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◆ふえ・のおと◆フルーティストYoriko KASAI 葛西賀子 officialblog

~ヨーロッパ仕込みの音楽作り、研究を重ねたフルート基礎奏法・・最近は太極拳を通して体幹づくり研究も進んでいます!!

◆帰宅☆息遣いその後

2010-08-25 23:03:55 | 【つぶやき】
レングリさんにお別れを告げ、
泣く泣く(!?)草津から下山してまいりました!

草津も今年は信じられない暑さではありましたが、
やっぱり東京は暑い。。(+_+)


でも、どっぷりレングリさんのレッスンを吸収できた
この一週間は、大げさじゃなく私の一生の財産です!

上写真は、
お昼を一緒に食べた際にパチリ☆と
記念撮影していただいたのですが、

このときにだいぶ熱くフルートや音楽のディスカッションができて、

テーマは、
技術でない、音楽を心から感じる"情感"とはどこからくるか?
とか、
日本人がヨーロッパ音楽であるクラシックに取り組む
ことに対する彼の見解、
などなど色々でしたが、

目をギラギラと輝かせ、語るレングリさん!

音楽やフルートに対する情熱の凄さに、
とにかく話していて、本当に熱くて、楽しくて…引き込まれ、
真から"音楽家"だと感じました。

2週間ご一緒できず、残念です…。


でも!充実した、的確な彼のレッスン名言は、
端的に書いたはずなのに、最終的に実に10ページに!(・・;)

草津からライヴ?は残念ながらこれでひとまず…ですが、
書き留めた10Pのレングリ・ノートから、
どんどん自分自身や生徒さんのレッスンに反映させていき、
中でも有用なことはブログにもご紹介できるように…
(書き続ける気力を保てるよう…!?(^o^;))
頑張りまっす!

◆◇

さて、
前回書いた"息を肺を満たすようたっぷり吸う"

のその後について、
あまりに効果が高かったので!続きを書こうと思います(^-^ゞ


もう一度おさらい、

吹く前は必ず(最初のうちは特に時間をとり、焦らず丁寧に)
静かに(吸音は極力たてず)、深く…
肺いっぱいに空気が満ちるように、たっぷり吸う。

で、ホーッといい具合に脱力させ落とした下顎で、
フルートの口をつくり、
フゥーッと流すように"前に"たっぷり吐く(吹く)


本当に身に付くまで、根気は結構いりますが(^^;

慣れるまではとことん!頻繁にロングトーンなどで
根気よく練習し、吹くクセをつけると、
すでに数日でも効果が出、肺活量?の絶対値もあがってきます!

もちろん初めのうちは、息をたっぷり吸うアクションが、
下顎や喉の緊張を引き起こしそうですが、
極力ボケッと(^_^;)だらんと顎を落とし、息を吸うように…。


興味深いのは、
レングリさんも、トロンボーンのバウスフィールドさんも
おっしゃることはかなり同じで、

たっぷり吸う、

そして、

歌の人がその人の体で響きをつくるように、
弦楽器が弓のひきかたで響きをつくるように、

管楽器は息の圧=体の中の圧で、
その響きを生み出さなければいけない。

その源が息であり、
響きの空間が拡げた胸郭であり…

さらに面白かったのは、
レングリさんもバウスフィールドさんも、

その響きの"圧"を"ここを押してつくりなさい"、と、
胸の中心を指したこと。

実際は押せるような場所ではもちろんないので、
"そういう感覚"でしょう。

しかし、胸郭(肋骨内)の拡張は保ちつつ、
胸の当たりに「圧」を感じながら吹く。

(吹く際に、上唇を極力下に押さえつけず、
上に響かす意識も忘れずに!(^-^)b)

それにたっぷり吸う、のコンビネーションで
音づくりに励むことは、

最初のうちは練習ですぐ疲れがきたものの(^_^;)
また、なかなかすぐ結果があらわれずとも、

根気の先には、

かなりのご褒美(効果!)が待っている…ことでしょう!(^-^)/
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