キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

近所の人たちと助け合う関係づくり

2012-04-25 18:38:11 | アメリカ便り

 

引越しして5ヶ月。

近所の人たちと少しずつ親しくなる。

まず右横の家のスーザンとフランク。スーザンはアメリカ生まれの日系三世。そのご主人フランクは、初婚相手は日本人。再婚相手がスーザン。定年退職前に小学校の先生をしていたスーザンはとてもはきはきして、活動的な性格。そのスーザンとは少しずつ仲良くなり、暇をみつけてはお互いのうちに遊びにいく。行くたびに昼であろうとワインをご馳走になるのだが、時々作ったお菓子を交換するのも楽しい。キルティングが趣味で、一度キルティング生地の専門店に連れて行ってもらう。

左横の家のカップルは、フィリップとトニー。様子からは同性愛者のカップルだと思うが、聞いたことはない。二人ともフライトアテンダント。当初からいろいろ親切にしてくれるが、仕事上、家を留守にすることが多い。トニーは、国際線のフライトアテンダントなので、日本についても詳しい。

少し離れた近所のジーナとウィル。3人の小さな子どもの親。シェークスピアを散歩に連れていくたびにジーナと立ち話し、親しくなる。来週、日本に帰国する間、シェークスピアを散歩に連れていったり、面倒をみてくれると言ってくれたので、本当に助かる。そうそうスーザンも私の留守中娘を学校に車で送ってくれたり、オットが大学院の授業がある夜、うちの子どもたちを夕食に招待すると申し出てくれたのでありがたい。

その他、一緒に犬の散歩をしようと言って電話番号をくれたレバノン出身のモナ。彼女と立ち話しながら、いつかレバノンの料理を披露してくれると言ってくれたので、今から楽しみ。ジーナが妊娠中は、モナがいつも料理を作って持ってきてくれたらしい。こういう近所の温かい交流はなかなか珍しい。

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昨日、フィリップが青ざめた顔で家のドアをノックする。

彼の姪御さんが、テキサスのメディカルセンターにあるMDアンダーソンという癌治療で有名な病院で検査と治療のためにワシントン州からくるので、何かあったら助けて欲しいとのこと。彼とトニーは3日ほど留守にするので、その間、彼の家に滞在する姪御さんとその母親(フィリップの姉)のことが気になるらしい。この姪御さんは30歳で5歳の娘がいるそう。ご主人を病気ですでに亡くし〔26歳の若さで死去)、この彼女も末期がんらしい。家族や本人のお気持ちを思うと言葉もないが、何か自分にできることがあればと快く引き受ける。

明日もMDアンダーソンらしいが、いい治療方法とめぐり合えるようにと心より祈る。

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2 コメント

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Unknown (とと)
2012-04-26 12:05:18
助け合えるご近所さんに恵まれて幸せですね。

お隣の姪御さん、良い治療法が見つかって治るといいですね。
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Unknown (キキ)
2012-04-27 01:30:19
ととさん、ありがとう。

大邸宅だと近所の人と殆ど顔合わせる機会はないのですが、うちのように近所の家と比較的隣接していると、何かと交流する機会も多いです。

犬の散歩をして、人と知り合うこともあります。

医療費が信じられないほど高額なアメリカでは、ストレスを想像しただけで、本当にお気の毒です。 
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