昼過ぎ起床。元大家さんの家に遊びにいく。旧正月の集まりに行きそびれて渡しそびれた日本茶のおみやげを渡す。不動産会社で顧問を務める大家さんは、家ではコーヒー、会社では緑茶なのである。紅茶をもらいながら、犬のロリと遊ぶ。ロリは人間年齢でいうと77歳らしく、足腰はしっかりしてるけど最近は目が悪くなってきたらしい。元住人の日本人がイギリス人の女の子と恋に落ち、彼女を日本に連れて帰って国際結婚するらしいという話題から、生まれた場所と育った場所で身に付く文化の違いに関する話になる。大家さんはインドネシア出身の華僑だが、家出のようにひとりイギリスに渡りたくましく育ったため、自立心が強い。家族から女性は男性に従うよう教育を受けたが、イギリスに渡ってから「私は今まで付き合った誰よりも稼いでいたし、人生でも常に勝ってきた」ことに気づき、「男性に尽くしたことはないし、誰にも文句は言わせなかった」という孤高の人生を歩んで今に至る。前回は現地企業で働き始めたばかりだった奥さんの表情に不安を読み取っていたらしいが、今日は表情が明るかったと別れ際に。頼れるイギリスの母である。その後僕は奥さんと別れて会社に。同僚たちがけっこう出ている。specificationを埋める作業。少し仕事を持ち帰り、ちょっとAAに寄って事務的な作業。ほったくんとアレックスはワークショップの準備をしている。Kinetica Art Fairで興味を持ってくれた人への対応について確認。AA-D_LabとSHARISHARISHARI連名で次につながるメールを送り、一区切りとする。夜、kentish canteenで奥さんまるやまくんと合流。彼の大学での課題に環境的なアドバイスを奥さんがしてあげている間、僕は聞き耳を立ててときどきチャチャをいれつつspecificationを埋める作業続行。そのあと2つ見せてくれた彼の課題作品についてあれこれ言いつつ夕食を一緒に食べてから別れる。家に帰り、今年に入ってからの家計簿を奥さんと分担してつける。そのあとまたspecificationを埋める作業。
木曜日
朝から小さなプロジェクトの作業。夜まで。
調子の悪かったエスプレッソマシンがついに壊れ、しばらく修理に出すことになった。オフィス内に増えすぎたイタリア人たちのために働きすぎたのでしょう、とオフィスマネージャーのエマからメールが回ってくる。修理中は隣のオフィスのマシンを使わせてもらえるらしいけど、僕はこれを機に緑茶に乗り換え検討中。
金曜日
小さなプロジェクト。別のプロジェクトで一緒に仕事したことのあるランドスケープデザイナーとまた一緒に仕事できることになった。勝手知ったる仲ということで、今回も僕が彼との窓口になる。前回は1:1000のデザインだったが、今回は1:20。昼過ぎからエンジニアを交えてワークショップ。夜まで。長時間のミーティングは報告主体でほとんどが持ち帰りになり何も決まらないが、長時間のワークショップはその場で物事が決まっていくので作業時間を割いても開く価値がある。同僚たちと月曜日までのタスクを確認。
土曜日
昼過ぎ起床。靴や服を物色。今週に入って急に暖かくなったが、街ではすでにノースリーブの人も見かける。3月の終わりからイギリスではサマータイムが始まる。夜はkinetica art fairの打ち上げ。sharisharishariのメンバーとcentre pointの33階にあるバーで飲んだあと、ホルボーンでご飯を食べる。バーは32階までエレベーターで上がりそこから階段を上る。シングルガラスのペリメーターに沿ってカウンター席が並び、中央の機械室らしきものに沿ってソファ席が並んでいる。その間が幅の狭い通路になっていて、一周歩けば360度景色が見渡せる。暗いけど明かりのかたちでSwissReとかわかる。テーブルの予約はしてなかったけど、1時間後に予約しているグループが来るまで座っていいよと言われたので西向きのソファを陣取る。ロンドンの街は全体的に低層で起伏が少なく薄暗い。ところどころひび割れたように通りが走っていて同じ色の明かりが立ち上っている。隣接した地下鉄駅拡張工事現場のクレーンがでかい。土曜日の夜にも関わらず現場は動いているが、オリンピックには間に合うのだろうか。
朝から小さなプロジェクトの作業。夜まで。
調子の悪かったエスプレッソマシンがついに壊れ、しばらく修理に出すことになった。オフィス内に増えすぎたイタリア人たちのために働きすぎたのでしょう、とオフィスマネージャーのエマからメールが回ってくる。修理中は隣のオフィスのマシンを使わせてもらえるらしいけど、僕はこれを機に緑茶に乗り換え検討中。
金曜日
小さなプロジェクト。別のプロジェクトで一緒に仕事したことのあるランドスケープデザイナーとまた一緒に仕事できることになった。勝手知ったる仲ということで、今回も僕が彼との窓口になる。前回は1:1000のデザインだったが、今回は1:20。昼過ぎからエンジニアを交えてワークショップ。夜まで。長時間のミーティングは報告主体でほとんどが持ち帰りになり何も決まらないが、長時間のワークショップはその場で物事が決まっていくので作業時間を割いても開く価値がある。同僚たちと月曜日までのタスクを確認。
土曜日
昼過ぎ起床。靴や服を物色。今週に入って急に暖かくなったが、街ではすでにノースリーブの人も見かける。3月の終わりからイギリスではサマータイムが始まる。夜はkinetica art fairの打ち上げ。sharisharishariのメンバーとcentre pointの33階にあるバーで飲んだあと、ホルボーンでご飯を食べる。バーは32階までエレベーターで上がりそこから階段を上る。シングルガラスのペリメーターに沿ってカウンター席が並び、中央の機械室らしきものに沿ってソファ席が並んでいる。その間が幅の狭い通路になっていて、一周歩けば360度景色が見渡せる。暗いけど明かりのかたちでSwissReとかわかる。テーブルの予約はしてなかったけど、1時間後に予約しているグループが来るまで座っていいよと言われたので西向きのソファを陣取る。ロンドンの街は全体的に低層で起伏が少なく薄暗い。ところどころひび割れたように通りが走っていて同じ色の明かりが立ち上っている。隣接した地下鉄駅拡張工事現場のクレーンがでかい。土曜日の夜にも関わらず現場は動いているが、オリンピックには間に合うのだろうか。
火曜日
朝から小さなプロジェクトの作業。引き続きspecificationを埋めていく。建築用語の復習のつもりで辞書やカタログ、昔の図面を参照しつつ。帰り際、同僚と進捗状況を確認し合う。同僚は防音の資料を持ち帰る。僕は防火の資料を持ち帰る。夜は奥さんの取材原稿の校正手伝い。前回分からフォーマットが少し変わったので、手こずっている様子。
水曜日
朝から小さなプロジェクトのspecification。手戻りを防ぐために大まかな方針をこの時点でアソシエイトに相談しておく。途中、ミーティング。タイトなスケジュールの中に更にタスクが足される。デザインだけ進めればいいわけじゃないのが難しいところ。architecture wednesdayは予定していたゲストのレクチャーが来週に順延されてしまったので今週は休みにしたが、残りの2月と3~4月のラインナップが確認とれたのでみなにお知らせする。外部から呼ぶゲストと所員による発表がうまいこと交互に入った。楽しみ。
朝から小さなプロジェクトの作業。引き続きspecificationを埋めていく。建築用語の復習のつもりで辞書やカタログ、昔の図面を参照しつつ。帰り際、同僚と進捗状況を確認し合う。同僚は防音の資料を持ち帰る。僕は防火の資料を持ち帰る。夜は奥さんの取材原稿の校正手伝い。前回分からフォーマットが少し変わったので、手こずっている様子。
水曜日
朝から小さなプロジェクトのspecification。手戻りを防ぐために大まかな方針をこの時点でアソシエイトに相談しておく。途中、ミーティング。タイトなスケジュールの中に更にタスクが足される。デザインだけ進めればいいわけじゃないのが難しいところ。architecture wednesdayは予定していたゲストのレクチャーが来週に順延されてしまったので今週は休みにしたが、残りの2月と3~4月のラインナップが確認とれたのでみなにお知らせする。外部から呼ぶゲストと所員による発表がうまいこと交互に入った。楽しみ。
午前中、大きな方のプロジェクトの細かな作業。終わりが近い。ひととおりやってからミーティングルームに並べてディレクターに報告。昼過ぎ、小さな方のプロジェクト。同僚と二人でちくちくとNBSのspecificationを埋めつつディテールを修正していく。夕方、外装材のサンプルを集めて組み合わせ、部品と部品がぶつかるところの見えとか同僚と二人で検討。夜、構造的な問題から設備を通せない場所が出てきたので平面をいじり解決策を探す。
土曜日
キネティカアートフェア。朝、模型の調整。午前中はブースで店番。午後は翌日のプレゼン準備のため会場近くのカフェに堀田くんと籠る。そのあいだに、ブースには同僚や友達が訪れてくれていた模様。しまった。
日曜日
キネティカアートフェア。朝、模型の調整。午前中ブースで店番。午後からプレゼン準備のため会場近くのカフェに堀田くんとAA-D_Labのアレックスと籠る。夕方、聴衆の前でプレゼン。堀田くんから経緯の説明があり、アレックスからはAA-D_Labの4つの模型について、僕からはsharisharishariの模型について、それぞれ10分ずつしゃべる。LRT駅のコンペで勝った「様相の屋根」案と、その後断続的に続けてきた実験の様子を中心に説明する。会社の同僚たちも7人聴きにきてくれていた。夜は片付け。「会期中は混雑してて近づけなかったから」と主催者がやってきて写真を撮っていき「来年も参加して」と声をかけてもらう。アレックスのおごりでパブで打ち上げ。
月曜日
小さな方のプロジェクト。大きく分けて3つある特注部品のメーカー群に見積もりのための図面送信。同僚たちは週末も会社に来て作業していたようだが、スケジュールが厳しい…。明け方までかかってやっと図面一式とスペック表をまとめる。へろへろで帰宅。
火曜日
夕方頃出勤。すぐさま小さな方のプロジェクトの社内ミーティング。各自の分担など。同僚はコンクリートのフレームと外構。僕は特注部品群を含むファサードとインテリア。そのあと大きな方のプロジェクトで残っていた軽作業を片付ける。
水曜日
小さな方のプロジェクト。屋根&ベランダの排水のディテールをひたすら詰める。Stage Eの図面リストを作成する。夜、architecture wednesday。共同しているエンジニアリング事務所からひとを招き、高層集合住宅におけるファサードエンジニアリングについての講義。イギリス政府が目標としているCO2削減量は機械の高効率化では対応できないレベルに達しているらしい。すでに実用化され始めている透明度を変えられるガラスswitcheable glassのようなadaptiveなファサード技術が今年か来年には広まり始めるのではないかとのことである。現状では、基準を満たす為にファサードのbuild upはほぼ画一化してしまっているので、そこに取り付けられたバルコニーのコンポジションによって建築の表情をつくっている、というケースがイギリスでは多いようだ。
木曜日
小さな方のプロジェクト。引き続き屋根&ベランダの排水のディテールをひたすら詰める。根拠となっているエンジニアが送ってきた計算表がぼんやりとしていて再考の余地がありそうだったので、彼らが使った手法には従いつつももう少し突き詰めた数字を入れて送り返してみる。夜、sharisharishariに来ているインタビュー依頼の原稿校正。
金曜日
小さな方のプロジェクト。イギリスにはNBSという共通のフォーマットがあって、それに従って建築部品の材質や形状、組み立て方などの仕様書を書く。僕らはこのStage EではNBSを使って漏れのないfull specificationを書くことになっている。とりあえず必要のない項目を削除し、メーカーに確認を取りながら情報を集め始める。具体的な部品名ではなくパフォーマンスでも書けるとはいえ、ここに至りグレーゾーンは限りなく小さくなっていく。夜、堀田くんに歴史的文脈についてアドバイスをもらいつつsharisharishariに来ていたインタビュー依頼の原稿をまとめ、画像と動画付きで返信。AA-D_Labの方もアレックスが返信してくれた模様。
土曜日
英語とギリシャ語でアート情報を発信するメディア「REVma -/+」にAA-D_Lab + sharisharishariの簡単なインタビューが掲載される。僕らのウェブサイトにリンクを貼ってくれたので、アートフェア関係のページを更新。アクセス数が上がっているので、sharisharishariメンバーには自分の興味やプロジェクトを発信するプラットフォームとして使ってほしいなあ。僕もひきつづき「様相の屋根」を発展させていくのに加えて、「軽い建築」関係でプロジェクトを立ち上げようと思っている。夜、ディレクターのB氏に招かれてsouth kensingtonの隠れ家中華料理屋でディナー。僕は奥さんと、元同僚のSが彼女と、現同僚で一日の大変を一緒に過ごしているLは旦那さんと、それぞれ参加。B氏家族と、その建築友達、15人ほどで円卓を囲み、次々と運ばれてくる料理をよく聞き取れない英語で話すマスターに圧倒されながら、楽しく食事する。後半は、3歳になるB氏の娘さんが紙の切れ端に即興でつくりだすいたずら描きを鑑賞する会になる。
日曜日
昼過ぎ起床。奥さんと買い物。夕方からAAへ。堀田くん含めAA-D_Labのひとたちとキネティカアートフェアのお話。収支報告とか今後についてとか。会場で名刺をくれた人や依頼をしてくれた人への返答はAA-D_Labとsharisharishariの連名で出すことを提案。アレックスとは握手をして別れる。そのあと合流しためいりくんと一緒に3人でsharisharishariの模型を手直しして動画撮影。「森の歩道橋」の模型をつくっていたときのことを思い出す。次のステップとしてやることも見えてきた。たけやまくんも加わり夕食の後解散。
キネティカアートフェア。朝、模型の調整。午前中はブースで店番。午後は翌日のプレゼン準備のため会場近くのカフェに堀田くんと籠る。そのあいだに、ブースには同僚や友達が訪れてくれていた模様。しまった。
日曜日
キネティカアートフェア。朝、模型の調整。午前中ブースで店番。午後からプレゼン準備のため会場近くのカフェに堀田くんとAA-D_Labのアレックスと籠る。夕方、聴衆の前でプレゼン。堀田くんから経緯の説明があり、アレックスからはAA-D_Labの4つの模型について、僕からはsharisharishariの模型について、それぞれ10分ずつしゃべる。LRT駅のコンペで勝った「様相の屋根」案と、その後断続的に続けてきた実験の様子を中心に説明する。会社の同僚たちも7人聴きにきてくれていた。夜は片付け。「会期中は混雑してて近づけなかったから」と主催者がやってきて写真を撮っていき「来年も参加して」と声をかけてもらう。アレックスのおごりでパブで打ち上げ。
月曜日
小さな方のプロジェクト。大きく分けて3つある特注部品のメーカー群に見積もりのための図面送信。同僚たちは週末も会社に来て作業していたようだが、スケジュールが厳しい…。明け方までかかってやっと図面一式とスペック表をまとめる。へろへろで帰宅。
火曜日
夕方頃出勤。すぐさま小さな方のプロジェクトの社内ミーティング。各自の分担など。同僚はコンクリートのフレームと外構。僕は特注部品群を含むファサードとインテリア。そのあと大きな方のプロジェクトで残っていた軽作業を片付ける。
水曜日
小さな方のプロジェクト。屋根&ベランダの排水のディテールをひたすら詰める。Stage Eの図面リストを作成する。夜、architecture wednesday。共同しているエンジニアリング事務所からひとを招き、高層集合住宅におけるファサードエンジニアリングについての講義。イギリス政府が目標としているCO2削減量は機械の高効率化では対応できないレベルに達しているらしい。すでに実用化され始めている透明度を変えられるガラスswitcheable glassのようなadaptiveなファサード技術が今年か来年には広まり始めるのではないかとのことである。現状では、基準を満たす為にファサードのbuild upはほぼ画一化してしまっているので、そこに取り付けられたバルコニーのコンポジションによって建築の表情をつくっている、というケースがイギリスでは多いようだ。
木曜日
小さな方のプロジェクト。引き続き屋根&ベランダの排水のディテールをひたすら詰める。根拠となっているエンジニアが送ってきた計算表がぼんやりとしていて再考の余地がありそうだったので、彼らが使った手法には従いつつももう少し突き詰めた数字を入れて送り返してみる。夜、sharisharishariに来ているインタビュー依頼の原稿校正。
金曜日
小さな方のプロジェクト。イギリスにはNBSという共通のフォーマットがあって、それに従って建築部品の材質や形状、組み立て方などの仕様書を書く。僕らはこのStage EではNBSを使って漏れのないfull specificationを書くことになっている。とりあえず必要のない項目を削除し、メーカーに確認を取りながら情報を集め始める。具体的な部品名ではなくパフォーマンスでも書けるとはいえ、ここに至りグレーゾーンは限りなく小さくなっていく。夜、堀田くんに歴史的文脈についてアドバイスをもらいつつsharisharishariに来ていたインタビュー依頼の原稿をまとめ、画像と動画付きで返信。AA-D_Labの方もアレックスが返信してくれた模様。
土曜日
英語とギリシャ語でアート情報を発信するメディア「REVma -/+」にAA-D_Lab + sharisharishariの簡単なインタビューが掲載される。僕らのウェブサイトにリンクを貼ってくれたので、アートフェア関係のページを更新。アクセス数が上がっているので、sharisharishariメンバーには自分の興味やプロジェクトを発信するプラットフォームとして使ってほしいなあ。僕もひきつづき「様相の屋根」を発展させていくのに加えて、「軽い建築」関係でプロジェクトを立ち上げようと思っている。夜、ディレクターのB氏に招かれてsouth kensingtonの隠れ家中華料理屋でディナー。僕は奥さんと、元同僚のSが彼女と、現同僚で一日の大変を一緒に過ごしているLは旦那さんと、それぞれ参加。B氏家族と、その建築友達、15人ほどで円卓を囲み、次々と運ばれてくる料理をよく聞き取れない英語で話すマスターに圧倒されながら、楽しく食事する。後半は、3歳になるB氏の娘さんが紙の切れ端に即興でつくりだすいたずら描きを鑑賞する会になる。
日曜日
昼過ぎ起床。奥さんと買い物。夕方からAAへ。堀田くん含めAA-D_Labのひとたちとキネティカアートフェアのお話。収支報告とか今後についてとか。会場で名刺をくれた人や依頼をしてくれた人への返答はAA-D_Labとsharisharishariの連名で出すことを提案。アレックスとは握手をして別れる。そのあと合流しためいりくんと一緒に3人でsharisharishariの模型を手直しして動画撮影。「森の歩道橋」の模型をつくっていたときのことを思い出す。次のステップとしてやることも見えてきた。たけやまくんも加わり夕食の後解散。
先週のarchitecture wednesdayでKinetica Art Fairで展示することを報告し、会社からは展示準備期間中の六時退社及びオープン前日&プレスローンチ時の欠勤を公認してもらった。というわけで先週は毎日会社終わりにAAに通う。週末は同僚まで手伝い(というか見学)に来てくれたりして。月曜日は現場で搬入作業していたほったくんたけやまくんみどりさんに夜から合流。火曜日は会社を休み、ほったくんみどりさんと一緒に現場とAAを往復しながら最終調整をする。
というわけで、水曜日からKinetica Art Fair 2012が始まった。初日水曜日の午前中はプレス対応。BBCにインタビューされたり。新たな展示のお誘いをいただいたり。
石井くんのブログにならい、以下に僕らのプレスリリースを転載することにする。
------------------------------------------------
SHARISHARISHARI @ KINETICA ART FAIR 2012
ロンドンを拠点とするデザイナーアソシエーションSHARISHARISHARIは”KINETICA ART FAIR 2012”に出展致します。 近年、建築は技術の進化によって「センシングー計算ー動作」を管理するいくつものコンピューターを統合した知的な機械として再定義され、インタラクティブなインターフェースとして扱われています。 我々、SHARISHARISHARIは本イベントを介して近い将来実現可能であろう建築の未来像を提出致します。
「KINETICA ART FAIRはKINETICA MUSEUMが主催し、年に一度開催するアートフェアです。 動的、電子的、ロボット工学、音、光、 タイムベースかつ総合的なメディアアート、科学そして技術の収束を介して普遍的概念、進化過程に焦点を当てる世界中のギャラリー、アート財団、キュレーショングループが一堂に会します。本イベントはミュージアム、コレクター、キュレーター並びに一般の方々に対して作品の公開、並びに購入するための国際的プラットフォームを提供致します。 また展示期間と同時並行して特別イベントや、スクリーニング、ツアー、トーク、ワークショップやパフォーマンスも運営致します。」[ KINETICA ART FAIR 2012、ウェブサイトより引用
【期間】2012年2月9日(木)~12日(日)
【場所】Ambika P3 Marylebone Rd London NW1 5LS, United Kingdom
【料金】大人1日券:£15、 16歳以下:£10
【主催】Kinetica Museum
【協力】University of Westminster他多数
SHARISHARISHAR(I シャリシャリシャリ)はロンドンと香港、上海、日本にメンバーを持つデザイナーアソシエーションです。情報システムと建築それぞれの分野から集まった学生有志と、ロンドンの設計事務所で働くメンバーとが集まり、2010年の夏に結成されました。 2010年、吉備線LRT駅デザインコンペティション最優秀賞受賞。
ウェブサイト http://sharisharishari.com
お問い合わせ info@sharisharishari.com
------------------------------------------------
LRT駅コンペへの参加をきっかけにしてsharisharishariが生まれ、一等案で提案した「様相の屋根」はその後も実現に向けて実験を重ねてきた。その実験動画を見たキュレーターが僕らにコンタクトしてきてくれて、このアートフェアへの出展が決まったのだ。
「様相の屋根」(今回kinetic tensegrity roofとして模型化された)は、建築的に複合的なテーマを持っていた。たとえば、ライトネスとフラットネス。最適化された部分と、変化する全体。そういったことの延長に、僕にとっての「様相の屋根」はあった。他のメンバーにはそれぞれまた別の理由があったと思う。それぞれ違う背景があるのに、みんな自分がずっとやりたかったことだと思っている。そういうのが面白いなと思う。(と、前に「森の歩道橋から様相の屋根へ」で書いた) 今回の展示においても、週末の定時に集まるというルーチンが取り払われ、AA-D_Labのメンバーでもあるほったくんの導きを得て無我夢中で作業をする中でそれぞれが自分の興味につながるものを発見し、展示した5台のうちの4台はAA-D_Labで学生がつくった模型のリファインでありながら、実質的にsharisharishari製作による、主張のある展示をつくることができた。
そうした世界観が伝わったのか、Kinetica Art Fair 2012の「five best works」筆頭にsharisharishariを挙げてくれたメディアがあった。
http://www.spoonfed.co.uk/spooners/tom-699/kinetica-art-fair-2012-6451/
ほったくんとみどりさんに残りを託して僕は昼過ぎに離脱し出社。しばらく離れていた間に小さなほうのプロジェクトがいろいろと締め切りが差し迫っている。夜、オープニングに途中からちょっと参加。ブースに訪れる人が途切れない。AA-D_Labとsharisharishariのメンバーが対応する。(再び石井くんのブログを参照) パーティ終了後消灯までの一時間を使ってほったくんたけやまくんと模型&センサーの調整。プレゼンテーションのある最終日まで、無事にもってほしい。
というわけで、水曜日からKinetica Art Fair 2012が始まった。初日水曜日の午前中はプレス対応。BBCにインタビューされたり。新たな展示のお誘いをいただいたり。
石井くんのブログにならい、以下に僕らのプレスリリースを転載することにする。
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SHARISHARISHARI @ KINETICA ART FAIR 2012
ロンドンを拠点とするデザイナーアソシエーションSHARISHARISHARIは”KINETICA ART FAIR 2012”に出展致します。 近年、建築は技術の進化によって「センシングー計算ー動作」を管理するいくつものコンピューターを統合した知的な機械として再定義され、インタラクティブなインターフェースとして扱われています。 我々、SHARISHARISHARIは本イベントを介して近い将来実現可能であろう建築の未来像を提出致します。
「KINETICA ART FAIRはKINETICA MUSEUMが主催し、年に一度開催するアートフェアです。 動的、電子的、ロボット工学、音、光、 タイムベースかつ総合的なメディアアート、科学そして技術の収束を介して普遍的概念、進化過程に焦点を当てる世界中のギャラリー、アート財団、キュレーショングループが一堂に会します。本イベントはミュージアム、コレクター、キュレーター並びに一般の方々に対して作品の公開、並びに購入するための国際的プラットフォームを提供致します。 また展示期間と同時並行して特別イベントや、スクリーニング、ツアー、トーク、ワークショップやパフォーマンスも運営致します。」[ KINETICA ART FAIR 2012、ウェブサイトより引用
【期間】2012年2月9日(木)~12日(日)
【場所】Ambika P3 Marylebone Rd London NW1 5LS, United Kingdom
【料金】大人1日券:£15、 16歳以下:£10
【主催】Kinetica Museum
【協力】University of Westminster他多数
SHARISHARISHAR(I シャリシャリシャリ)はロンドンと香港、上海、日本にメンバーを持つデザイナーアソシエーションです。情報システムと建築それぞれの分野から集まった学生有志と、ロンドンの設計事務所で働くメンバーとが集まり、2010年の夏に結成されました。 2010年、吉備線LRT駅デザインコンペティション最優秀賞受賞。
ウェブサイト http://sharisharishari.com
お問い合わせ info@sharisharishari.com
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LRT駅コンペへの参加をきっかけにしてsharisharishariが生まれ、一等案で提案した「様相の屋根」はその後も実現に向けて実験を重ねてきた。その実験動画を見たキュレーターが僕らにコンタクトしてきてくれて、このアートフェアへの出展が決まったのだ。
「様相の屋根」(今回kinetic tensegrity roofとして模型化された)は、建築的に複合的なテーマを持っていた。たとえば、ライトネスとフラットネス。最適化された部分と、変化する全体。そういったことの延長に、僕にとっての「様相の屋根」はあった。他のメンバーにはそれぞれまた別の理由があったと思う。それぞれ違う背景があるのに、みんな自分がずっとやりたかったことだと思っている。そういうのが面白いなと思う。(と、前に「森の歩道橋から様相の屋根へ」で書いた) 今回の展示においても、週末の定時に集まるというルーチンが取り払われ、AA-D_Labのメンバーでもあるほったくんの導きを得て無我夢中で作業をする中でそれぞれが自分の興味につながるものを発見し、展示した5台のうちの4台はAA-D_Labで学生がつくった模型のリファインでありながら、実質的にsharisharishari製作による、主張のある展示をつくることができた。
そうした世界観が伝わったのか、Kinetica Art Fair 2012の「five best works」筆頭にsharisharishariを挙げてくれたメディアがあった。
http://www.spoonfed.co.uk/spooners/tom-699/kinetica-art-fair-2012-6451/
ほったくんとみどりさんに残りを託して僕は昼過ぎに離脱し出社。しばらく離れていた間に小さなほうのプロジェクトがいろいろと締め切りが差し迫っている。夜、オープニングに途中からちょっと参加。ブースに訪れる人が途切れない。AA-D_Labとsharisharishariのメンバーが対応する。(再び石井くんのブログを参照) パーティ終了後消灯までの一時間を使ってほったくんたけやまくんと模型&センサーの調整。プレゼンテーションのある最終日まで、無事にもってほしい。
小さな方のプロジェクト。日がな、メーカーの技術部門のひととやり取りしながらディテールを書いていく。終業後、AAで模型作業。夏のワークショップでもともとの模型を製作した学生がひとり手伝いにきてくれていた。sharisharishariの模型はセンサーと電線の配線がひととおり終わる。端部の処理と人工筋肉の追加を週末にして、残りの時間は他の模型を手伝うつもり。
小さな方のプロジェクト。朝から全体ミーティング。メーカーとやりとりしてから途中参加。昼すぎ終了。午後はメーカーとスケッチのやり取り。夕方、architecture wednesday。kinetica artfairと僕らの出展作品を簡単に紹介する。夜はAAで模型作業。sharisharishariの出展模型にひたすら配線。