◆ふえ・のおと◆フルーティストYoriko KASAI 葛西賀子 officialblog

~ヨーロッパ仕込みの音楽作り、研究を重ねたフルート基礎奏法・・最近は太極拳を通して体幹づくり研究も進んでいます!!

コンサート復帰してきました!

2011-11-25 22:05:25 | 雑談
先日23日に、産後初、コンサートに復帰してきました~

出産からぴったり二ヶ月記念日の復帰となりました

初産ということもあり、この二ヶ月という短い期間での復帰は、自分にとって
少し大きな挑戦だったので、ひとまず無事に終わってひと安心です。


23日はホントにいいお天気に恵まれ、また会場が素晴らしく素敵な洋館!
(↓ドイツ・オーストリア生活文化館という素敵な洋館です。これはそこのピアノ


ここの家は、素材から何から全てをドイツから輸入した、という
オーナーさんの徹底したこだわりぶりで、家の装飾も何もかも全てがドイツ!
私には何だか懐かしい空気…

楽器をそこで奏でましたら、懐かしいヨーロッパの木材の響きが返ってきました。


初復帰コンサートは、ドイツ・オーストリアという会場の名前と雰囲気に
プログラムを合わせまして、

モーツァルト(アンダンテときらきら星変奏曲)、ベートーヴェン、
シューベルトの歌曲、リスト(リストイヤーなので)などなど・・・

最後のメインは、当初、シューベルトの「しぼめる花」か「アルペジオーネソナタ」!?
と直前まで悶々と考えていたのですが、、
どちらも・・・暗め!(シューベルトさん、ごめんなさい!)

ということで結局、ドイツ語圏とは無縁ですが
シャミナードのコンチェルティーノで、ニ長調で華やかに会を締めることにしました。
大丈夫かな、と思ったけど、これはこれで素敵な洋館に合ったようです

なじみある曲もたくさんで、
あとはオーナーさんのお手製の、とってもおいしいドイツ菓子が休憩中にお客様にふるまわれ、

・・・などなど、とても楽しく、お客様と音楽を共有する会となったと思います

このような音楽会を、毎回(月に1・2回!)パワフルに、素敵に企画されるオーナーさんには、
ただただ尊敬の言葉しかありません・・・


このように、とても素敵なイベントが復帰第一弾であったことには、
本当に私にとっては深い感謝と一種の達成感と・・・

しかし、今回の私は、決してこの達成感に胡座をかいてはいけません。。

というのは、今回曲の演奏途中で緊張が沸き起こった場面があったからです。

もちろん舞台ともなれば、必ず緊張はおこるものです。
それに関しては今までも色々と考え、緊張を受け入れて上手に付き合おうと覚悟しています。

けど、”曲途中”の緊張は・・・あまり良い質のものではなく、あまり付き合いたくない
これは一種の集中力の欠けでは、と考えました。

私の生活は、少なからずこの短期間で大きく変化して・・・
今回の本番も含めこれから先しばらくは、色々と自分の背景が変わったことで、
自分の時間の捻出が、今までのようには難しいでしょう。

しかし、舞台にたつ以上は、そんな自分の背景は関係なく、そんなことは言っていられません。
自分の生活の変化に合わせ、フルート生活に対するアプローチも、変えていかなければ。

そういった意味では今回、「集中力」というものが自分の中で非常に大きい課題として、
あらためて浮き彫りになりました。


そこで読んでみた、野球選手のイチローの集中力に関する本。
こんなことが書いてありました。

「小さな作業を普段から丁寧に積み重ねる」


・・・なるほど。
いかにその集中力を、肝心な時に向けて、「普段」から「不断」に
高めていかなければいけないか。

本番だけ覚悟したって遅くて、日々の努力を怠れば、保てないのは当たり前!
日々の小さな積み重ねがその集中力を高めるモトになるんだ。

赤ちゃんはとても愛おしく、今しかできない赤ちゃんの育児もきっちり楽しみたい

でもそれと同時進行に、時間の厳しい状況である今だからこそチャンスと、
より上手な時間の配分・使い方を考えて工夫していかなければと決意新たにしました。

今までいかに自分で自分の時間というものがありながら…という反省と戒めにもなりましたね

年明けからいよいよ本格的な再始動で、色々なコンサートが待っています
とりあえず、ロングトーンや音階、タンギング…といった基礎練習だけは、
絶対に毎日、一日のどこかでは欠かさずやるぞ~!

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