顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

野蒜の醤油付け

2017年04月29日 | 日記
のびる(野蒜)はユリ科ネギ属、昔はニンニク、ニラ、ネギ、ラッキョウと共に 五葷(「不許葷酒入山門:葷酒の山門に入るを許さず」の、酒とともに寺に入れてはならない匂いの強い食べ物)に数えられていました。

空き地や河原、どこにでもあるこの葷(くん)、野蒜は、「ののひろ」といって子供の頃、丸い球根を生で味噌をつけてよく食べたものでした。そこで散歩途中に少し太めのものを見かけたので、早速抜いてきて、大きめは生で、小さめは容器ともども熱湯にくぐらせ雑菌を消毒、醤油漬けにしました。

さてさて、辛味、歯ごたえとも自己主張の強いツマミの一品になりました。
この他に天ぷら、餃子の具、茹でたのをヌタ、ラッキョウのように酢漬けなどの食べ方が知られています。

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