◆ふえ・のおと◆フルーティストYoriko KASAI 葛西賀子 officialblog

~ヨーロッパ仕込みの音楽作り、研究を重ねたフルート基礎奏法・・最近は太極拳を通して体幹づくり研究も進んでいます!!

◆土曜日、新春コンサート@ 所沢ミューズ

2011-01-13 11:37:39 | コンサート情報
2011年が明けまして、皆さまはそれぞれにどんな年のスタートを切られましたでしょうか

私は元旦早々、胃腸風邪に見舞われてしまい。。
まぁ、、おかげで今まで毎年お決まりの、正月=体重増加 のイヤ~な図式を、
今年は見事に避けられたことに関しては・・怪我の功名と表現できましょうか。

ということで、
今年はしょっぱなから体調を崩すことから始まってしまいましたが、
おみくじは今年、めずらしくよかったし!?
今年もまた充実した、良い一年になればよいな~と思います

◆◇◆

さて、新年の体調不良をぶっ飛ばせ!の心持ちで、
現在、二日後に予定されている新春コンサートの準備中です。



今回は初の所沢のホール♪
どんな響きか、楽しみです!

いつものパートナーのピアニスト玄氏と、
ピアノソロとフルートデュオを織り交ぜて。

バロックのバッハから、
古典のモーツァルトは「きらきら星変奏曲」をフルートとピアノの特別バージョンで、
ベートーヴェンは、新春とかけてヴァイオリンソナタの「春」第一楽章をフルートで、
そして続けてピアノソナタの名作&大曲「ワルトシュタイン」。

後半はフランスへと時代をうつし、
ピアノソロで二曲、リストとショパン・・宿命のライバル同士!
(その背景に関するトークもあるでしょう)

そして最後に、フルート珠玉の名曲、シャミナーデの「コンチェルティーノ」で
華やかに春のコンサートを締めたいと思います!

所沢近辺の方も、そうでない方も(!?)
よろしければ土曜日の夜、馴染み深く、バラエティに富んだプログラムで、
新年の幕開けをぜひご一緒に楽しめればと思います

皆さまのお越しを楽しみにお待ちしております♪
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1月15日(土)

【場所】所沢市民文化センター ミューズ(キューブホール)

【開演】18:30 (開場18:00)

【チケット申込】KlangDerMusik@aol.com

【お問い合わせ】KlangDerMusik(担当:古川) 04-2943-0952

◆昨年の反省と今年の抱負と

2011-01-02 18:10:01 | ごあいさつ

↑ 今年、元旦早朝に仰げた、海からのご来光です


新年、あけましておめでとうございます!

…というか、前回の更新からまたしても一体どれだけの月日が…

昨年末、ホームページやブログの更新を気にしながらも、
本当にあれやこれやとあっというまに、大晦日を迎えてしまいました…(涙)

それでも、昨年も一年(更新頻度はひどいながらも)ブログを書き続けられたのは、
たくさんの方々にブログを読んでいただいていたおかげです!
本当に、ありがとうございました!


さて私は、毎年末に必ず決まった同じ曲で、「吹き納め」をすることを習慣としています。

同じ曲を一年に一回吹くことで、
その年一年の自分の変化を、良くも、悪くも、感じ振り返ったり反省することができるのです。
(しかし今年は、いつもきちんと時間をとっているこの大事な吹き納めすら、
バタバタと30分程しかできなかった始末・・・ホントにこんなのはいけない・・・)


ドイツから帰ってまる4年。
気が付けば今、とても充実したお仕事をさせていただいてることを、改めて強く感じました。

これもひとえに、
色々な場所でいただく演奏の機会やその素敵な出会い、
そして今うちにレッスンに来てくださっている、一人一人、
素敵な生徒さんたちとの日々の交流のおかげだと思います

しかし、その一方で昨年は、指導の方に特に忙しすぎて…
一人一人に対し雑にはならなかったか、とか、

また自身の演奏に対しても、
音楽家に必要たる「心」と「ゆとり」が、忙殺により失われていないか…
など、反省ばかりの少し苦しい日々でもありました・・・。

「石の上にも三年」・・三年を超えて、少し落ち着いてきた・・・だからこそ、
ここでもう一つ、自身を引き締めなければいけないのかもしれません。

なので今年は、今後、より良い音楽、より良い指導につなげていくためにも、
指導面ではこれ以上の数的な無茶はせず、目の前の、今レッスンにいらしてくださっている
生徒さんたちとのより丁寧な、よりよい信頼関係を大切にする。

そして何より、まずは自分自身を… 時に「静」に身を置く。
ゆとりある、忙殺されず、人間味あふれる日々こそが、音楽をより生かす。

ドイツにいた頃の、あのゆったりとした時間の流れ、とまではいかなくとも…
もう少し丁寧な、その音楽の高み・原点・その集中力に立ち戻れるように、
少し落ち着いて、自分自身を見つめなおす年にしたいと思います。

◆◇◆

最後に、モイーズの「演奏論」から、
今年(と言わず今後の!)自身の課題として、ここに記したいと思います。

  ― "生命ある音作り"の 研究を。

  「生命ある音」とは、うわべだけでない、深いところに達する音楽表現である。

  指のテクニックには限度がある、しかし、
  音の追求、より生命のある深い音に向かっての努力、
  より深く、高く音楽を追究する姿勢は死ぬまで続くべきものだ。…

  必要なのは、「個性」や「自分らしさ」ではない、
  それは出そうと思って出るものではなく、
  きびしい追求の道において、知らずのうちににじみ出るものである。

  偉大な作曲家たちの、偉大な魂に向かって、
  たとえ小さくとも自分をぶつけてそれなりに
  偉大な魂を代弁者として表現せよということである。

…このことはおそらく一生自分の課題です。
でも、それでこそ一生の生業としてやっていけることで、
「完璧」なんて感じてしまったら、音楽においては、それで自身の成長は終わり。

年を重ねる毎に、演奏感は微妙に、でも確かに、違っています。
そんな毎年の自分の変化に戸惑いつつも、それは楽しみでもあり・・・、

また今年も、そんな感じで音楽に取り組んでいきたいと思います

ブログも、細々ですが、今年もまた色々な情報をご提供できるよう、
頑張りますので、今後ともどうぞご愛読よろしくお願い致します!
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