三連休!
初日の昨日は、地元でのお仕事♪
ご縁あって、近くの小学校へ。
「家庭教育学級」として、コンサートを行いました
題して、”作曲家の歴史を辿ろう!コンサート”
あくまで、単なるコンサートではなく、子供たちに音楽の勉強、
クラシック音楽がより身近になりますように・・との願いで
実現した今回のコンサート、
綿密(?)に計画をして、当日の会場には、
学校時代によく音楽室に貼ってあったように、
バッハ ~ モーツァルト ~ ベートーヴェン ~ シューベルト
彼らの肖像画を、大きくのばして舞台上に貼っていただき、
バッハが「音楽の父」とよばれる本当の意味からスタートし、
その後、モーツァルトやベートーヴェン、シューベルト・・
作曲技法が脈々と先代作曲家からつながり、発展を遂げている
これらの音楽歴史の繋がりを、お話を交えながら演奏していきました
会場は、子供たちとそのご両親で満杯!半分くらいが子供たちで、
これは私にとっては初めてのこと!?で圧巻でしたが、
「こんにちは~」と挨拶すると、
「こんにちは~!」と大きな声で返してくれる
作曲家の肖像画を指さしながら、「これは、誰かな~!?」と聞くと、
ハイ、ハイ!と率先して挙手し、大きな声で嬉しそうに、
「シューベルト!」など答えてくれる♪
子供たちは、まっすぐな興味で、目を大きく開いて、身を乗り出して
こちらの演奏を見てくる。
その純粋無垢に聞き入る姿を見ていると、いつもとふと少し違う感覚?で
おのずと演奏する自分に力が湧いてくる・・
小学生の中でも、低学年が多いです、とあらかじめうかがっていたので、
選曲も、なるべく長くなく、それでいて
その作曲家の特徴がよくあらわれている曲を、ね!
バッハは、管弦楽組曲ロ短調の中の、「ポロネーズ」「バディネリ」、
モーツァルトはピアノ曲の「きらきら星変奏曲」のフルート版を使って。
ベートーヴェンは子供たちがとても好きな、「エリーゼのために」をピアノソロで。
シューベルトはもちろん歌曲!今回は、学校教材にもなっている「ます」など。
私たちが普段取り組むクラシック音楽には、
ほとんど歌詞がないのが通常ですが、歌だけは、歌詞がついている。
けれどこれは本当は・・本当に、クラシック音楽の源。
大事なことだと思うんですね。
ドイツ時代に、先生から
「音楽の基本は ”Lied(歌曲)”だ。
まず、たくさんの歌曲をフルートで吹いて、歌詞の意味を勉強し、
考えながら、音楽にそれを表し奏す勉強をしなさい」と言われました。
悲しい歌詞には短調だったり、恋心には優しいフレーズ、
楽しい歌詞には長調や軽快なリズム、・・
歌詞のついているフレーズから、そのフレーズの「色」を勉強し
たくさん経験を重ねていくことで、
歌詞のない楽曲にも、おのずと自分のイメージ力がついてくる。
(・・だから自分の音楽力を育てるには、必ずしもクラシックでなくとも、
ポップスでも全然OKだと思うのですよ!
いい歌詞の音楽はたくさんありますから
)
・・ということで、
なるべく歌詞があり、お話性があって親しみやすい音楽を今回は選び、
たとえば「きらきら星」。
本当はフランス民謡で、歌詞は全然違います。
「お母さん、聞いてください(申しましょう)。
お父さんがボクに、えらい立派な人になるんだよ、というけれど、
ボクはまだアメ玉の方が好きなんだ。・・」
というような歌詞。
その歌詞のテーマを、モーツァルトが12の変奏曲にしたことで、
ぴょんぴょん跳ねたり、くるくる回ったり、あるいは泣いたり、走ったり・・
いろいろな子供の表情をまるで表しているような変奏!?
シューベルトの「ます」にしても、
ピアノの連符が、まるで魚がするするっと泳いでいるような音形。
この「ます」の途中までの歌詞を説明して、
さぁ、お魚さんは最後、
無事逃げ切れたでしょうか?つかまってしまったでしょうか!?
演奏をよ~く聴いて、想像して考えてみてネ
演奏が終わったら答え聞くからね~!?とか、
ベートーヴェンの「エリーゼのために」では、
歌詞はないけど、今度は聴きながら想像力を働かせて。
エリーゼさんを想ってこの曲をつくったベートーヴェン、
さぁ、全体的に悲しげなこの曲。
でも、途中でエリーゼとの想いを嬉しくなったり、ぐっと苦しくなったり・・!?
想像して聴いてみてください!
・・こんなゲーム感覚で楽しむような!?コンサートでしたが、
その小学校は、子供たちも親御さんたちも、本当にとっても良くて・・
私たちも本当にいっぱい元気をもらって、帰路についたのでした
私実は、今自分がフルートをやっている原点って、
小学校の芸術鑑賞会で、初めて、本物のフルート演奏を聴いたことでした。
(あのときは、アルルの女のメヌエットでした、)
すごく強烈に今でもあの体育館でのフルート演奏を覚えているんです。
そんな風に、昨日のコンサートが、
子供たちの心に少しでも、響いてくれたらいいな。
クラシック音楽って、決してとっつきにくいとか、堅苦しいものでなく、
数百年前に生きた偉大な作曲家だって、もちろん人間で、
彼らが作曲したクラシック音楽というものは、
私たちも日々いつも思うような感情などと・・本当はとても身近なものなんだよ、と
少しでも音楽に親しみを感じてくれたらいいな、と願うのでした
小学校の聴きに来てくださった皆さん、
そして企画運営をしてくださった関係者の方々、
本当にありがとうございました!!

↑クリック応援、いつもありがとうございます

初日の昨日は、地元でのお仕事♪

ご縁あって、近くの小学校へ。
「家庭教育学級」として、コンサートを行いました

題して、”作曲家の歴史を辿ろう!コンサート”
あくまで、単なるコンサートではなく、子供たちに音楽の勉強、
クラシック音楽がより身近になりますように・・との願いで
実現した今回のコンサート、
綿密(?)に計画をして、当日の会場には、
学校時代によく音楽室に貼ってあったように、
バッハ ~ モーツァルト ~ ベートーヴェン ~ シューベルト
彼らの肖像画を、大きくのばして舞台上に貼っていただき、
バッハが「音楽の父」とよばれる本当の意味からスタートし、
その後、モーツァルトやベートーヴェン、シューベルト・・
作曲技法が脈々と先代作曲家からつながり、発展を遂げている
これらの音楽歴史の繋がりを、お話を交えながら演奏していきました

会場は、子供たちとそのご両親で満杯!半分くらいが子供たちで、
これは私にとっては初めてのこと!?で圧巻でしたが、
「こんにちは~」と挨拶すると、
「こんにちは~!」と大きな声で返してくれる

作曲家の肖像画を指さしながら、「これは、誰かな~!?」と聞くと、
ハイ、ハイ!と率先して挙手し、大きな声で嬉しそうに、
「シューベルト!」など答えてくれる♪
子供たちは、まっすぐな興味で、目を大きく開いて、身を乗り出して
こちらの演奏を見てくる。
その純粋無垢に聞き入る姿を見ていると、いつもとふと少し違う感覚?で
おのずと演奏する自分に力が湧いてくる・・

小学生の中でも、低学年が多いです、とあらかじめうかがっていたので、
選曲も、なるべく長くなく、それでいて
その作曲家の特徴がよくあらわれている曲を、ね!
バッハは、管弦楽組曲ロ短調の中の、「ポロネーズ」「バディネリ」、
モーツァルトはピアノ曲の「きらきら星変奏曲」のフルート版を使って。
ベートーヴェンは子供たちがとても好きな、「エリーゼのために」をピアノソロで。
シューベルトはもちろん歌曲!今回は、学校教材にもなっている「ます」など。
私たちが普段取り組むクラシック音楽には、
ほとんど歌詞がないのが通常ですが、歌だけは、歌詞がついている。
けれどこれは本当は・・本当に、クラシック音楽の源。
大事なことだと思うんですね。
ドイツ時代に、先生から
「音楽の基本は ”Lied(歌曲)”だ。
まず、たくさんの歌曲をフルートで吹いて、歌詞の意味を勉強し、
考えながら、音楽にそれを表し奏す勉強をしなさい」と言われました。
悲しい歌詞には短調だったり、恋心には優しいフレーズ、
楽しい歌詞には長調や軽快なリズム、・・
歌詞のついているフレーズから、そのフレーズの「色」を勉強し
たくさん経験を重ねていくことで、
歌詞のない楽曲にも、おのずと自分のイメージ力がついてくる。
(・・だから自分の音楽力を育てるには、必ずしもクラシックでなくとも、
ポップスでも全然OKだと思うのですよ!
いい歌詞の音楽はたくさんありますから

・・ということで、
なるべく歌詞があり、お話性があって親しみやすい音楽を今回は選び、
たとえば「きらきら星」。
本当はフランス民謡で、歌詞は全然違います。
「お母さん、聞いてください(申しましょう)。
お父さんがボクに、えらい立派な人になるんだよ、というけれど、
ボクはまだアメ玉の方が好きなんだ。・・」
というような歌詞。
その歌詞のテーマを、モーツァルトが12の変奏曲にしたことで、
ぴょんぴょん跳ねたり、くるくる回ったり、あるいは泣いたり、走ったり・・
いろいろな子供の表情をまるで表しているような変奏!?
シューベルトの「ます」にしても、
ピアノの連符が、まるで魚がするするっと泳いでいるような音形。
この「ます」の途中までの歌詞を説明して、
さぁ、お魚さんは最後、
無事逃げ切れたでしょうか?つかまってしまったでしょうか!?
演奏をよ~く聴いて、想像して考えてみてネ

演奏が終わったら答え聞くからね~!?とか、
ベートーヴェンの「エリーゼのために」では、
歌詞はないけど、今度は聴きながら想像力を働かせて。
エリーゼさんを想ってこの曲をつくったベートーヴェン、
さぁ、全体的に悲しげなこの曲。
でも、途中でエリーゼとの想いを嬉しくなったり、ぐっと苦しくなったり・・!?
想像して聴いてみてください!
・・こんなゲーム感覚で楽しむような!?コンサートでしたが、
その小学校は、子供たちも親御さんたちも、本当にとっても良くて・・
私たちも本当にいっぱい元気をもらって、帰路についたのでした

私実は、今自分がフルートをやっている原点って、
小学校の芸術鑑賞会で、初めて、本物のフルート演奏を聴いたことでした。
(あのときは、アルルの女のメヌエットでした、)
すごく強烈に今でもあの体育館でのフルート演奏を覚えているんです。
そんな風に、昨日のコンサートが、
子供たちの心に少しでも、響いてくれたらいいな。
クラシック音楽って、決してとっつきにくいとか、堅苦しいものでなく、
数百年前に生きた偉大な作曲家だって、もちろん人間で、
彼らが作曲したクラシック音楽というものは、
私たちも日々いつも思うような感情などと・・本当はとても身近なものなんだよ、と
少しでも音楽に親しみを感じてくれたらいいな、と願うのでした

小学校の聴きに来てくださった皆さん、
そして企画運営をしてくださった関係者の方々、
本当にありがとうございました!!



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