◆ふえ・のおと◆フルーティストYoriko KASAI 葛西賀子 officialblog

~ヨーロッパ仕込みの音楽作り、研究を重ねたフルート基礎奏法・・最近は太極拳を通して体幹づくり研究も進んでいます!!

◆ 一年ありがとうございました!

2009-12-30 12:01:23 | ごあいさつ
だいぶご無沙汰してしまった間に
もう早いもので今年もあと2日となってしまいました。

この一年このブログを読んでくださった方々、
本当に、ありがとうございました!

=====
このブログを通じて、今年一年、
本当にたくさんの魅力的な方々と素敵なご縁をいただきました。

指導の場においては、特にこのブログを通じて、様々なフルートのお悩みを
抱えていらっしゃる方とお会いでき、
そして実際に一緒に良い音・楽しい音楽の奏で方を求めました。

フルートの良い音を探すということは、一人一人問題は本当に千差万別で、
またとても時間のかかる、お互い忍耐と努力のいることですから、
そんなこんなでどの方とも互いに奮闘の共同作業ではありましたが、

そんな中で、私もより多くの効果的な奏法問題解決の引き出しを得、
本当に成長させていただきましたし、
そして何より、フルートを楽しみ愛する、たくさんの良い絆が
生まれてきたように思います。

その素敵な出会いすべてに、心からの「ありがとう」です!!

◆◇◆

さて、世間では、今年の漢字は「新」でしたね。
新政権、新型インフルエンザ・・(←先日かかりました

ニュースでは最近ことのほかなかなか厳しい報道ばかりですが、
なんにしてもこの「新」という文字は、私は、次の年に向けて
非常にポジティヴでいい漢字と、嬉しく捉えております。

そしてこの、今年一年の漢字を考えることは、実は私の家族間でも
お正月の年中行事となっておりまして、

これは、一年を振り返るのに非常にいいことだなと思いながら、
サテしかし今年を振り返ってみると・・・

今年はとにかく一年ひたすら突っ走ってきた感しか今はなく、
未だになかなか粋な漢字が思い浮かばない自分がいます。。。。

「忙しい」という言葉をよく人は使いますが、
この「忙しい」は「心」を「亡くす」と書くのですよね。
ちょっとそんな風に、一年のまとめの漢字も思いつかないほど
一年間を慌しく過ごしてしまったかと

しかしそれはきっと自分の要領が悪いのであって・・
本当は時間というのは自分で上手に頭を組み立ててつくるもの、・・と、
この一年をまずはしっかりと反省せねばなりません

とりあえず来年は早々に、1月は横浜の神奈川県立音楽堂で「新春コンサート」、
2月は大倉山記念館で「ドイツバロック宮廷音楽」の世界を再現、
3月は鎌倉で初のヴァイオリンとピアノとトリオ!としばらく続きますので、

来年は、もう少し前々に準備をしながら、一つ一つをより「新」の気持ちで、
より丁寧に、一つ一つ心をこめて、コンサートに臨もうと思います。



1月の新春コンサートは、新春らしくちょっとしたお祭りコンサートです!

前半はベートーヴェンのソナタ「春」や、宮城道雄の「春の海」や他にも・・
新春にふさわしく色々な「春」の音楽を、
そして後半は「ウンディーネ」や「マ・メール・ロワ」といった古の童話を、
ばっちり語りのプロの方のお力を借りお話を読んでいただきながら、
バックスクリーンに画像も投影し、「音で聴く物語」を皆様にお届けしたいと
思いますので、よろしければぜひ足をお運びくださいね!





来年もまた、我ながらスローペースなブログではありますが(汗)、
それでも、細くても長く、色々な目線から、
またフルートと音楽を書き綴っていきたいなと思います。


来年もまた引き続き、
「Yoriのフルート・レッスン・ノート」をどうぞよろしくお願いいたします!

皆様それぞれに、来年一年が幸せな年となりますように。

それでは、よいお年を!!


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◆健康と美容にいいフルート!?

2009-12-01 23:03:15 | 雑談
12月に入り寒さも本格化してきましたね!

寒さに楽器は冷え、また体もこわばり、、
色々と楽器が鳴りにくい季節となってまいりました。。

自分の練習にもレッスンにも、普段つい・・音の改善に、まずよく見える
楽器の持ち方や肩などのこわばり、口の形等に注意がいってしまうのですが、、
時々ふと思い出す原点(汗)
  (・・いえ、”ふと、つい”ではホントいけないのですけど・・
  他にも気をまわさなければならないことも多すぎて・・


それはやはり、そもそもの「適切な息運び」。

この楽器演奏のための「適切な息運び」には、
横隔膜をうまく使うこと=横隔膜周囲の筋肉を適切に使うこと、ですが、

ふと目先の”見える注意”にかまけてしまっていると、
あれ!?お腹のポンプは果たしてちゃんと機能しているかしら

せっかく姿勢や持ち方、アンブシュアにテコをいれても、
こちら(呼吸)がきちんと機能していなければ、どんなにがんばっても
やはり音はよくなりませんよね。。

と、いうことで・・・私は普段はナマケモノでありますが・・
コンサートが近くなると、急にあせったようにおしりに火がつき、
そんなところを自身で見直し始めます(汗)

すると、、うむむ、どうでしょう・・・・
練習前に、お腹の筋肉をわざと使って、横隔膜を動かすトレーニングしてみても
なんだか~・・・俊敏に動いてくれない筋肉・・

やっぱり人間、齢を重ねると・・筋肉ってすぐ衰えるもので(泣)

そうしてしばらくの間、このだらしない筋肉のユルみと自分の日常にユルみ
喝をいれるべく!?きりっとお腹まわりを引き締め過ごす日常が始まります。


そうやってお腹周りを引き締め始めると、あら不思議。

背筋も自然と伸び、そうすると肩がほどよく後ろに引かれ、胸(鎖骨)が開き、
普段ユルい姿勢だと前に出てしまいみっともない顎も後ろにきりっと引かれ・・

といった感じで、連鎖的に全体的に立ち姿がきれいに整っていくのです。

そして、そうやって姿勢が整っていくと、精神的にも→生活的にも
何かきりっとし、メリハリがでてくる。・・

ほんと不思議なものです

もちろん、筋肉がまたこの状態に慣れてくると、フルート練習時にももう
呼吸に必要な筋肉が動きやすくなってくれる。


呼吸を日常と少し違う深さで行うことは、酸素のまわりで血のめぐりもよくなり、
神経系のバランスも整ったり、色々と健康にいいことはもう有名な話です。
そしてさらに嬉しいのは、お腹が引き締まる~!
これは女性に特に嬉しいそしてメタボ対策にも最適です!?



さてここでさらにもう一つフルート健康・美容法

それは、前回のブログでもお話した顔の筋肉の話です!

私の周りの声楽家の友人は、皆揃いも揃って若々しく、肌もつやつや
そして何より表情が明るく周りの空気をも明るくしてくれます!

このポジティヴな表情は、人間、自分自身にも対人的にも、
非常に大切なことですよね。


なぜ声楽をやっている方の表情が明るいか、
それは、やはり響きを、とても意識的に上・・というか多方面に、
考えているからなのだと思います。

筋肉というのは、地球の重力でやはり下がるものだそうです
表情筋もまた然りで、どこぞのテレビ番組で、この重力で筋肉が下がることが、
加齢に伴う頬の「ほうれい線」につながるとかなんとか・・(あぁイヤな話(涙))


響きを上に考え、表情筋を全体的につり上げると、目が見開く感じになります。
目がしっかりと見開くと、不思議な感じに体にエネルギーや何らかの集中力が、
満ちてくる気がします。

こういうことでも、出てくる音やまた音楽まで、ちょっと違ってくるでしょう。
そして、瞼のタルみ防止もでき、若々しく見える印象をも与える・・


実はフルートも、この響きを上に考えることは絶対に必要なことだと思います。

響きを上に考えることで、自然と上顎(と呼ばれるもの)が口の中で
ドーム状に開きますから(やりすぎる必要はありません)
息柱に太さが加わり、ぶしゅーっと横に平たくつぶれない息柱ができ、
それはすなわち、つぶれない、太さを兼ね揃えた豊かな音となるのです。


もちろんこれら筋肉を操作することは、「やりすぎ」はとにかく他の筋肉の
こわばりをも引き起こしてしまうので、少なくとも楽器演奏においては
よくないことを特記しておきましょう。

しかし、程よく体全体がリラックスされている中で、
ほんの少し、適宜に、お腹や顔の筋肉を使うことは、
楽器の鳴りがよくなるだけでなく、日常生活的にも若々しくなる!

ということで、フルートを吹くことは、
音楽を楽しめ、健康も維持できる、一石二鳥のなんてすばらしいこと
フルートに携わっていることをあらためて幸せに感じる最近なのでした


あ!お知らせです

今週の日曜日(5日)クリスマスコンサートがあります♪

埼玉県川口市の「戸塚公民館ホール」にて、18:30開演です。

ボルンの「カルメンファンタジー」、ユーの「ファンタジー」
そして、カッチーニ・シューベルト・グノー・ピアソラなど世界の様々な
「アヴェ・マリア」を集めてみました☆

お近くにお住まいな方はぜひ!様々なクリスマス・ファンタジーの世界を
お楽しみに足をお運びください

詳細はホームページに記載してあります♪


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