年度末に駆け込みで有給を消化しようと、席を外している同僚が多い。僕は同僚と終日現場のプロジェクトの作業。今日は現場が静かなので、マーケティング用の図面を書いたり、ホリデー中の同僚を代行して図面を書いたりする。夕方、ビザのコンサルタントから連絡。今日もクロイドンのホームオフィスまで出向いてくれたものの、結果もパスポートも受け取れなかったとのこと。窓口の人の説明によれば、担当していた審査官が僕らのビザ案件に対して昨日何らかの決定を下したらしいのだが、引き継ぎをせず関連する書類をすべてロッカーの中に入れたまま鍵をかけて一週間のホリデーに出てしまったため、彼女が戻って来るまで書類にアクセスできないのだという。即日処理即日発行を謳うプレミアムサービスで通常より高い申請料金を払っているので本来は申請したその日に結果が出るはずだったのだが。電話をしても経過や結果を教えてもらえないので、連休明けにまたコンサルタントの方がホームオフィスに出向いてくれるそうだ。なんとも効率が悪い。パスポートが戻ってこないため、図らずも奥さんはイースターをイギリスで過ごすことになった。帰宅後、昨日から寝込んでいる奥さんの看病をしてから就寝。
奥さんを空港まで送るために午前半休を取っていたのだが、キャンセルになったため普通に出社。前日にあったミーティングの内容をキャッチアップしつつ、終日現場のプロジェクトの作業。モックアップの図面を揃えて発行する。９週間後に工場まで検査に行く。昼過ぎから断続的にビザのコンサルタントの方と電話でやり取り。昨日約束された所定の時間にホームオフィスまで結果を受け取りに行ってくれたらしいのだが、まだ合否の決定は下されていないので待つように言われ、そのまま業務終了時間まで待機してくれていたのだが結果は受け取れなかったとのこと。審査の順番待ちなのか審査の途中なのかもわからないので、明日またホームオフィスに問い合わせに行ってくれるという。奥さんの帰国航空券は再びキャンセルし、当面様子を見ることにする。帰宅後、奥さんが熱を出して寝ていたので看病。昼間に部屋の掃除などをしたあとロンドン塔を観に行ったのだが、見学している途中で気分が悪くなり家に帰って休んでいたとのこと。ここ最近僕も寒い中そとを連れ回してしまったので風邪をひいてしまったのだろう。
遅めに起床。銀行に寄ってから奥さんと待ち合わせ、電車でロンドンの南、クロイドンへ。一時半にUKボーダーエージェンシーの前でビザコンサルタントの方二人と待ち合わせる。寒空の下しばらく待った後、予約していた時間の３０分前に入場が許される。セキュリティチェックの後、窓口で予約時間を確認と永住権申請手続き開始の登録。一つ階を上がって、申請料の払い込み。申請料の支払い以外の手続きはすべてコンサルタントがリードするので、僕と奥さんは後ろのベンチに座って待つだけ。周りを見渡すと、ほとんどの人が同じ人種のコンサルタントらしきひととペアになっている。コンサルタント同士は顔見知りらしく挨拶をしたりしている。しばらく待合室で待った後に窓口に呼ばれ、用意していた書類に不備が無いかコンサルタントの方が係の人と一緒に確認。指紋採取に呼ばれるまでの間さらに待たなければならなかったので、しばらく建物の中をぶらぶらする。同じ階には祈りのための部屋がある。同じ間取りの待合室がある上の階には、祈りの部屋の代わりに飲み物と軽食を売る売店がある。順番が来て指紋採取が終わったところで今日の申請作業は終了。即日発行のプランで申し込んだのだが、業務終了時間が来てしまい、合否の結果は明日の午後まで待たなければいけないだろうとのこと。残りの手続きをコンサルタントの方に任せ、僕らは帰路につく。途中、航空会社に航空券のキャンセルの連絡を入れる。奥さんの帰国日が一日遅れることになった。
早めに起床。朝食のあと、バース市内を散策。黄色いバースストーンでできた街。まずはローマ時代の温泉遺構Roman Bathを観る。円柱で支えられたテラスは、遺構を見渡すために１９世紀に建てられたもの。ローマ時代の格好をしたスタッフが何やら演じている。話しかけると案内してくれる。
そのあとジェーン•オースティンの記念館Jane Austen Centreでアフターヌーンティーをして、ロイヤル•クレセントRoyal Crescentを通ってから市内に戻り、プルトニー橋Pulteney Bridgeを渡ってから電車でロンドンに帰る。
帰宅後は家の近くのGrumblesで夕食。牛肉の赤ワイン煮がすごくおいしかった。
そのあとジェーン•オースティンの記念館Jane Austen Centreでアフターヌーンティーをして、ロイヤル•クレセントRoyal Crescentを通ってから市内に戻り、プルトニー橋Pulteney Bridgeを渡ってから電車でロンドンに帰る。
帰宅後は家の近くのGrumblesで夕食。牛肉の赤ワイン煮がすごくおいしかった。
昼前起床。奥さんが荷造りをしている。１２時に新谷さん夫妻石井くん竹山くんとCafe Royalで待ち合わせてSHARISHARISHARIホテルチームのホテル見学会。雪がちらつく中、St.Martins Lane、Me Hotel、Citizen M、Bulgari、Andazと見学させてもらう。それぞれ対象とする客層や支配人の哲学が内装や従業員に如実に現れていて面白い。Citizen MとBulgariは特にそれが貫徹されていて気持ちよかった。その後僕は途中で抜けてパディントン駅へ。電車で一時間半、バースに向かう。先に着いていた奥さんとホテルで合流。Queensberry Hotelへ。代理店を通さずに直接予約をしたら、ちょっとしたお土産が用意されていた。ホテル内のレストランで夕食をとったあと早めに就寝。
昼前起床。先日Stoke-on-Trentで絵付けした焼き物が届く。部屋では奥さんが荷造りをしている。段ボール箱三個でイギリスへやってきた奥さんは、再び段ボール箱三個で日本に帰っていく。二時からSHARISHARISHARIの会。雪が降っていたが１５人が集まる。読書会『アフォーダンス-新しい認知の理論』の第一回をさきさんから。ゲシュタルトについて。サイバネティクスでさきさんが担当した章とも関連する内容。つづいてダニエルのリードでGDPxSSS (Guerrilla Dance Project x SHARISHARISHARI)のブレスト。テーマはPlayable Cityなので、「遊び」について定義することを試みたり、個人的な記憶を解きほぐしたりする。最終的には、埋め込まれたセンサーで積まれた記憶を蓄積していける積み木をデザインすることになるのだが、もう少しダニエルのディレクションに任せてみよう。堀田くんからは彼が最近読んでいるValentino Braitenbergの本の紹介と、「Braitenberg Vehicles」を使ってSHARIの屋根のプロジェクトに関するアカデミックな意味付け。全１４段階のうち去年の一年間で４段目から６段階目に到達していたらしい。久しぶりに参加してくれたしろうちさんからは彼女のファッションブランドkaNASHKAの紹介。彼女がデザインするパターンは、押し花をしたときに紙に残る痕跡をPhotoshopに取り込んで万華鏡のように増幅したものであったり、あり地獄に吸い込まれたアリは食べられてしまったあとも隊列を組んで逆に体内からウスバカゲロウを乗っ取ってしまうという空想に基づいていたり。彼女自身が小さな頃に野山で触れあっていた小さな生命の、薄気味悪くて美しい物語に満ちている。Japanese Junction展のカタログが届いたのでみなで回覧したあと、中華街に移動して夕食。帰国する奥さんにSHARIのみんなが寄せ書きのウサギをつくってくれていた。
奥さんが追加の申請書類をコンサルタントの会社に届けてくれる。さらに追加の書類が必要になったため、昼休みや休み時間に会社のレセプションで奥さんと待ち合わせて記入作業。奥さんに何度か往復してもらい夕方にすべて揃う。会社では終日現場のプロジェクトの作業。いくつか図面を発行して同僚に引き継ぎしてから会社を出て、新谷さんと待ち合わせて北へ。卓球できるパブを見学した後、事務所訪問集団の会。今回はWilkinson EyreとZaha Hadidのオフィスを見学させてもらう。みなで近くで食事をしてから帰宅。
終日現場のプロジェクトの作業。夜は奥さんと待ち合わせてTate Modernへ。Tankでダンスパフォーマンス『Charles Atlas with Cecilia Bengolea and François Chaignaud』を観る。
終日現場のプロジェクトの作業。夜はコベントガーデンでたけさんさきさん奥さんと合流し軽く夕食をとった後、ROH2で『Metamorphosis』を観る。
終日現場のプロジェクトの作業。昨日のつづきでセッティングアウトとモックアップの図面を書き進める。夜は永住権申請のアプリケーションフォームを記入し、チェックのためビザのコンサルタントに送信。
