1週間の教会のユースキャンプから帰ってきた息子が、「こんなこと聞いたらいいのかわからないけど」と次のようなことを尋ねてくる。
自分が自閉症の顔をしているかどうか気になるらしい。
自閉症でも特に高機能の場合は、その障害は他から非常に見えにくいということを説明し、顔つきではまったく違いがないということを伝えると少しほっとした様子。
周りの友達は、自閉症のことを知っているのかと聞くと、まだ言いたくないらしい。阻害されてしまうのではと不安らしい。
将来、本当に親しい友人が出来たら、打ち明けようと思う、と心の中を明かしてくる。
このエピソードを回想すると、息子がなんだか不憫になってほろりときてしまいそうだったが、息子が心のうちを打ち明けることが出来る友人と出会えるようにと祈るばかり。