上海で日本語を話している中国の若者達

中国人に囲まれて日本語で通していく日常の出来事を書き綴っています。

サイゼリアとロイヤルホストの差

2014年06月20日 | 日記

上海では大体どこでのショッピングモールでも目にするサイゼリア。
味やサービスも格安の値段に合わせて完全ローカル化し、地元客を掴んで成功しています。(上海庶民の手軽なランチやら会食場所になっていますね。)
比べて、日本のファミレスを志向したロイヤルホスト。
一時は日本語のできる店員も居り、日本並みのサービス提供をしていましたが、昨日19日に徐家匯店を閉め、中国本土から撤退しました。

 

ロイヤルホスト、中国から撤退 日本経済新聞 6月20日


飲食店の服務員は最下級職業(日本以外のほとんどの国では職業に貴賎がありますよ)と伝統的に認識されている中国で、高級料理店(日本人経営の日本料理店、寿司屋などは日本の料亭と変わらない値段を取っています)ならいざ知らず、庶民向けファミレスで高級人材を店員に雇用しようとしたら、そりゃ辞めて日系もしくは日本向け現地企業(KTV含む)のマルチリンガル社員に転職しますよ。(特に一般に不動産資産を持つ上海戸籍の)上海人は絶対に就かない職業候補の筆頭ですから。
基本的に提供している商品やサービスの利益額が違い、当然給与も各段に違いますから。それに、テナントも、少々不便な場所ばかり狙うサイゼリアに対して駅隣接で繁華街中心の美麗城では、テナント代も相当高かった事でしょう。
中国での自分の業態の最適コストを考えて進出計画を建て経営予算を組んでいたのか疑問です。
ロイヤルホストの撤退は、この基本的な部分の読み違えではないでしょうか。

まぁ、今日までよくもったなぁと云うのが素直な感想です。

 

両社は、中国進出の成功例と失敗例の同一業種者サンプルモデルとしてもってこいだと思いました。


雨天の上海の水捌け

2014年06月20日 | 日記

今日は本格的な梅雨日の上海です。

今朝も無事、臨時車体番号を取れた愛車で通勤ですが、路上の水捌けが悪く、ヒヤリとする事もしばしば。
自宅から地下鉄13号線沿いに金沙江路を走って来るので、最近道路整備工事が行われたばかりなのですが、雨水用側溝が直ぐに詰まってしまう様です。
原因はやはり、沿道の商店の路上への生活廃水やごみ捨てだと思いますが、結果的に自分達の住環境を悪化させていると判っていないのでしょう。
結局、何度整備や清掃をしても上海の水捌けは、住民の民度・モラルが向上しないと良くならないという事かもしれませんね。

外地人の流入人口が増加を続ける上海。
上海だけの範囲での社会人へのモラル喚起では限界があります。中国全土での社会人教育が急務です。

 

ところで先日、地下鉄駅での盗撮で捕まった「東アジア人男性」は誰なのだろう。

犯人は同じ歳なのですが、日本人なら知り合いかなぁ。嫌だなぁ。

写真の人物は目線越しに見覚え無さそうな顔だったのですが。