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ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

Pylon

2011-05-31 20:20:00 | ロンドン・hcla
イギリスの送電鉄塔をリデザインするRIBAとnational grid共催のコンペ要項が一週間ほど前に発表された。ニコラス•グリムショウも審査員に名を連ねる。

RIBA Pylon Design Competition

ちなみにイギリスには送電鉄塔愛好会(The Pylon Appreciation Society)なる組織があり、小学生から引退したエンジニアまでが会費£15で所属しているらしい。

The Pylon Appreciation Society


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コンペデータ送信

2011-05-30 22:48:39 | ロンドン・hcla
三連休の三日目の朝、コンペのプレゼンデータを日本の父に送信。最後の数日で一気に密度が上がったと思う。sharisharishari+エムロード。勝ちたい。
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タイトルは特にない

2011-05-25 04:14:18 | ロンドン・hcla
土曜日、Royal Academyでシンポジウムを聴く。建築と記憶について。気持ちのいい階段教室で、考え事がすすむ。夜はHoxtonのヴェトナム料理店で、友達の誕生会と歓迎会に参加。日曜日、AAでsharisharishariの活動。コンペ作業。サーバーの移行に伴いweb siteを復旧中。合わせて、中国からのアクセスがなぜかブロックされている事象に対処するためfacebook内にメンバー向けの連絡ページがつくられる。月曜日、会社で担当しているプロジェクトの大きな締め切り。同僚の助けを得て無事完了。いつのまにか同僚がとても増えている。火曜日、AAに立ち寄ってから家に帰りコンペ作業。
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疑惑

2011-05-18 21:52:19 | ロンドン・hcla
会社の奥の机を間借りしているディレクターの友達(アメリカ人の投資家らしい)。オフィスの中でいつも誰か話し相手を探している。キッチンで顔を合わすたびにいろいろなうわさ話を教えてくれる。アイルランド人の同僚のことがなぜかお気に入りなのだが、同僚がホリデー中でいないせいかここのところあまり会社に来ない。彼の机の電話には別回線が引かれていて、なんとも気の抜けるメロディの呼び出し音が鳴る。彼の不在中によく鳴りつづけるので耳に残ってしまい、仕事中つい口ずさんでしまうたびに「brain wash(洗脳)されてるよ!」と同僚と注意し合っている。不在中にしか鳴ったことがないので、最近では彼が自分の存在をアピールするために自作自演でときどき外からかけているのではないかとの疑惑も生じている。
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元大家さんを訪ねる

2011-05-16 23:20:25 | ロンドン・hcla
連休にエディンバラのThe Palace of Holyroodhouse(スコットランド滞在中にエリザベス女王が滞在する宮殿)を訪ねたときに、併設のカフェでTwinningsのRoyal Wedding記念の紅茶缶を見つけた。購入できるところを探していたらTwinningsのOnline Shopで発見して注文し、先週家に不在票が届いていたので会社に転送してもらい今日受け取った。普段からサンプルやら資料やら印刷所に出していた図面やらがだいたい僕宛で届くので(今日は私用だったけど)、机まで届けにきてくれるoffice managerが「コミばっかりいろいろプレゼントもらってジェラシーだわ」とそのたびに言ってくる。

土曜日、日曜日、AAでsharisharishariの勉強会とコンペ作業。日曜日はAAに行く前に、奥さんとふたりでWillesden Greenのエビイ(元大家さん)の家(僕が4年間住んだ家)を訪ねた。本数は少ないが、Kentish Townから電車一本で30分くらいで行ける。犬のロリは僕よりも奥さんを覚えていたみたいで、玄関の僕をすっと素通りして奥さんに甘えていた。奥さんがロンドンに来るたびに大家さんはこの家に一緒に泊まらせてくれていたので奥さんともすでに顔見知りなのだ。前日から煮込んでくれていたカレーをいただき、三人でのんびり、うわさ話や本当の話やらをする。結婚の祝いに、写真立てつきの置き時計をもらう。僕が出たあと空いていた部屋にはすでに新しい住人が入っていたが、素行が気に入らなかったらしくすでに大家さんの方から契約解除を言い渡したそうだ(そんな厳しい大家さんと4年間も一緒に住んだ僕はよほど我慢強かったんだなあ)。
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安心感

2011-05-13 00:22:40 | ロンドン・hcla
一月ほど前からhclaに加わりすぐに居場所をつくったoffice managerの女の子。映画学校の元教師である。落ち着いている(ように見える)。冗談は必ず真顔で言う(ように見える)。そして時々不思議ちゃんになる(ように見える)。そのマイペース(なように見える)がなぜか人を安心させる。厳格で一分の隙もなかった先代とはまた違った意味で大人な、平気で道化にもなれるoffice managerである。
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Public Consultation

2011-05-10 21:57:50 | ロンドン・hcla
家に帰ったらCamden区から手紙が届いていた。隣の家を改築するPlanning Applicationが提出されましたというお知らせ。21日間のPublic Consultationが始まったのである。「Erection of ...」で始まる計画概要につづいて、「賛成か反対か、もしくはそのいずれとも言わずにただ論点を挙げる」権利があることが書かれている。会社ではいつもこれを提出する側なのだが、受け取るのは初めて。ちなみに手紙に書かれていた計画概要は以下の通り。

Erection of a single storey rear extension at ground floor level and associated alterations including new rear window to ground floor level, new side windows to first floor level, replacement of existing rear windows to first and second floor level, replacement of existing rear boundary wall following partial demolition and new side boundary wall to dwellinghouse (Class C3).

「Class XX」とは建物の用途のこと。C3は(おおまかに言うと)住宅である。
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マノン

2011-05-09 23:53:14 | ロンドン・hcla
日曜日。AAでsharisharishariの活動。読んでいる本の紹介など情報交換したあと、コンペの作業など。

月曜日、会社が終わったあと待ち合わせて、ROHでバレエ『マノン』を観る。全3幕で、さらにそれぞれが2~3のシーンに分かれている。一幕と二幕は18世紀後半のパリで、三幕は流刑植民地だったアメリカに舞台が移る。背景も含めてせわしなく場面がかわる一方で、その細かく区切られた1シーンの中での登場人物の性格や心の動きが、しぐさや表情によって語られる。勧善懲悪のわかりやすい筋立ては無いので、話の流れや振り付けは同じでも踊る人の解釈によってニュアンスが変わり、受ける印象は大きく変わってきそうだ。今日の『マノン』がすごくよかったので、もう別の配役では観たくない気さえする。前半は華やかかつ頽廃的な貴族の世界で舞台上をモジモジウロウロとしていた神学生のルグリュー(カルロス•アコスタ)が、後半ではマノンに執着して衝動的で一途な行動を起こしていくがかえってマノンともども身を滅ぼしていく。生まれ持った魅力によって人々から与えられるものを享受しながら前半刹那的に舞台上を駆け回っていたマノン(タマラ•ロホ、『マノン』の初演の年と同じ1974年生まれだが、踊っている姿は少女だった)は愛や恋のような内省的な行為とは無縁で、転落していく後半もやはりただ与えられた状況に魂が抜けたように身を任せていく。1幕の寝室のパドドゥでは文机とマノンのいる寝台を行ったり来たりしながら心を迷わせていたおとなしく純粋なルグリューが、3幕では心体ともにボロボロになったマノンを一方的に引きずり回すように踊る狂気を見せる。性とか暴力とか、破滅していく登場人物みな人間臭くて、最後まで誰も救われない。見終わったあとにやるせない悲しさが残る。音楽はドラマチックでバレエの振り付けがなくても場面が浮かんでくるくらいだが、このバレエ用に書かれた曲ではなく、すでに他の目的で作曲されていたものを編曲して使用しているとのことだ。ちなみにロイヤルバレエでは全幕ものとしては20年ぶりの新作として『不思議の国のアリス』が3月に上演されたので観たが「ここまでやるなら、制約を外して台詞も入れてしまえばいいのに」と思ってしまうくらい忠実にストーリーを追った明るいエンターテイメントだった。一方今日の『マノン』はその逆で、劇中に台詞があったような錯覚を受けるほど、観たあとによい意味での「嫌な感じ」がひっかかりとして残った。
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The King's Speech: Revealed

2011-05-07 22:40:46 | ロンドン・hcla
断続的につづいてきた連休も終わり、週末のsharisharishariの活動も徐々に再開。各人が取り組んでいるコンペの作業をしながら見せ合ったりする。

家に帰ってからDemand 5で『The King's Speech: Revealed』を観る。ジョージ6世とその言語聴覚士ライオネル•ローグの関係を描いた同名映画の背景を追ったドキュメンタリー。ライオネル•ローグの孫であるマーク•ローグが、オーストラリア人としての一族のルーツを知ったり、ライオネル•ローグの元患者を訪ねたりしながら、祖父の足跡をたどっていく。インタビュアーとしてのマークは、カメラの前で祖父の名をライオネルと読んだりローグと読んだり、祖父との距離感に戸惑う。ライオネルが病に倒れた後に時を同じくして病に倒れた王から届いた励ましの手紙や、王の死後に届いたエリザベス妃からの手紙など、皇室のシンボルのついたカードにしたためられた王族からの肉筆の手紙も次々とカメラの前に紹介される。遺灰は庭園に散骨され墓石も残っていなかったが、こうして祖父の生きた証をみつけていくことで、祖父が家に帰ってきたような気がするとのマークの言葉で終わる。
Comments (2)
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ヘンドリックとアネグレットが来た

2011-05-04 23:43:45 | ロンドン・hcla
TUMに留学していたときにホールデンスタジオのアシスタントだったヘンドリックが、アネグレット(留学していたときに、同じホールデンスタジオをとっていた。AUSMIPの二期生として日本にも来ていた)をつれて会社に遊びにきた。「オー、ヨースケ!」とすぐに見つけて声をかけてくれてうれしかった。

連休が明けてから少し忙しい。
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