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パンダ好きな私のある日の出来事

パンダが好きです。
そんな私の毎日の中で・・・
起こったこと。行ったところ。

歌舞伎座7月公演夜の部「四谷怪談」

2013年07月13日 23時23分56秒 | 芝居
歌舞伎を見てきました。
「東海道四谷怪談」。
染五郎の伊右衛門。菊之助のお岩、小仏小平、佐藤与茂七。松緑の直助。
上演記録を見ると、最近は勘三郎(勘九郎)と福助しかやってないのね。
ということは、私もその2人のお岩さんしか見てないんだなぁ。
伊右衛門は、幸四郎と橋之助でしか見てないのかな。
今回、久しぶりの四谷怪談でした。

四谷怪談、こんなに怖かったっけ?

若手の上演ってこともあるのか、力が入ってるってこともあるのか、全体的にいい出来だったと思います。
そして怖かった。

これまで見たお岩さんは、兼ねる俳優で、しかも立役メインな俳優(勘三郎)と真女形(しかも、女性らしさが全面に出る、福助)で見てきたせいか、今回の菊之助のお岩さんが、きれい、けなげ、弱いで、浪宅の場面がとってもかわいそうなんです。
となると、伊右衛門の悪がひきたつし、伊藤家の人たちの勝手さもひきたつし、お岩さんの怖さも全面に出てくる。
それに、伊右衛門が現代的だからか、現代社会で事件になるような密室での集団リンチ的な感じが出て、凄惨さが全面に出てるような気がしました。

尼崎の集団リンチ殺人とか、仲間を恐怖心でひきつけて、言うことをきかせて、人を殺させてるけど、小仏小平の殺しなんかを見てると、そういうものを思わせて、背筋が凍るんです。
おばけの怖さというよりも、人間の怖さみたいな。
どんな人も持っているダークサイドを描くと伊右衛門という姿になるんじゃないだろうか。

南北の作品は、筋をこじつけたりしてるので、無理矢理感があるものが多いんだけど、四谷怪談とか桜姫とかは、作品の出来としてすばらしいと思いました。
解説を読むと、のちの時代の入れごとも多いみたいだけど、工夫をしたくなるような作品ってことなんでしょうね。

染五郎、菊之助、松緑、3人ともよくやってたと思います。
若手でこれだけのものを見せてくれると、これからが楽しみになります。
できれば、三角屋敷も見たかった。
せっかくなら、やればよかったと思うんだけど。
松緑は、少しわざとらしさがあるけれど、松緑の役っていうのがわかってきた気がします。
ニンがかたまってきたのかな。

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次は、吉右衛門の旅公演を見に行きます。
で、9月まで歌舞伎はお休み。

東京のお盆

2013年07月13日 00時57分20秒 | 日々のこと
東京は今日からお盆。
東京でも8月のお盆のところはあるみたいだけど、うちのほうは7月がお盆。
そして、うちは、おばの新盆でもあります。

今日は、会社を半休して、お寺でおばの新盆と父のお盆の法要をしました。

祖母が生きていたころは、迎え火をたいて、その火をろうそくにつけて、赤い提灯で裏の勝手口までご先祖さまを迎えに行ってました。
小さいころだったので、私は、「提灯が重くなったね。おじいちゃんが帰って来たね~」って喜んでたのをよく覚えてます。
赤い提灯は、お盆の間、仏壇の上にかけておいて、お盆の最後の日にまた送り火をたいて、提灯のろうそくにともして、裏口で消す、というのをやってました。

今は、それもしなくなって、お墓参りをするだけ。
去年、今年は、父の新盆、おばの新盆と続いているので、お墓参りを念入りにするぐらいかなぁ。

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今日の法事で、供養してくれたお坊さまが、
亡くなってからの日々を思い返すと昨日のことのようでしょう。
亡くなったということがウソのように思うのではないでしょうか。
とおっしゃっていて、本当にそうだなぁって思いました。

やっぱりまだ父やおばはちょっと長い旅行に出てるだけなんじゃないかって思ったりします。
本当に、もう一生会えないなんて、まだ信じられない。
こうやって、私はずっと生きていくんじゃないかなぁ。
ずっと、お父さんまだ帰って来ないのかなぁ?
おばちゃん、遅いなぁ。
って思い続けるんじゃないだろうか。

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さぁて、明日から、3連休。
暑さが続きそうだなぁ。
実は、鼻水グシュグシュでちょっとノドも痛かったりするのよね。
夏風邪かなぁ。