平凡で安全な町で起こる小さな事件 （その２）

友人のスティファニーの話に触れる前に、なんてアブナイところに住んでいるんだろうかと心配する私の身内の人がいるかもしれないので、少し補足しますね。

私の住む通りは、我が家を除いて(通りの中で、一番小さい家）、かなり裕福な人が住んでいるところなんです。

私の隣が州立大副学長の家
その隣が大学教授の家
その隣が大学教授の家
その隣が不動産セールをしているスティファニーの家
その隣が警察庁長官（この町で警察関係で一番トップの地位にある人）

という風に並んでいるくらいなので、安全面ではかなり恵まれた地域です（特に警察庁長官が近所に住んでいるのはありがたい）

ところが、２年１０ヶ月前に引越しして気づいたのは、ピットブルと呼ばれる闘犬が時々近所をうろうろし、うちのネコを襲うばかりか、ガレージで新しく買ったばかりのサイエンスダイエットメーカーのネコ用餌を食べてしまって、台無しにしてしまったり、手に終えない状態でした。

隣の家の人の情報によると、これは「クローイー」と言う名前の犬で、庭に入ってきて、自分の犬が随分迷惑しているとのこと。何度かそのオーナーの人のところに、クローイーを連れていって文句を言ったそうですが、「私の犬じゃないわよ」ってしらばくって話にならなかったそうです。

近所の事情に詳しいスティファニーによると、裏近所に住む精神的な病を抱え、警察に頻繁にお世話になっているその女性(昨日、ダンナが９１１に電話をした）が、なんとクローイーの飼い主だったのです。（つづく）