goo blog サービス終了のお知らせ 

ミュンヘンなんて、どこ吹く風

ミュンヘン工科大留学、ロンドンの設計事務所HCLA勤務を経て
群馬で建築設計に携わりつつ、京都で研究に励む日々の記録

南へ

2009-09-28 06:39:49 | ロンドン・hcla
先輩夫妻とロンドンの南の方を小旅行してきました。写真はクリスタルパレス遺構。



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OPEN HOUSE 二日目

2009-09-22 08:38:49 | ロンドン・hcla
The Lansdowne Club










Darwin Centre Cocoon, natural history museum















Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OPEN HOUSE 一日目

2009-09-20 08:30:47 | ロンドン・hcla
Royal Court of Justice














Royal Ballet School: Bridge of Aspiration


















Cafe Caponata & Forge Arts Venue






Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

IVIS 2009

2009-09-18 09:10:04 | ロンドン・hcla
ロンドンのロイヤルインスティテュートで開かれたIVIS2009でホールデンがディナーの前にレクチャーをすることになっていたので、昨日今日とパワーポイントをいじっていました。

http://www.ivisnet.org/

隔年で行われているVIP(Vacuum Insulation Panel、真空断熱材)に関する国際シンポジウムで、アメリカ、スイス、ドイツときて今年は初めてイギリスで行われたらしい。アジアでは未開催で中国が名乗りをあげているらしい。僕はアシスタント兼記録係として同行したのですが、主催者の方にディナーにも招待してもらえました。僕は今回のシンポジウムを運営したオクスフォードブルックス大学の研究者たちのテーブルだったのですが、ヨーロッパだけでなくアジアやアフリカからのフェローもいて、国際的でした。ドイツがリードする分野らしく会場にはドイツ人が多かったようです。やはり政策として力を入れているからなのでしょうか。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不在の理由

2009-09-17 09:06:18 | ロンドン・hcla
「I'm no longer single...」

現場でのミーティングが少し長引いてから、帰り際、意味ありげにコントラクターの担当者が言う。え?先週まるまる休みをとっていたのはそういうことだったのか。

このプロジェクトが終わったらマレーシアに新婚旅行にいくそうです。
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

27

2009-09-16 10:06:33 | ロンドン・hcla
27になった。

朝小さなプロジェクトの現場にいって、会社に戻ってからは中くらいのプロジェクトの建築申請の書類を書いていた。いつもどおり時間はすぎていき。ホールデンの資質証明書類は明日が締め切りで、夜は応援にきているドイツ人の元同僚と会社に残る。

締め切りぎりぎりに、余白のはずだった目次の裏ページにホールデンが一枚の写真をすべりこませてきた。イタリアの湖畔に立つ、名もないヴィラの風景。なぜ?

僕はディレクターたちの経歴をぼーっと見ていた。27ですでにアソシエイトだったひともいれば、30になるまで小さな事務所を転々としていたひともいる。ディレクターのひとりは、旧ホールデン事務所を何回も解雇されては再雇用されを繰り返したのち、ホールデンがTUMに教授として着任する際にパートナーとして起用され、以来ロンドン事務所を守ってきた。「5回解雇されたら、おめでとう。次はパートナーだ」 年末年始の苦しい時期に、彼がよく話していたのを思い出す。

土曜日、仕事でロンドンを訪れている同期の友人と会って、つもる話を語り合った。彼女もロンドンに縁のある人で、節目節目で相談もさせてもらったけれど、滞在期間はいつもすれ違ってきた。振り返ってみればタラレバなことだらけで、偶然の積み重ねにしか思えないことが人生を大きく左右しているようにも思えてくる。

ゼロページ目に載せられた湖畔の写真。オペラ歌手だった母と移り住んだイタリアで、ホールデンが過ごした小学校がそのヴィラのうしろに映りこんでいるのだという。偶然めぐり合ったこの風景の記憶が、今に至るまで彼のデザインを深いところで支配している。

元同僚がキッチンでワインを見つけてきて、youtubeで見つけたバースデイソングを次々にかけてくれている。なんだか素敵な誕生日ではないか。
Comments (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

隙間に注意

2009-09-15 09:03:00 | ロンドン・hcla
ロンドンアイ。32のカプセルはロンドン市内の行政区の数を表現している。ひとつき前くらいの土曜日、ふと見上げたら、そのうちのひとつが空っぽになっていた。



依然としてホリデーのシーズンは続いていて、実施の物件でも各部署の担当者にたびたび穴が開く。責任者が揃う日を見つけてミーティングを入れていく。今日は未決だった事項にひとつ大きな進展があって、すこしホッとした。

1:1でモノを見るようになって、どうしてこうも隙間だらけになってしまうのかとふと思う。ディレクターは言った「隙間は正しく書きなさい。じゃないと実物を見てガッカリすることになる」。油断すると、なにもかも隙間だらけになる。乾いた隙間は良性の隙間だが、詰めて埋めなければいけない隙間は見た目を害するし耐久性を損なう。異なる材質が集中するような角はたちまち隙間だらけになる。ここ最近検討しているディテールは、つまりは、きれいな隙間をつくることへの腐心なのかなと。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

eibsee report 2

2009-09-14 02:16:31 | ロンドン・hcla
(つづき)

Eibsee湖はミュンヘン市内から車で一時間半のところにある。レンタカーのカーナビがうまく作動しないため、オフィスマネージャーが念のため印刷しておいた道路地図を片手に、助手席のアソシエイトが運転するディレクターに道案内をする。その様子が、会社でのふたりの丁々発止のやりとりそのままでおかしかった。

ホールデンはこの三月で定年となりTUMの教授職を退官する。今回のカンファレンスでは、1996年に発足してから現在までの研究室の軌跡を歴代のスタッフやOB学生たちのプレゼンテーションによって振り返るとともに、ゆかりのある建築家たちによる講演によりmicro architectureの裾野の広がりを確認するといった趣向のようだ。

高速道路を降り、小さな街を抜け、山小屋風のホテルに着く。小高い山に囲まれた秘境のような湖。娘さんと先に来ていたホールデンに出迎えられる。

僕はホールデンの友人の息子さんと部屋をシェアすることに。(金融に興味のある高校生な彼がこの建築イベント中ずっと退屈そうだったので、その後三日間、どうにか建築に興味を持ってもらおうと部屋でいろいろ話すことになるのだが)

その後のウェルカムドリンクや夕食会では、TUM留学時代にお世話になったアシスタントやロンドン事務所の元同僚、ホールデンを通じて知り合った大学の先生などの姿を見つけ、挨拶して回る。

会場で配られた冊子の冒頭にはホールデンによるイントロダクションがあり、micro architectureのパイオニアとして以下のような建築家たちが列挙される。

frank lloyd wright(falling water)
mies van der rohe(farnsworth house)
norman foster, wendy foster (cockpit)
le corbusier,eileen grey (cabane, heidi weber house)
craig ellwood (bridge house)
charles and ray eames、eero saarinen
eliot noyes
phillip johnson
albert frey
john lautner

登場順。アメリカ人ばかりだ。しかしバックミンスター・フラーの名前は無い。具体的に名前が挙がっていない建築物も、地名が必ず添えられている。これを書いているとき、ホールデンの頭には、建築物そのもの以上に、それがたたずむ背景の自然が頭に浮かんでいたのではないかと思う。micro architectureは具体的な場所に置かれて初めて成立するということなのかもしれない。また、craig ellwoodについては、それが学生との共同プロジェクトであったことが強調されている。ホールデンもまた、研究室の13年間をbeing with studentsと総括している。

(つづく)
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Eibsee report 1

2009-09-04 08:22:56 | ロンドン・hcla
ミュンヘン郊外のEIBSEE湖で先々月末に行われたmicro architecture conference 2009の報告を何回かに分けて更新しようと思います。

ホールデンのロンドン事務所hcla(horden cherry lee architects)からはディレクター2人とアソシエイトと僕が参加。ホールデン事務所出身でARUPのAGU(セシル・バルモンド事務所)を経て現在ザハ・ハディド事務所で働くCHARLES WALKER氏と空港で合流し、一緒にミュンヘンへ向かいました。

(つづく)



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

てごたえ

2009-09-04 07:05:53 | ロンドン・hcla
ずっと書かないでいると、書くことと書かないことの閾値がだんだんわからなくなってきてしまいますが。今週から二週間会社に研修生が来ています。しばらく前から会社の最年少で、教えられ見守られる安心感に慣れてしまうのが不安だったのですが、久しぶりの後輩です。気になっていつもより早く会社に行ったりしています。

現場が始まって、建築をつくっているという実感が得られるようになってきました。ディレクターに知識の乏しさを怒られあきれられながらもなんとか一分の一で図面を手描きしたりするようになり。真鍮製品の工場が落雷で炎上倒壊して年内操業停止になり仕様書の変更を余儀なくされたりもして。目に見えているものはもっと大きなものにつながっていて、見えない法律や慣習がそれを取り巻いていて。建築の重さを感じる今日この頃です。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする