キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

旅行先で盗難にあう

2009-12-29 06:02:14 | アメリカ便り
シアトル旅行の最終日の朝、車にMP3 Playerを取りにいった息子が青ざめた顔。

妹にショックを与えてはいけないと思ったのが、私の耳に耳打ち。

「車の窓が壊されてしまったよ。誰かGPSを盗んだみたいだよ。カメラもね。」

幸い、カメラはカメラケースのみ車におき、本体はホテルの部屋に置いてあったので盗まれずに済んだが、270ドル出して購入したGPSは痛手。

ホテルのカウンターの人に訴えると、「最近、こういう事件多いんです。本当にすみません。警備会社に頼むとお金がかかりすぎるって、契約をやめたんですよね。マネージャーに相談してみます」とのこと。そういえば駐車場の別の箇所でも、車の窓ガラスがおびただしく散乱していることから、頻繁な事件なのかもしれない。

ところがマネージャーは、通勤時間になってもいつまでたっても現れない。待ちきれない私たちは、ホテルをチェックアウトすることにする。今日中にマネージャーより電話がかかってくる、という手はずになっていたが、全くそれもない。ただ、銀行から宿泊代金が引かれた様子がないので、ホテル無料にすることでお詫びということなのかもしれない。

警察にリポートし、保険会社に連絡する。私たちのDeductableは500ドルなので自腹を切らなければならないことが分かる。

細かい窓ガラスを掃除機ですい集め、車の窓ガラスにはHome Depotで買ったプラスチックの板を貼り、それでも隙間からびゅーびゅー入り込む冷たい風に堪えながら、高速を5時間走る。

オットはフェイスマスクと手袋で運転。私は車の中で本を読もうと思ったが、ページをめくるにも手がかじかんで、凍傷に遭いそうなくらい気温が低い。

「高い旅行になってしまったね」オットの一言。

しかしクリスチャンであるオットは、状況に落ち込みながらも、泥棒のために祈ろう、といって家族と一緒に祈り始める。そういう父親の姿から、コドモたちは学ぶものが多かったに違いない。

コメント (2)
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