昨日、フェイスブックでジェイク・エーデルスタイン氏が投稿したニュースフィードで、彼の本が映画化され、しかもハリーポッターを演じたダニエル・ラドクリフがその役を演じることに決まったと知る。
このジェイクと知り合う機会になったのは、昔うちのオットが勤務していた大学のオフィスに、彼が相談に来たのがきっかけ。彼が日本に長年在住していたこと、しかも奥さんが日本人だということを知り、その後奥さんと連絡をとり、何回か遊びに行き来したというのがそもそものなりゆき。
私が彼女と親しくなった時期は、ちょうどこのTokyo Viceを書き終える頃だったが、ジェイクは、ワシントンポスト、ウォールストリートジャーナル、ジャパンタイムスなどに寄稿するジャーナリスト。日本の上智大学を出て、読売新聞社会部の記者を長く勤めたという外国人には珍しい職歴の中で、ヤクザの世界の実態を暴いたのがこの暴露本。ヤクザから脅されているという話は、奥さんから少しずつきいていたが、本は非常に売れ行きが良く、評判も高い。しかしいつまでたっても、翻訳されないところが日本社会の本質的な問題とだぶってみえる。
ダニエル・ラドクリフの大ファンの娘は、このニュースをきいて大喜び。彼は、日本語をマスターしようとこれから頑張るそうだが、どんな演技を見せてくれるのだろう。