◆ふえ・のおと◆フルーティストYoriko KASAI 葛西賀子 officialblog

~ヨーロッパ仕込みの音楽作り、研究を重ねたフルート基礎奏法・・最近は太極拳を通して体幹づくり研究も進んでいます!!

◆マンドリンとチェロ・・異種楽器との調和

2012-05-09 22:50:48 | コンサート情報
新緑が美しい季節になってきました

この季節はやわらかく爽やかな空気で大好きなのですが
季節の変わり目か、不思議とちょっと体の不調も覚える季節?
私はつい先日、腰痛(これはきっと育児からきたもの・・・)に顎関節の痛みに風邪まで!
鍼治療で一気にたたいて(刺して?)治しましたが

皆さまもどうぞ体調にお気をつけて、この爽やかな時期をお過ごしくださいね!


さて、今とても面白いお仕事をさせていただいています

マンドリンとチェロとのアンサンブルです。

マンドリンの柴田高明さん(http://www.shibataka.com/)のリサイタル。



柴田さんはドイツ時代の友人です。

マンドリンとフルートって、実は意外と音域や役割がかぶる楽器なので、
あまりに発音(弦)方法は違うし、一緒に演奏が実現できることはないだろうね~なんて
ドイツ時代は話していたものですが、
今回はこのコンサート・あえてこのめずらしい編成のために書かれた新曲とのことで、
お声をかけていただき共演が実現できたこと、本当に嬉しく思っています!

それにしても、発音の違いはお互い想像通りで・・・(笑)
一曲古典でがっちり(?)デュオをやったのですが、
お互い譲り合い譲り合い~で発音をなるべく合わせないと、音がうまくまざらない

私も、めちゃくちゃ立ち上がりの早いタンギング(^^;)をこれを機に研究したりして!?

でも柴田さんはすばらしいプレイヤーで、
楽器は違えど、一緒に音楽をつくる過程は本当に楽しくて♪♪
とっても良い勉強をさせていただきました!


そしてまた、チェロがとても素敵な方!
チェリスト、小澤洋介さん(http://www.ozawa-y.com/

今回ご一緒させていただいたのは、その新曲の現代曲一曲だけだったのですが、
そばでご一緒に演奏させていただきながらも、もう、チェロの醸し出す素敵なオーラに
ぐぐぐっと引き込まれっぱなしです!
またの機会をお許しいただけたら、バロックや古典などもぜひぜひに
ご一緒させていただきたいです~!!


今回この異種楽器のトリオが実現できたのは、
作曲家・小林由直氏の作曲された「トリオ」のおかげなのですが、

この、すべて発音が異なり音域も幅広い、アンサンブルが難しそうな三つの楽器なのに、
実に同等に・巧みに・面白く、書いてくださったと思います。
不協和音から協和音へだんだん移ってゆくさまも美しいです。

最初は合わせるのが難しかったこの曲も、本番を重ねるごとにだんだんと愛着がわき、
京都・東京と計4回すでに行った本番も あと今週末の北海道公演でとうとう最後。
ここまでやると、愛着もひとしおで・・・ これで終わりかと思うと、寂しいです。

北海道での最終公演、がんばるぞ!!
ちなみに、またムスメちゃんを連れて、気合いの子連れ公演でっす


幅広くご活躍されている共演のお二人ですが、本当にお二方ともすばらしいプレイヤーで、
ご一緒させていただけて、光栄でした

一緒に演奏をさせていただいても、お話をしていても、雑談までも!?がとても面白く、
色々と音楽だけにとどまらず人生勉強もさせていただきました!、

柴田さん、小澤さん、ありがとうございます

さいごに、↓京都公演のリハーサル模様です



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