昨日。巨人は自由契約にしていた上原投手と再契約したと報じられた。
上原投手は43歳。メジャー経験もあり実績充分。
しかしシーズン中左膝のクリーニング手術を受け
そのため経過観察を含めて10月29日に自由契約となった。
しかし。11月になって広島から丸外野手。西武から炭谷捕手をFAで獲得。
この上原投手の契約前までに。FAでの人的補償のリストを広島と西武に送付済み。
その経緯踏まえて。この上原投手の自由契約→再契約が
人的補償のプロテクト逃れでは？？って疑惑になってしまったと。
まあそう想われても仕方ない流れだったと想うし。
球団や上原投手本人はその疑惑を否定してるけど。
タイミングと要素が悪すぎるなとも。
まず契約の細部や裏での交渉過程は球団と本人（代理人）くらいしかわからないので。
どんな交渉だったのか。裏にどんなモノがあったのか。言質や裏約束があったのか。
などまったくわからないのが事実。
年俸ですら報道では推定でしかないし。
細部は個別の契約だけに詳細は出ないのも事実。
そしてまあ上原投手は４３歳のベテランであり。巨人の生え抜き選手でもある。
巨人のいわばレジェンドでもあり。功労者でもあるワケで。
もし通常で在籍していたとしても。
人的補償のプロテクト枠の２８人には入れざる得ない可能性も高い。
まあでも巨人は過去に功労者でも。切り捨ててるし。
FA移籍の人的補償に。２００５年の豊田投手（西武）獲得で江藤内野手。
２００６年の門倉投手（横浜）獲得で工藤投手を人的補償で放出している。
２名とも言わばFA移籍してきた『 外様 』だからなのかもしれないし。
村田内野手も去年切って。岡本内野手が大躍進したけども。
今年中島内野手（オリックス）を獲ってるし。外様には特に辛いかなと。
まあ清原・落合も追われる感じで外様にはキビシイケドも。
上原投手のように経験も豊富で。将来も幹部候補かもしれない
生え抜き出身者を冷遇したらそれは問題になりかねないだけに。
プロテクトリストの２８人に入れざる得ない可能性は高かったのも事実。
まあ状況証拠だけ考えると。プロテクト逃れと言われても仕方ないのも事実。
そして人的補償のプロテクト選手が両球団に渡された後のこのタイミングでの
契約もある意味配慮がなかったというか。タイミングも悪すぎただけに。
いくら球団や本人が否定したってこういう疑惑になってしまうし。
まあ結果論ではあるが。
事実これがプロテクト逃れの方法論になってしまってるってのもあるワケだ。
年齢もあって。手術後。
予後の経過を見たいが。契約保留者の期限もある。
どうなるか見通しも見たいって思惑もあるのはわかる。
そして自由契約にして他球団とも交渉可能にはなるが。
年齢・術後なども考えると他球団も手が出しにくい状況でもある。
是が非でも欲しい！って。・・レベルではザンネンながらソコまでではない。
故に本人が否定してる他球団のオファーがなかったからってのも理由にはならないし。
それで正当化できるとも想えない。
そしてまあ他球団の戦力補強や契約状況など踏まえて
少しずつ状況も変化していく中で。契約ごとだけに。
球団・スタッフにしても。他球団としても。上原投手本人にしても。
早く契約可能であるなら早く済ませた方がいいのも事実だけども。
なんせタイミングってもう少し配慮できなかったのかなと。。。(笑)
ホントに裏がなく。意図もまったくなかったとしても。
これだけ状況が揃ってしまうと疑われしまうのも事実。
まして江川事件のような裏があったような過去など多数あれば
疑われやすいのは巨人の宿命なのかもしれない。
まして丸選手の獲得でいろいろ物議も醸しているし。
人気球団だけにヤッカミやゴシップも増えるのもあるし。
ホントに裏がなかったとしても。結果論としては
広島と西武に対して。プロテクト選手２８人のうちの可能性のひとり削ってる
っていう事実は覆しようがないって部分と。
今後そういう逃げ道を使う可能性だってヨソもあるかもしれないってコトだ。
応援してる阪神で当てはめてみよう。
仮に今年オリックスからFAしてきた西投手がいるワケで。
すでに昨日入団会見あって契約締結の公示あった直後に。
オリックス側に対して阪神からプロテクトリストは送付済みとのコトですが。
その人的補償のプロテクトリストに。
ケガしてた上本内野手と。糸井外野手など自由契約に一端してたとしましょ。
もしくはケガなどはないが。功労者の鳥谷内野手や
ベテランでまだ必要とされている福留選手なども自由契約にしてしまいましょとすると。
プロテクト２８人に必ず入りそうなメンバーの。２～４名削れるコトになる。
すると放出可能選手の中で。まだ抑えておきたいボーダーラインの
若手の期待選手とか。１軍半くらいのボーダーラインの選手は確保できてしまう格好だ。
およそ。自分の予想で西選手の獲得でのプロテクト枠は。
投手・・・藤浪・秋山・小野・岩貞・才木・望月・桑原・岩崎・能見・藤川・高橋遥・浜地・竹安・馬場・石崎
捕手・・・梅野・原口
内野手・・・鳥谷・上本・北條・大山・糸原・陽川・植田
外野手・・・福留・糸井・高山・中谷
じゃないかなと予想。
欲言えば。このリスト除外してる。岩田・青柳・尾中投手。
坂本捕手や熊谷内野手。俊介・伊藤・江越・島田外野手などが候補になるであろうし。
入れておきたいワケですよ。
あくまで予想で。オリックスの戦力を考えて。
先発２名（西・金子投手）が抜けた穴で。欲しい投手を厚くしたリストなワケで。
また内野手も多少欲しいそうだが。捕手や外野は豊富だけに少し薄めにして。。。
って発想なのですが。
上述の２～４名除外できたら。今の欲言えば入れたいボーダーの選手が
保護出来てしまうワケです。
そうなるとリスト受け取ったオリックスとしては。
不満にしかならないのでは？？と。
巨人ももし仮に上原投手が残っていたとして。２８名のリスト対象に入れたとしたら。
ボーダーにいた選手の１名は増えるワケだ。
ましてイースタンで好調だったり逸材とされてるのが意外と多い巨人の選手。
ソコは広島や西武は育成上手いからソコは狙い目にしたいハズでしょうし。
そのボーダーがひとつ増える・減るは大きな差にもなりかねない。
結果論になってしまうようなこういう物議醸すコトを。
タイミング悪くやってしまったのに裏があるようにしてしまったのは事実で変えられない。
問題になる可能性も秘めてるだけに。
制度も変わる可能性もあるし。双方にとってプラスではないわなと。
まあ配慮なり。タイミングなり。説明なり。。。
もう少し必要だったんじゃないかなと。
人の一生や権利に関わる重大なコトだけに。
もう少し慎重でナーバスに対応すべきだったんじゃないかなと。