アニメーションも併映されていてお得。本編は愛に関する寓話。主人公の鰐は毎晩「やさしいタコを想う気持ちと、タコの腿肉がかきたてる愛情」に悩まされた末、九夜かけて結局タコをすべて食べてしまう。タコは数が数えられなくて、最初から最後まで自分の足は12本あると思っている。鰐は数を1までしか数えられなくて、足が最後の1本になってしまうまで気がつかない。それが最後の1本だと気づいた夜から「最後の夜」にかけての一日半が、思い返すほど、「怖い」。話し相手がいなくて退屈だ、ということ以外に精神的ダメージを受けない鰐の無邪気さが、これは単純に人間に置き換えられる話ではないと思わせて多少は救いであるが。
24日
昼すぎまで爆睡。夕方からかわしまくんと事務局からの電話を待つ。そわそわと何も手につかないまま時間は過ぎ、八時を回った時点でこの夏の二ヶ月間が走馬灯のように頭の中をめぐりだした。これ以上待っても仕方がないということになり解散。僕は彼女と池袋のラジオホールで飲みながら、いさめなぐさめられる。祝勝会のはずが反省会に。家族からも心配のメールや電話をもらう。父からは手厳しくもやさしい一言。夜中、かわしまくんから電話。コンペの落選を二人で確認しあう。
25日
朝、大学へいくも仕事が手につかず、院生室にあった『勝手に改蔵』を一冊読み終えたところでふと我に返る。京都に滞在しているまるやまくんから電話で展示会場の報告が入る。約200組の参加者のうち、僕らは展示されている「61選」には入れたらしい。まるやまくんの分析では、構造的な新しさと京都らしい意匠を併せ持った提案が勝ち残ったのではないかとのこと。未確認情報ではあるが、僕らを推してくれた審査員の方もいたらしい。五月の終わりにパソコンが故障してからずっと先延ばしにしてきたのだけど、気分転換がてら秋葉原のsofmapに新しいパソコンを買いにいくことに。中古商品売り場でじっくり物色した後、店員を捕まえて交渉し、狙っていた機種を納得できる値段で購入する。大学に戻ってプレゼンボードの準備をしてから、夕方からビッグサイトのジャパン建材フェアへ。DECoでつくったテーブルが、合板メーカーのブースに展示されているのだ。そこにプレゼンボードとチラシを置かせてもらう。農学部のあんどうせんせいもいらしていたので、かわしまくんとコンペの結果を報告。模型写真を見てもらったところ、11月に行われる木材のフェアにその模型を出展させていただけることになった。帰りがけに隣のGDP2006の会場も覗く。建築セクションのプレゼンは残念ながら終了した後だった。
最近、寝言の多さをよく指摘される。「そこのファサードが…」は職業病として、「そんな仕事はヘルパーに任せればいいじゃん」「まあ、別にいいんだけどさ」みたいな感じでふと気がつくとよくしゃべっているそうだ。聞き込みで確認したかぎりでは、僕の寝言って普段の口癖が出てるだけっぽいのだけど、困ったもんだ。
夕方からかわしまくんと院生室の掃除。二ヶ月間のコンペ生活ですっかり物が増えてしまった。いらないものを捨て、模型を安全な場所に避難し、共用机の周りに掃除機をかけ、いっぱいになっていたゴミ袋を捨てに行く。最後に環境系にかかっていた僕の名札を歴史系に戻して終了、解散。歴史系のこみやまに戻ります。
夜は久しぶりのおでかけ。渋谷のネパール料理屋でカレーを食べて、ユーロスペースに映画を観にいく。アニメーター山村浩二の新作『年をとった鰐』。海外の短編アニメーションも併映されていてお得。本編は愛に関する寓話。主人公の鰐は毎晩「やさしいタコを想う気持ちと、タコの腿肉がかきたてる愛情」に悩まされた末、九夜かけて結局タコをすべて食べてしまう。タコは数が数えられなくて、最初から最後まで自分の足は12本あると思っている。鰐は数を1までしか数えられなくて、足が最後の1本になってしまうまで気がつかない。それが最後の1本だと気づいた夜から「最後の夜」にかけての一日半が、思い返すほど、「怖い」。話し相手がいなくて退屈だ、ということ以外に精神的ダメージを受けない鰐の無邪気さが、これは単純に人間に置き換えられる話ではないと思わせて多少は救いであるが。
24日
昼すぎまで爆睡。夕方からかわしまくんと事務局からの電話を待つ。そわそわと何も手につかないまま時間は過ぎ、八時を回った時点でこの夏の二ヶ月間が走馬灯のように頭の中をめぐりだした。これ以上待っても仕方がないということになり解散。僕は彼女と池袋のラジオホールで飲みながら、いさめなぐさめられる。祝勝会のはずが反省会に。家族からも心配のメールや電話をもらう。父からは手厳しくもやさしい一言。夜中、かわしまくんから電話。コンペの落選を二人で確認しあう。
25日
朝、大学へいくも仕事が手につかず、院生室にあった『勝手に改蔵』を一冊読み終えたところでふと我に返る。京都に滞在しているまるやまくんから電話で展示会場の報告が入る。約200組の参加者のうち、僕らは展示されている「61選」には入れたらしい。まるやまくんの分析では、構造的な新しさと京都らしい意匠を併せ持った提案が勝ち残ったのではないかとのこと。未確認情報ではあるが、僕らを推してくれた審査員の方もいたらしい。五月の終わりにパソコンが故障してからずっと先延ばしにしてきたのだけど、気分転換がてら秋葉原のsofmapに新しいパソコンを買いにいくことに。中古商品売り場でじっくり物色した後、店員を捕まえて交渉し、狙っていた機種を納得できる値段で購入する。大学に戻ってプレゼンボードの準備をしてから、夕方からビッグサイトのジャパン建材フェアへ。DECoでつくったテーブルが、合板メーカーのブースに展示されているのだ。そこにプレゼンボードとチラシを置かせてもらう。農学部のあんどうせんせいもいらしていたので、かわしまくんとコンペの結果を報告。模型写真を見てもらったところ、11月に行われる木材のフェアにその模型を出展させていただけることになった。帰りがけに隣のGDP2006の会場も覗く。建築セクションのプレゼンは残念ながら終了した後だった。
最近、寝言の多さをよく指摘される。「そこのファサードが…」は職業病として、「そんな仕事はヘルパーに任せればいいじゃん」「まあ、別にいいんだけどさ」みたいな感じでふと気がつくとよくしゃべっているそうだ。聞き込みで確認したかぎりでは、僕の寝言って普段の口癖が出てるだけっぽいのだけど、困ったもんだ。
九月は修論と来春からの進路を考える月にします。