ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

携帯電話の沈黙

2006-07-26 21:28:33 | 帰国・コンペな日々
23日 朝十時、大学へ。歩道橋コンペの模型制作。翌朝八時、就寝。

24日 朝十時、大学へ。歩道橋コンペの模型制作。四時半、就寝。

25日 朝十時、大学へ。歩道橋コンペの模型制作。二時半、就寝。

26日 朝十時、大学へ。歩道橋コンペの模型制作。なかなか終わりません。

忙しい時間の合間を縫って手伝いにきてくれる人たち、どうもありがとう。
でもまだまだメンバーが足りないのです。

おととい携帯電話のメール機能だけがなぜか突然壊れてしまい、ドコモショップに駆け込んだら修理工場送りにされてしまった。同じ型の代替機を渡されて今はそれを使っている。湿気で基盤が腐食してしまったのかもしれないとのこと。受信メールも送信メールも、すべて消去されてしまっていた。保護していたものも含めて。メールの機能を奪われてしまった携帯電話というのは随分と静かなものですね。
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発信/3つのルール

2006-07-23 01:03:47 | 帰国・コンペな日々
『新建築住宅特集』8月号「特集 設備からの発信」内に「建築に溶けていく設備」と題してDECoによる記事を掲載させていただきました。すでに店頭に並んでいます。建築の設備とデザインに興味のある方はぜひご覧あれ。ご意見ご感想求む。


19日
十時過ぎ、大学へ。まず先日のインタヴューのテープ起こしを片付ける。昼過ぎからは歩道橋コンペの模型スタディ。五時過ぎ、かわしまくんと合流。レモンで材料を買い出して帰りがけに久しぶりにまぐろ市場で晩飯。夜はもくもくと模型をつくり始める。明け方、なんとなく組み方のルールが見えてきたところで終了、睡眠。

20日
昼頃起床。作業場で歩道橋コンペの模型製作のスタディをつづける。昨晩誘っておいた後輩たちがヘルプに来てくれる。かわしまくんのトマト関係の後輩と僕の歴史系関係の後輩。ありがとう。六時からデコ会。八時からはひきつづき環境系院生室で『住宅特集』記事の打ち上げ。出前は担当編集さんのおごり。僕とかわしまくんは途中で抜けて、木質研のこばやしさんとミーティング。今回採用された構造システムの底力を知る。もっと自由に組むことができるらしい。最低限守らなければならないルールを見つけるため三人で組んでみて、「基本ルール、破綻しないためのルール、退屈にならないためのルール」の3つが見つかった。これでこれからはもっと自由に組むことができそうだ。十一時前、院生室に戻り、打ち上げの余韻に合流。東大生の自己言及癖について、など。今後ともよろしくお願いします。

21日
十時過ぎ起床。大学内の作業場で歩道橋コンペの模型製作を続ける。昨日同様、昼前後からトマトの後輩さんと歴史系の後輩さんがつぎつぎにやってきてヘルプをしてくれる。食事の時間帯にいた人には食事を、それ以外の人にはおやつを支給。夜九時、ヘルパーさんが全て帰宅。ありがとう。十時過ぎ、見学会を終えたかわしまくんが合流。ひきつづき二人で模型製作をつづける。朝六時前に終了。

22日
昼過ぎ起床、大学へ。今朝までにつくったパーツの間を埋めて一本の環状につなぎ合わせていく。七時、トマトの後輩さんが部材切り出しのヘルプに来てくれる。ありがとう。八時に後輩さんが帰り、僕は環境系院生室で晩飯。九時からは製図室でピソコモドの素材スタディ、集中して一時間、十時過ぎに終了。再び模型製作。

今月末までに木の歩道橋コンペの模型を完成させなければなりません。一緒に組み立ててくれる方をまだまだ募集しています。興味のある方、ご一報くださいな。
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柚餅子の味

2006-07-19 11:14:13 | 帰国・コンペな日々
大成功に終わった週末の九州遠征から戻り、コンペ締め切りまでは残り二週間。

昨晩はコンセプトスケッチと模型を持参して農学部の木質材料学研究室を訪ねた。かわしまくんこばやしさん僕の三人で、いなやませんせいのエスキスを受ける。ちょうど今先生が構想している木質の構造形態と符合する部分があったようで、上々の反応を得られ盛り上がる。模型で魅せるプレゼンテーションにしよう、と。そういうことになれば、僕らマンモス設計集団は自信ありますので。その後研究室に残り三人で模型スタディ。行けそうな感触が得られたとこで解散。明日模型材料を購入したら、もくもくと模型をつくりはじめよう。アタラシイ木造デキルカナ?

先週金沢に旅行した友達から珍菓「柚餅子」をお土産にいただいた。『美味しんぼ』で紹介されていたらしく、友達はその製造元までこだわって探してきてくれたらしい。中身をくりぬいたゆずの皮の中に餅を詰め、蒸篭で蒸した後に自然乾燥させるという工程を秋から冬にかけて四ヶ月間繰りかえすのだという。その成り立ちも食感もチーズのようだなと思った。家に帰り、綺麗な小箱を開けてさっそく包丁を入れてみる。少しずつ味をかみ締めながら、ゆったりとしたひとときを過ごす。


九州からの帰り道、この7月のすごし方についてかわしまくんと話した。忙しい毎日といろんなチャンスを与えられていることに満足してしまってはいないか、と。もう一度初心にかえって頑張ろう、と。一緒に過ごした時間が長すぎて二人の思考回路が似てきてしまっているかも。お互いから出て来るアイデアがすぐに納得できてしまう。巡り合って化学反応した結果、今は平衡状態に向かいつつあるということか。こんな思考停止したままではマンモス設計集団らしくないね、と。これを最後に、しばらく二人でコンペをやるのはやめるかもしれない。次は5年後か10年後か。だからこそ今回の歩道橋コンペは僕らの集大成でなければならない、と再決意する。今が二人マンネリならばマンネリなりの、現時点でのベストを尽くそう。


土産話に、九州旅行で一番心騒いだのは阿蘇山の砂千里だったという話をしたら、『砂の女』という安部公房の本を手渡されました。暇を見つけて読んでみます。
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鳩とパンくず

2006-07-15 00:25:45 | 帰国・コンペな日々
呼吸をするとノドの中に水分が侵入してくるのを感じるほど、朝から蒸し暑い一日。八時に大学に集合。製図室でピソコモドプロジェクトのプレゼンテーション用模型をつくり始める。昼飯は作業を抜け出して、工学部2号館下のサブウェイでサンドウィッチを買って安田講堂前の木陰で並んで食べる。おじさんが撒いていったパンくずに群がる鳩が、くちばしのわりに大きすぎるパンをつつきながら時折それを空中に放り投げる様がおかしくて、腹を抱えて笑いながら。 放り投げたパンくずを小さなスズメがかっさらって一目散に飛び去って行く。カラスがときたま低空飛行する。一部始終を草の陰からじっと見ている一匹の猫。寝不足のせいかなんだかボーっと上の空で、同じ会話を何度もしてしまう。午後は引き続き三人で模型をつくり、夕方からはプレゼン資料をつくり始める。十一時、明日に備え早めの解散。明日は五時起きで、早朝の便に乗って羽田から福岡へ飛びます。機内で予行演習。
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リバウンドじゃないし

2006-07-14 02:41:08 | 帰国・コンペな日々
昨日、ヨドバシカメラに新しいノートパソコンを物色しに行ったついでに、タニタの体脂肪計付き体重計を購入してきた。先月の健康診断で、びっくりするような体脂肪率だったためである。ダイエットに挑戦した某男性タレントの「リバウンド後」のそれと同じだなんて…。それ以来、暴飲暴食はやめて多少は健康に意識して生活してきたつもり。家に帰りさっそく測定してみると、数週間前のその診断結果よりも6ポイントほど低い数値が!肥満気味の普通体型から、やせ気味(!)の普通体型になっていた。体脂肪率ってそんなに簡単に上下するものなのか!?と疑心暗鬼になりつつ、ちょっと安心。あのときは徹夜明けでそのまま朝一で測定だったから異常な数値が出たのかな。とはいえ運動不足であることは間違いないので、人知れず食事や運動などでベタな努力を始めたりしている。炭酸飲料は飲まないとか、風呂で汗をかくとか(地道すぎる…)。筋肉つけるためにコンペ終わったら水泳も始めようと思っている(競泳経験あり)。今日環境系の院生室で昼飯にパスタを食っていたら、通りかかった筋肉マニアな後輩から「パスタはあんまり脂肪増えないですよ。おすすめです」と声をかけられた。僕の心の中が読めているのだろうか?というか他研究室の後輩から脂肪の心配されてしまう僕って大丈夫なの…?
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感覚をプランニングする

2006-07-14 01:25:51 | 帰国・コンペな日々
10日
午後から講義都市建築史の課題発表。夜はピソコモドプロジェクトのスタディ。
そのあとはピノを食べて癒される。

11日
九時に南千住に集合し、SBD小委員会。ようやく復帰できた。議題は雑誌原稿についてのスタディと次回インタヴュー企画の質問事項について。喫茶店で資料を回し読みながらのんびりと。そのあと東京ガスの実験住宅を見学。冷水管を使った輻射冷房技術について。壁に寄りかかるとタイルを介してひんやりとした冷気が伝わってくる。冷房時は天井と壁に設定室温マイナス10度くらいの冷水を回し、暖房時は壁と床に温水を回すのだという。送風式のエアコンと違い、輻射暖冷房は無音である。自分がいかに機械音にさらされながら生活しているかに気づかされる。しかし部屋の隅々まで一様な温度にするのは難しいらしく、天井には空気攪拌用の大きなファンが静かに回っていた。解散後、昼飯を食ってから南洋堂へ。Detail別冊の『Steel Manual』に鉄の歴史がまとめられているのを発見。
午後は歩道橋コンペのスタディ。七時からは小林さんも加わり三人でスタディ。九時に終了し、引き続きピソコモドプロジェクトのスタディ。上野のドンキホーテで素材探し。店内の商品をいじりながら感触を確かめ、いくつかの品を購入。

12日
十時からArchiTV班のミーティング。午後からはピソコモド班のスタディ。池袋の東急ハンズに素材を物色しに行く。それらの素材と大学内でかき集めた材料を元に、夜は感触のスタディを実物大模型で。明け方に解散。

13日
大事な講義の最終回を寝過ごし、昼過ぎに大学へ。準備をして、三時からピソコモドの担当者の方との打ち合わせ。今週末に福岡のピソコモド本社を訪ねてプレゼンテーションをさせていただくことになっている。そんなことも踏まえつつ議論。僕らのコンセプトは、機能じゃなくて環境や感覚をプランニングするということ。自分のやりたいことだけをやりきればいいわけでもなくて(相手に理解してもらえなければ続けさせてもらえない)、かといって相手の気に入るように顔色伺うことを求められているわけでもなくて。クライアントの顔が見える仕事の難しさを実感。そんな機会を与えてもらってる僕らは幸運であるが。五時から環境系院生室で小林さんを交えて歩道橋コンペのスタディ。構造システムについて小林さんから新たな提案が(そういう展開を待ってました!)。六時からはデコ会。今日からわたるくんが参加。みんなで晩飯を食ってから、さきほど参加できなかった難波研メンバーも交えてひきつづき議論。八時からは農学部の木質材料学研究室にお邪魔して歩道橋コンペの構造スタディ。木質系の院生さんたちが時々覗きに来てくれて、コメントしてくれる。こういう環境でやるのもいいかも。コーヒーまでいただくも、途中から幾何学の話になり、僕は睡魔に襲われる。

今週末は福岡に出張です。
スカイマークエアラインの格安航空券ですが、初九州、楽しみです。

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今いちばん大切な

2006-07-08 04:09:47 | 帰国・コンペな日々
6日

三時から鈴木研のゼミ。明日の歴史系全体ゼミにすずきせんせいが来られないので、僕を含む鈴木研のM2二人が修論のテーマ発表をする。普段からずっと考えていることだったので、つくったレジュメを読み上げなくてもしゃべれた。先生からはおおむね賛同を得られたけれど、「そういうテーマで行くなら当然定量的な構造解析までやってくださいね」と笑顔で。それは僕にとっても最も苦手な分野なのだけど、頑張らねば。資料収集の方法としては、19世紀当時の製品カタログを読んでみたらどうかとアドバイスをいただく。もう一人のM2のとうさんも研究対象はイギリス。海外研究につきものの資料収集の難を指摘されていて身につまされた。

夕方髪を切りに行って、夜は歩道橋コンペのスタディ。1/50で模型をつくり始めてみる。敷地の正確な図面がまだ手に入っていないのだが、扱う範囲はおよそ野球場一つ分くらいの規模。模型製作のためには膨大なスペースが必要なことがわかる。この季節、院試対策のために四年生が三階の演習室を占有する。困った。


7日

40人分の資料を印刷して歴史系のゼミに臨む。昨日お墨付きをもらっているテーマなので自信を持ってしゃべれた。つくったレジュメを読まずに大声でしゃべる僕に先生方はニヤニヤ。いろいろ前向きなアドバイスをいただく。東大の図書館には古い時代のRIBAの会報誌がストックされているらしく、それを当たれば19世紀の詳細な図面も手に入るのではないか、など。こうした領域横断的なテーマはやはり歴史系においては過去に例がないらしい。構造系の先生も喜ばれるでしょう、と好感触。ただし最後に、技術の話だけにとどまらず形而上学的な領域まで到達してねと釘を刺された。今まで歴史系が避けてきたテーマだから頑張ってほしい、と博士の先輩からも声をかけてもらう。うれしい。

四時からArchiTVのミーティング。三田の商店街を舞台に、二時間ほど案出しのブレスト。次回は町内会へのプレゼン用に模型とパネルをつくってみることに。

六時からこばやしさんと歩道橋コンペのスタディ。何気ない一言から前回とは少し違う意外な方向に転がりだす。こういうことがあるから三人でやるのは楽しいね。

終了後、畳プロジェクトのブレスト。インテリア系の雑誌を見たり家具見本市やデザイナーのWEBページを閲覧しながら、二時間ちょっと。また一つ案ができる。

休憩中に後輩から「最近、建築以外のことしてますか?」と。彼は最近、拘束のドローイングで知られるマシュー・バーニーの映画を観てきたらしい。彼は「建築における、無用なもの」を修士での研究テーマとしている。建築そのものとは直接関係なく、宗教や遊興等のルールや作法によって生まれ、建築の中に「残ってしまった」もの。日本の伝統家屋の中にはそんなものがたくさん存在しているという。

先週僕が送った「不合格でした」というメールに対して、返事に困っていたという父からパソコンにメールが来ていた。自分にとって何が今一番大切なやるべきことか、いつか優先順位が建築士試験になったときには頑張ってくれ、と。父は、期待はしてないけどいつでも帰ってくればいい、と僕に言う。ただしそのときはゼロからの修行が始まると思ってくれ、と最後に添えられていた。ありがたいと思った。

先月からDECoのメンバー5人で書かせていただいていた原稿が無事校了を迎えたと担当編集さんから連絡をいただく。「建築に溶けていく設備」というタイトルで、『新建築 住宅特集』誌8月号に特集記事の一つとして4ページ掲載されます。

環境系の院生室と歴史系の院生室を行ったりきたりする生活を送っています。
そんな身のおき方がこれからもずっと続いたらいいなと思いながら、二階と三階の階段を上り下りしています。
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ひとねむり

2006-07-06 09:40:05 | 帰国・コンペな日々
いちおうの資料ができたのでひとまず環境系のソファで寝てみる。起きたらもう一回見なおして少し直して、三時から鈴木研の研究会。おやすみなさい。
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なんとかなるなる

2006-07-06 02:51:10 | 帰国・コンペな日々
修士論文のテーマ発表会を明日に控え、そのための準備に追われる。「ライトコンストラクションは、いかにしてその軽さを手に入れたか 19世紀イギリスの初期鉄骨造建築とその接合部の技術と変遷について」。昼間は図書室で雑誌をめくり、資料収集。夕方から院生室に籠もり、InDesignを使って資料をつくり始める。

六時半に待ち合わせて、今期のAUSMIPでミュンヘン工科大に行く二人と本郷通り沿いのこだわりやまで晩ゴハンを食べる。以前二人の卒業設計を見たときホールデンスタジオっぽいなと思っていたので、二人が留学先にミュンヘン工科大学を志望したと聞いてしめしめと思っていた。生活のこと、大学のこと、教えられる範囲でいろいろアドバイスさせてもらう。食事とか語学とか、不安に感じる部分も多いようだけど、最後に「ミュンヘンとの距離が近づいた気がします」と言ってもらえてうれしかった。留学に失敗はないと思うので、思いっきりやってきて欲しいと思う。

大学に戻り、再び資料づくり。小児ぜんそくを患っていた後遺症で、台風が近づいて気圧が不安定になると粘膜系が過敏になってしまう。目が腫れぼったいよと心配される。7月は歩道橋コンペ(とデコもろもろ)を思いっきりやって、8月になったら、9月に“彼の地”で就活(!)する資金集めを兼ねて、どこかで働きたいな。などとバイト情報を見て現実逃避してみたり。
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その弱さに惹かれる

2006-07-05 13:54:35 | 帰国・コンペな日々
2日
八時起床。沿道に立ち並ぶハッピ姿のおにいさんおねえさんたちから口々に声援と紙袋を渡されながら、池袋の立教大学へ。受験指導のパンフレットと一緒に手渡された缶コーヒーを飲みながら試験会場に入る。昼食をはさみ、合計六時間の試験。夜はDECo会。明日のインタヴューのための作戦会議をしてから、ArchiTV班のミーティング。どちらもよい感じにまとまる。「設備とデザイン」原稿の加筆修正分を検討。出版社に送信後、日建学院の解答速報で試験の答案をチェックする。

3日
十時に起床。質問事項を整理し三時からのDECo会に臨む。木質構造の研究者である坂本功先生へのインタヴュー。先生にとって木造の魅力とは、割れるとか、めり込むとか、腐るといった「木の弱さ」であるという。この「弱さ」ゆえ、木材は扱うのがとても難しいけれど、複雑でで繊細な材料として今後も残り続けるだろう、と。

4日
八時に大学に集合。かわしまくんと木の歩道橋コンペのスタディ。午後からスタジオ課題の講評を聞く。こうやって講評を受けられるのも大学に所属している今だけなんだなとふと思う。四時から木質材料学研究室のこばやしさんと歩道橋コンペの打ち合わせ。マンモス設計集団のコラボレーションはドーバー海峡(本郷キャンパスと農学部のある弥生キャンパスを隔てる言問通りのこと)を超えました。終了後、環境系の院生室で今日校了を迎えた「設備デザイン」原稿班のささやかな打ち上げ。ドイツ土産のベルリンビールを空ける。夜は八時から難波スタジオの打ち上げ。部屋に帰ってからも妙に頭が冴えてしまって眠れず、長風呂に入ったり、部屋の片づけをしたりして過ごす。たまっていた書類をゴミ袋と本棚に仕分けする。明け方、ドイツの準決勝敗退と北朝鮮のミサイル発射のニュースを見て就寝。
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