◆ふえ・のおと◆フルーティストYoriko KASAI 葛西賀子 officialblog

~ヨーロッパ仕込みの音楽作り、研究を重ねたフルート基礎奏法・・最近は太極拳を通して体幹づくり研究も進んでいます!!

◆銀座山野楽器で夏のスペシャルイベント!~フルートワールド2017

2017-07-20 17:29:20 | コンサート情報
私は、日本に帰国してこの数年、ゴールドフルートとしてはナガハラフルートを愛用しています。

色々とフルートの音色を耳にする中で、いつも、あ、この音色いいなぁと思うのが、その奏者がすべてナガハラを使用していたという・・・なんという偶然!
その、瑞々しく透明感のある音色が好きで、これはもう、自分も使うしかないでしょう!ということでキヨミズの舞台から飛び降りました(笑

それがこのたび、恐れ多くも大変光栄なことに、東京最大規模の楽器店 銀座山野楽器さまより、
今年のフルートワールドのスペシャルイベントとして、ナガハラフルートのミニコンサートを仰せつかったのです!

題して、《煌めくナガハラサウンド ~葛西賀子 ミニコンサート》

・・そうまさに、ナガハラフルートの最大の魅力はこの「煌めく」という言葉!なんとぴったりなテーマ

当日のイベントでは、ナガハラのほぼ全てのラインナップ、異なった3タイプ(スタンダート・フルコンサート・ゴールウェイの各モデル)、そしてシルバーフルートから20Kゴールドまで・・音色の違いを聴き比べていただいたり、
それから、バッハ・ゴーベール・ショッカーなど、ナガハラフルートの瑞々しく朗々と輝くサウンドの魅力がより引き立つ名曲を選び、お届けする予定です!

当日は要予約のようですが、入場無料です
山野楽器はフルートワールド開催中ですので、この機会、このコンサートも行われる7階イベント会場では、ありとあらゆるフルートメーカーの試奏も用意されており、気軽に気になる各メーカーのフルートの試奏を楽しめるチャンスでもあります
暑い夏の最中ではありますが、よろしければぜひ!楽しいフルート三昧な一日を堪能しに、足をお運びくださいませ

♪ 銀座・山野楽器 Flute World 2017 土日限定スペシャルイベント
  ~煌めくナガハラサウンド/ 葛西賀子ミニコンサート

【日時】 2017年8月5日(土)14:00 開演(所要時間50分)

【場所】銀座山野楽器7階 イベント会場

 入場無料・要予約(先着30名)Tel:03-5250-1062(ヤマノフルートサロン)



◆ 京都にて現代音楽!

2017-06-07 10:57:20 | コンサート情報


久々の京都です!

以前から携わらせていただいている、
作曲家小林由直氏の個展演奏会に出演させていただきます。

プログラム最後のトリオは、5年前、光栄ながら初演をさせていただきました。

今回は前回に引き続き、日本を代表するマンドリン奏者柴田高明さんと、
東京シティ・フィル首席チェリスト長明康郎さんと、また気持ち新たに演奏させていただきます!

お二人とも本当に素晴らしい奏者さま、こちらも、足を引っ張らぬよう頑張らねばです!!

私はプログラムの中の前半最後と後半トリ、二曲出演させていただきますが、二曲とも、フルートを用いながら尺八や篠笛を彷彿とさせるフレーズが随所に出てきます。
他マンドリン、ギター、チェロと、なかなか他に類をみない珍しい編成で、興味深い作品が盛りだくさんです。

小林氏の和洋折衷の素晴らしいサウンドの世界、

京都がお近くの方はぜひ!!

◆ 青山財団助成公演
  小林由直 作品演奏会 ~点と線の軌跡

【日時】2017年6月11日(日)
     開演 15:00(開場 14:00)

【場所】京都・青山音楽記念館 バロックザール
( 青山記念館 TEL 075-393-0011)

【チケット】 一般 4,000円  学生 3,000円
            (当日各500円増し)

【チケットお申込み】 
フレット楽器ヤマサキ 06-6948-8239
株式会社サロット    075-746-6813


◆ご無沙汰・・・のご案内

2017-05-18 18:50:29 | コンサート情報
ずっと更新なくきてしまったこちらのブログ、、
今なおこのブログが、フルートに取り組んでいる方の参考に役立っている、というお話を時々いただき、本当にありがたく、嬉しい限りです…!

色々な情報がネットで飛び交う中、本当になるべく間違った情報にならないように・・・裏付けをとり、かなり慎重に。
音が思うように奏でられず情報を探し、このブログに辿りついた方の少しでもご参考になれば…との思いで、
実は、一つ記事をあげるのに相当時間を要していたため、今でもお役に立てているのは本当に嬉しいです。ありがとうございます。

あれから数年。まとまった時間がとれずすっかり書けなくなりましたが、もしかしてもう少しで、また書けるゆとりがすこしずつ出来てくるのかなという思いもしています。
今度書くときは、またこの数年で研究しまとまったことを、新たな気持ちで、書いていけたらなと思います。

ですのでそれまでの間、更新はなくとも一応活動と研究は緩むことなく、変わらず続いています!という近況変わりにm(_ _)m
コンサート告知になりますが、ご一読ください!



このたび、日本屈指のギタリスト、益田正洋さんとのデュオリサイタル実現となりました!

実は、もう明後日なのですが・・!

ずっとこの数年(いえ、もっと前かも)やりたくてやりたくてあたためてきたこのギターとのデュオ企画、
本当にありがたいご縁で、このたび最強の共演者と、「響演」させていただきます!

そして今回は、同時にある挑戦にも挑むことにいたしました。

それは、ルイ・ロットという往年のフルートの銘器を、ご縁あって使わせていただくという・・



1918年製。
この楽器は、現代の息が入りやすい楽器とはまた異なる吹き方をしなければなりません。
驚くほどに(現代の楽器に比べると)ポイントが狭く、息の入り方には抵抗がありますが、そこから奏でられる音は不思議と、細めながらも濃密。そしてまとわるようにホール空間に広がる・・・

とうぜん100年前の楽器ということで、音程は低いです。でも、今回ギターとの共演だからこそ出来る試み!
共演者さまの素晴らしいアンサンブル力を頼りに・・・。

この100年前の楽器でバッハを(ピッチ440Hz)、現代のパワフルな楽器でピアソラを!(ナガハラ16K)、
二色の異なる音色を、このコンサートをわざわざ聴きにきてくださったお客様に楽しんでご堪能いただけるよう、でもあくまで音楽的な側面での吹き分けに、挑みたく思います。

今週土曜日、京王線仙川駅近くのフィックスホールを使わせていただきます。
当日のチケット販売もありますので、よろしければぜひ、二色のフルートの音色を、そしてこの渾身の響演を!
お聴き届けいただけましたら、とっても嬉しいです
よろしくお願いいたします

【明日!】 オールC.P.E.バッハ コンサート

2014-12-16 07:44:45 | コンサート情報
直前の告知、申し訳ございません!

明日の夜、市ヶ谷にありますルーテル市ヶ谷ホールにて、
オール C.P.E.バッハのプログラムで、演奏いたします!



C.P.E.バッハ・・・ ”大バッハ”と呼ばれるJ.S.バッハの息子として生まれ、
今ではもちろん、父J.S.バッハの方が有名ですが、
偉大な父の音楽を心から敬い、その父の音楽を受け継ぎつつも新たな道を開拓し、
ハイドン、モーツァルトやベートーヴェンの大きな影響となりました。

人間のもつ情感を音楽に表し、
”人々の心の琴線に触れる音楽を・・・”を常としていました。

実際当時~200年ほど前までは父バッハをしのぐほどの名声で、
(シューマンの音楽評論が手厳しいもので、徐々に廃れてしまいましたが、
一方でブラームスは、C.P.E.バッハの音楽を高く評価していました。)

どちらかというと、散乱してしまっていた父バッハの作品をまとめあげ
今このように現代でJ.S.バッハの音楽を私たちが楽しめるのも、
この息子C.P.E.バッハの功績もあるといえましょう。

そんな音楽史上偉大な功績のある人物の、選りすぐりのフルートソナタを
一挙に演奏いたします!

明日、当日でもチケット間に合いますので、夜お時間ございます方はぜひ!(^O^)/


◆C.P.E.バッハ 生誕300年記念コンサート◆

  【日時】2014年12月17日(水)開演19:00(開場18:30)

  【場所】 ルーテル市ヶ谷ホール

  【チケット】 全席自由 3500円

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◆バロックフルート勉強中!

2014-04-09 11:42:34 | コンサート情報
昨年から、バロックフルート(トラヴェルソ) を勉強し始めました!



ワイマールという、バッハ縁の地に住んでいた私にとっては、バロック音楽はライフワーク。

ずっとトラヴェルソをやりたいと思ったまま、当面モダンフルートがまだまだだし、
育児も相まって、しばらく出来ないな…と思っていたのですが、
発想を変えて、チャレンジすることで更にモダンフルートにも幅が広がるのではないかと。
あと、決め手になったのは、「人生、今が一番若い!」ですかね!?


さてさてこのトラヴェルソ、歌口はモダンフルートのリングキィの穴ほどしかないし、
指使いは微妙に違うし…(←これが、本当に当面の大~きなカベ!)
本当に、吹くという面においてだけでも、なっかなかに難しい。。

指使いが違うだけでなく、音程もそのまま吹いたのでは不安定で、吹き方で相当に変わるので、
吹きながら常に耳(と、脳!)の聴くアンテナは ON状態。

今ここにとてもうまく書ききれませんが、発音、拍感、フレーズ感…すべてすべてが、
こんなにもまだまだ勉強することがあったなんて!!とワクワクする感動。

ご指導を受けている先生が良いからなのですが、毎回のレッスンは
慣れない指使いに大汗かきながらも、目からウロコが落ちまくりです!

◆◇

ところで今、一ヶ月先に、大きなことをやろうとしています。
日本に帰ってきて初めての大規模な試みでしょうか。



今年は、敬愛するC.P.E.バッハ(J.S.バッハの次男)の生誕300年という大きな節目の年。

私の住んでいたワイマールには、C.P.E.バッハの生まれた家の壁が街に現存し、
毎日のようにその壁を散歩がてら、眺めていました。

そんな、勝手に!?身近に感じているC.P.E.バッハ、
この300年の2014年には、その時から、絶対記念となる大きなことをやりたいと思っていました。
それが今年。
ということで今回は、弦楽の方々に力をお借りして、また、チェンバロも入れて
本格的に室内弦楽奏団と、

”C.P.E.バッハと二人の父親”と題しまして、
♪ C.P.E.のフルート協奏曲ニ短調
♪ J.S.バッハの管弦楽組曲第二番ロ短調 
  (かの有名な、ポロネーズやバディネリの入っている…アレですね!)
それから、もう一人の父(のような)G.P.テレマンなど、大きいプログラムですが挑戦します。


ここで前述のトラヴェルソと話がつながるのですが、
無謀なことに、トラヴェルソの先生にかなりの無茶をお願いして、
今このフルート協奏曲を、トラヴェルソでも練習中ですっ

といっても、もちろん出来る範囲です
三楽章など、テンポ160近いのでとっても無理~

でも、何故か、
モダンフルートだけではその感を得るのがちょっと難しそうな・・・バロックのイントネーションが、
トラヴェルソを通じてそこに!不思議なものです。

5月のそのコンサートは、もちろん普通のフルートで吹きますが、
目標は、そのトラヴェルソのイントネーション・イマジネーションを、
どこまでこのフルートに反映できるか。(木管フルートで吹きたい衝動にも駆られますが!?
あいにく持っていないし、万能な私のパートナーナガハラで!)

今、交互にモダンで吹いたりトラヴェルソで吹いたり…絶賛練習・研究中です!
無茶を聞いて教えてくださっているトラヴェルソの先生には、本当に感謝です…m(__)m

この初の大きな挑戦、なかなかコンサートでやられない編成とプログラム構成
になったと思いますので、ぜひ、多くの方々に楽しくお聴きいただきたいです!
どうぞよろしくお願いします

 5月18日(日)14時~
 府中の森芸術劇場ウィーンホールにて。
⇒ 詳細は、ホームページをご覧ください。Yoriko Kasai Fluteworld

チケットは、イープラス( http://eplus.jp )
もしくは、こちらからでも!⇒ http://www.yori-fluteworld.com/お問合わせ/ 
たくさんの方々のご来場を、お待ちしております!

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◆明けましておめでとうございます!

2014-01-08 00:51:21 | コンサート情報
新年、あけましておめでとうございます。

久々の更新、今日の内容は3つです。m(_ _)m

1、今年の抱負!?など・・・
2、新春!コンサートのお知らせ ~1/24(金)ロマン/フランス編
2、小話: 丹田のこと


昨年2013年はとにかく、二歳児のチビちゃんと奮闘しながら、
目の前の仕事をこなしていくことが精一杯の一年でした。
でもこの何とも慌ただしい環境下でも、我慢強くお付き合いくださった周囲の方々には、
本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今年2014年は、少し娘も言葉が通じるようになってきましたし・・・
少しずつ、自分の時間もうまく確保して、もう少し音楽ペースを上げていきたいです。
表立った発信ももう少し、積極的に増やしていきたく思いますので、どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m

さて今年は何と言っても、敬愛するC.P.E.バッハの生誕300年です!!
待ち望んでいたこの年
C.P.E.バッハにスポットを当てたコンサートも、今年はしっかりとやるつもりで計画中です

あと今年は、やはりこのブログですね・・・。

昨年、書こう・書きたいと思うことはそれはもうたくさんでした。
自分で練習しながら思うこと、発見したこと、レッスンしながら生徒さんと歩んだ色々なコツの数々・・・

しかし本当に表立ってブログで公表する内容は、作文して内容に無責任な部分はないか、
吟味するのに恐ろしく時間を要してしまい、なのに本当に思うように自由にまとまった
自分の時間がとれなくて、歯痒い一年でした。

少し、書く内容をライトに~、簡潔にしていけば、もうちょっと更新チャンスを得られて
良いのかなぁ・・・などと考え直しつつ、でも、簡潔に書いて、誤解が生じる内容
になってしまっては、それもいけませんし。。。難しいところです。。。
でも今年こそは、もう少しだけでも頻繁に書いていくことを、心がけていきたいと思っています。

というわけで皆さま、こんなブログではございますが、細く長くでも、頑張っていきたい
所存ですので、今年もおつきあいのほどをどうぞよろしくお願い致します。m(_ _)m

◆◇◆

そして②、新春早々、コンサートのお知らせをさせてください!!!

どーんと


1月24日(金)、ルーテル市ヶ谷ホールにて19:00から、
昨年行った『フルートで聴くロマン』続編、今度はフランス編です!!

フォーレの「シチリアーノ」「ファンタジー」、サン=サーンスの「ロマンス」、ヴィドールの「組曲」、そして!フランクの、恐れ多くも・・・かの有名なイ長調のヴァイオリンソナタ。

今回、私にはすごくめずらしく、オールフランス曲プログラムに挑戦!なのですが、
昨年に新しく購入したナガハラ16Kが、何ともなんとも気持ちよく音色に彩りを与えてくれて・・・!
本当に、本当にこの子と巡り合えてよかった!!!
この子を力に、現在練習追い込みに邁進中でございます。

実は昨年末とこの年始に身辺に色々とあり、今回お恥ずかしながら、
全然思うように宣伝を発信できませんでした・・・せめてここで、大々的にご案内させてください。

まだチケットにゆとりございますので、よろしければぜひ、このナガハラを使った新たな試みを
お聴き届けにいらしていただければ、最高に幸せです。

チケットは、e-plus(http://eplus.jp)もしくはこちらのE-mail(⇒ Klangdermusik@aol.com)に
お気軽にお問合せください
どうぞ宜しくお願い致します。m(_ _)m

◆◇◆


最後に、さっそく①の決意表明に沿って(!?)楽器演奏に関する小ばなしを・・・。

先日のNHKの番組で、ヴァイオリニストの五嶋龍さんと、V6の岡田准一さんという、
何とも面白い組み合わせの対談番組を偶然見ることができまして・・・
見られた方、おられますでしょうか!?とても興味深い番組でした

彼のヒストリーやプライベート、岡田さんと仲良く、話は多岐に渡りとっても面白かったのですが、その中で音楽に関しても、大切なことを語っておられました。

その中で、

  「『丹田』こそが要」

というお話がとても印象に残りました。

声楽や管楽器奏者など直接体の呼吸が伴う楽器には、もう必要不可欠の周知の事実・・と
思っておりましたが、何と、ヴァイオリン奏者ですらも「丹田」とは!!!

※丹田については・・・別途、特に力を入れて語りたい部分ではありますが、
「気の集まるところ」といわれておりまして、
場所的には(一般的に)おへそから数センチ下(指3・4本分)の部分と言われてますが、
それはお腹の表面の話ではなく、もっと体の内部の、奥深いところと思います。

本当に、楽器を奏でることは体そのものが資本であり共鳴体。
お腹に支えを・・・という意味、この丹田こそが、キーポイントと思います。

五嶋龍さんは、武術にも長け、何でも空手三段の腕前の持ち主という…何とも多方面に
素晴らしい才能をお持ちの方ですが、

武術のその無駄や隙のない立ち居振舞い、
実際にその武術と、楽器演奏 両方を極めている彼が、そう「丹田」を明言されたことは、
何と嬉しい確信だったことか!!

さらにつけ加えると、番組内でこう仰っていました。

「重厚な音をは丹田を下に、また逆に、軽やかさは丹田を上にキープ」

なるほど、フルートもまさに一緒!!です

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◆6/5(水)、二年ぶりに本格的に・・・

2013-05-19 17:51:55 | コンサート情報


来月6/5(水)、ルーテル市ヶ谷ホールにて19:00からコンサートさせていただきます!

出産、子育てを経て、約2年ぶり。旦那くんとのタッグもとても久しぶりです

子どもが生まれてからというもの、一緒にアンサンブルをするのはとても久々なのですが、
この2年の間に小さな生命の誕生という人類の神秘を目の当たりにし、
時には体力気力の限界も感じつつ、人生初の生まれたての命と向き合い奮闘している間に、

人間も、大きな大きな自然界の中の一つであること、
その自然の摂理と、人間の感情。
おそらくそこに深~く基づいている「ロマン派」の音楽というものを、
あらためて深く掘り下げてみたいと強く思い、今回のコンサートの企画に至りました。


今回のプログラムはベートーヴェンやシューベルトという初期ロマンから、
シューマン、その妻のクララ・シューマン、そしてブラームス・・・
(今回はドイツの作曲家を中心にプログラムを組んでみました。)

彼らの日記や手紙、書簡を色々と読んでいますが、本当にあらためて思うのは、
数百年前も、いつの時代も、人間の喜び、愛、悲哀・・そういったものは、同じようにいつも在る。
彼らの楽曲を練習していると、本当にそう思い起こさせます。


私自身ここしばらくの間に色々なことが立て続けに起こり、人生色々と考えが巡りましたが、
でもそんな中で、一つ支えなのは、音楽でした。

特に、このロマンの音楽は、何か苦境に立たされた時など、
練習しながらビシビシと心に入り込んでくるようでした。
「ロマン」のもつ本当の意味のカギが、垣間見えたような?・・・


ただ、とはいえ、この18世紀~19世紀におけるドイツのフルートは過渡期であったため
フルートオリジナルのレパートリーは残念ながら少なく、
今回ヴァイオリンや、他の木管楽器の曲が多いです。
でも、本当に名曲ぞろい!!
それを、フルートを用いてどこまで表せられるかが、今回の最大の挑戦です。

さまざまな楽器のための珠玉の作品を、表現力豊かになった現代のフルートで、
楽器の枠を越えどこまでそのドイツロマンの音楽をお届けできるか、

みなさまご多忙のところを恐縮ですが、よろしければぜひ足をお運びいただき、
フルートとピアノによるロマンティックの音楽をお聞き届けいただければ光栄に存じます
チケットは、私のホームページのお問合せからでも、受付大丈夫です
yori-fluteworld/お問合せ

◆◇◆

何にせよ、自分、家族、友達…自分が健康で、周りも元気で、
充実して仕事ができたり遊んだりできる、そんな普通の風景が、実はいかに宝なことか・・!
その大切さを、ひしひしと感じる最近です

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◆今週末、東京芸術劇場にて『ヨハネ受難曲』

2013-05-06 22:44:52 | コンサート情報
世の中、G.W.でしたね!
今年のG.W.は、お天気にも恵まれ本当に爽やかな休日になりました。

ところが我が家は・・・4月から病魔におかされ

保育園に通いだしたムスメはあっという間に肺炎に、
そして私も同じような症状で、もう咳が3週間以上・・・
ついに咳のしすぎで肋骨を傷つけてしまうほどに!

咳で肋骨を痛めるなんて、何となく聞いたことはありましたが、、
本当に、案外容易になるものなんですね

まぁでも、案外楽器は吹けるもので(汗)
(どちらかというと、楽器より娘の”抱っこ”攻撃の方がキツイ。。)


ということで、身辺バタバタと余裕がなく・・・
久々の更新なのですが、演奏会告知です。m(_ _)m

==================

いよいよ今週末です!

J.S.バッハ『ヨハネ受難曲』〈合唱団鯨第65回定期演奏会〉
5月11日(土)14:00~ 東京芸術劇場にて



指揮は、バッハの大家 黒岩英臣先生。
私はフルート2番を担当させていただきます♪すごく楽しみ!

バッハの受難曲、難しそう・・という方でも、今回わかりやすい字幕付き上演です
バッハの手による、イエス・キリストの最後の壮大なドラマ。
この機会にご興味おありな方はぜひぜひ、
今週土曜日、池袋の東京芸術劇場に足をお運びいただけましたら嬉しいです


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◆マンドリンとチェロ・・異種楽器との調和

2012-05-09 22:50:48 | コンサート情報
新緑が美しい季節になってきました

この季節はやわらかく爽やかな空気で大好きなのですが
季節の変わり目か、不思議とちょっと体の不調も覚える季節?
私はつい先日、腰痛(これはきっと育児からきたもの・・・)に顎関節の痛みに風邪まで!
鍼治療で一気にたたいて(刺して?)治しましたが

皆さまもどうぞ体調にお気をつけて、この爽やかな時期をお過ごしくださいね!


さて、今とても面白いお仕事をさせていただいています

マンドリンとチェロとのアンサンブルです。

マンドリンの柴田高明さん(http://www.shibataka.com/)のリサイタル。



柴田さんはドイツ時代の友人です。

マンドリンとフルートって、実は意外と音域や役割がかぶる楽器なので、
あまりに発音(弦)方法は違うし、一緒に演奏が実現できることはないだろうね~なんて
ドイツ時代は話していたものですが、
今回はこのコンサート・あえてこのめずらしい編成のために書かれた新曲とのことで、
お声をかけていただき共演が実現できたこと、本当に嬉しく思っています!

それにしても、発音の違いはお互い想像通りで・・・(笑)
一曲古典でがっちり(?)デュオをやったのですが、
お互い譲り合い譲り合い~で発音をなるべく合わせないと、音がうまくまざらない

私も、めちゃくちゃ立ち上がりの早いタンギング(^^;)をこれを機に研究したりして!?

でも柴田さんはすばらしいプレイヤーで、
楽器は違えど、一緒に音楽をつくる過程は本当に楽しくて♪♪
とっても良い勉強をさせていただきました!


そしてまた、チェロがとても素敵な方!
チェリスト、小澤洋介さん(http://www.ozawa-y.com/

今回ご一緒させていただいたのは、その新曲の現代曲一曲だけだったのですが、
そばでご一緒に演奏させていただきながらも、もう、チェロの醸し出す素敵なオーラに
ぐぐぐっと引き込まれっぱなしです!
またの機会をお許しいただけたら、バロックや古典などもぜひぜひに
ご一緒させていただきたいです~!!


今回この異種楽器のトリオが実現できたのは、
作曲家・小林由直氏の作曲された「トリオ」のおかげなのですが、

この、すべて発音が異なり音域も幅広い、アンサンブルが難しそうな三つの楽器なのに、
実に同等に・巧みに・面白く、書いてくださったと思います。
不協和音から協和音へだんだん移ってゆくさまも美しいです。

最初は合わせるのが難しかったこの曲も、本番を重ねるごとにだんだんと愛着がわき、
京都・東京と計4回すでに行った本番も あと今週末の北海道公演でとうとう最後。
ここまでやると、愛着もひとしおで・・・ これで終わりかと思うと、寂しいです。

北海道での最終公演、がんばるぞ!!
ちなみに、またムスメちゃんを連れて、気合いの子連れ公演でっす


幅広くご活躍されている共演のお二人ですが、本当にお二方ともすばらしいプレイヤーで、
ご一緒させていただけて、光栄でした

一緒に演奏をさせていただいても、お話をしていても、雑談までも!?がとても面白く、
色々と音楽だけにとどまらず人生勉強もさせていただきました!、

柴田さん、小澤さん、ありがとうございます

さいごに、↓京都公演のリハーサル模様です



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◆土曜日、新春コンサート@ 所沢ミューズ

2011-01-13 11:37:39 | コンサート情報
2011年が明けまして、皆さまはそれぞれにどんな年のスタートを切られましたでしょうか

私は元旦早々、胃腸風邪に見舞われてしまい。。
まぁ、、おかげで今まで毎年お決まりの、正月=体重増加 のイヤ~な図式を、
今年は見事に避けられたことに関しては・・怪我の功名と表現できましょうか。

ということで、
今年はしょっぱなから体調を崩すことから始まってしまいましたが、
おみくじは今年、めずらしくよかったし!?
今年もまた充実した、良い一年になればよいな~と思います

◆◇◆

さて、新年の体調不良をぶっ飛ばせ!の心持ちで、
現在、二日後に予定されている新春コンサートの準備中です。



今回は初の所沢のホール♪
どんな響きか、楽しみです!

いつものパートナーのピアニスト玄氏と、
ピアノソロとフルートデュオを織り交ぜて。

バロックのバッハから、
古典のモーツァルトは「きらきら星変奏曲」をフルートとピアノの特別バージョンで、
ベートーヴェンは、新春とかけてヴァイオリンソナタの「春」第一楽章をフルートで、
そして続けてピアノソナタの名作&大曲「ワルトシュタイン」。

後半はフランスへと時代をうつし、
ピアノソロで二曲、リストとショパン・・宿命のライバル同士!
(その背景に関するトークもあるでしょう)

そして最後に、フルート珠玉の名曲、シャミナーデの「コンチェルティーノ」で
華やかに春のコンサートを締めたいと思います!

所沢近辺の方も、そうでない方も(!?)
よろしければ土曜日の夜、馴染み深く、バラエティに富んだプログラムで、
新年の幕開けをぜひご一緒に楽しめればと思います

皆さまのお越しを楽しみにお待ちしております♪
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1月15日(土)

【場所】所沢市民文化センター ミューズ(キューブホール)

【開演】18:30 (開場18:00)

【チケット申込】KlangDerMusik@aol.com

【お問い合わせ】KlangDerMusik(担当:古川) 04-2943-0952