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『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
since 2000.3.7

大伴旅人。今日の出来心2013年11月15日(金)

2013年11月15日 09時01分40秒 | Weblog

昨日の万葉集の講座で、先生がお話しになった、大伴旅人のお話が、とっても良かったので、

昨日、配られたプリントや、そこに僕がぎっしり書き込んだ先生のお話などを、何度も見直しながら、

今朝も、じわっとしているところです。

育ちがよくて、教養深く、

政治的にも重要な人物が、どう歌とかかわっているか。

ハイレベルな歌のやりとり、境遇、当時、高齢で大宰府に赴任させられる気持ち。

巻十一の勉強も、いいですが、時々、こういうお話が聞けると、

万葉集のこと、もっともっと、面白いなぁ、と思います。

旅人が生まれたのは、665年。

平城遷都が、710年ですから、旅人45歳のとき。

若い頃はどこにいたかというと、明日香なんですね。

天武、持統朝の頃、天皇の行幸にしたがって、吉野を訪れたのでしょう。

724年、聖武天皇の吉野への行幸のときに、

昔見し象の小川を今見れば いよいよさやけくなりにけるかも、と歌っています。

63歳で、大宰府に赴任して、周りの人から、都を恋しく思いませんか、というような歌を投げ掛けられると、

自分は奈良の都を、もう見ずに終わるのでは、と返しますが、

次に続く4つの歌は、吉野、明日香の風景。

このあたりは、巻三にでてきます。

その後すぐ、730年に、都に戻るんですが、731年に亡くなります。

都には、戻れたものの、明日香、吉野の風景は、見られなかったのでしょう。

旅人の、お酒を歌った多くの歌も有名です。

あな醜賢しらをすと酒飲まぬ人をよく見ば猿にかも似む (巻三 344)

訳)ああ醜い。賢そうにして酒を飲まない人を、よくよく見たら 猿に似ているようだ。

僕も、お酒の席で、「いや、僕は、もう」などと言って、飲まないことも多いもので、

ちょっと猿似だなぁ、と思うことです。

今日も、寒いですね。

温かくして過ごしましょう。

素敵な一日になりますように。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司


昨夜はサルサ、今朝は万葉集。今日の出来心2013年11月14日(木)

2013年11月14日 15時48分10秒 | Weblog

写真は昨夜、品川、ステラボールで開催された、

「RYU'S CUBAN NIGHT」に行った帰りの久保田洋司。

キューバ音楽を、体一杯に楽しみ、やや興奮気味。

村上龍さんが、毎年この時期に、キューバから、超一流ミュージシャンを招いて開催されるこのコンサートに、僕は、4~5年連続で、通わせていただいてます。

ものすごいビートと、強力なホーンセクション、迫力の歌、超かっこいいフルート。

ダンスフロアの真ん中前方で、楽しみました。

ぎゅうぎゅうづめですが、皆、思い思いに踊ったり、体を動かしたり、叫んだり。

はじめての時には、最初、刺激が強すぎて、気を失いそうでしたが、

徐々に慣れて、今は、僕も、ゆらゆらしたり、叫んだりして楽しんでます。

今朝は、うって変わって、万葉集の講座。

巻十一の歌が続いてますが、巻十一は、万葉集の中でも、平凡なものが多く、

このあたりで、一度、質の高いものに触れなくては、ということで、

今朝、先生は、大伴旅人のお話を、たくさんしてくださいました。

車海老だといわれて、ブラックタイガーを食べても気がつかない、ということも問題だ、と、面白いたとえを話されて、旅人のお話。

旅人が、大宰府に赴任されたのは、63歳。今の年齢なら、80歳ぐらいの、当時としては大変な高齢。

大宰府についてまもなく、奥さんが亡くなったり、(この奥さんは、十代後半から二十代前半の若い奥さんだった、と7月29日のこのブログに書いてます。)

二年後に、長屋王の変があったりして、いろんな思いもあったことでしょう。

旅人の亡妻挽歌、望郷の歌、奈良の都、若いとき過ごした明日香、吉野への思い、お酒の歌、など、今朝もいいお話がいっぱいだったんですが、それは、また、あらためて書くことにします。

キューバ音楽にしびれ、その半日後には、万葉集に酔い、今日は、久々に買い物を(主に、ゆたんぽをめざして)と、歩き回り、レコード店に入ってみたりしましたが、結局なにも買わず、クラプトンのライブ盤を大音量で聞きながら、帰ってきたことです。

昼に食べた、ナポリタンが、しょっぱくて油っぽくて、今、ちょっとむかついてます(←怒っているのではない)。

すっかり、夕方。

素敵な夜を。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司


11月21日は、The東南西北デビュー28年。今日の出来心2013年11月13日(水)

2013年11月13日 09時00分43秒 | Weblog

11月21日は、1985年に、The東南西北がデビューした記念日。

今年のその、11月21日に、The東南西北の、次回ライブの詳細を、発表します。

【The東南西北 Facebookページ】
https://www.facebook.com/TheTonNanShaPei/info

【The東南西北 Twitter】
https://twitter.com/TheTonNanShaPei

にて。

もちろん、このブログでも、お知らせしていきます。

現在発売中のThe東南西北のCD、DVDをあらためて、ご紹介します。

***

【CD】
☆『GOLDEN☆BEST/THE 東南西北-Ever Lasting Blue』(2003年3月19日)
☆『re-flight』(2012年5月9日)
※ amazonで購入できます。
【DVD】
☆『The東南西北2012 New Release記念Live in 東京~色は匂へど The東南西北 全方位から大集合!!~』
昨年5月のライブ映像です。 
※ moment shopの通信販売で購入できます。→ http://www.moment.gr.jp/shop.html

***

そして、今年のその11月21日、

久保田洋司は、二子玉川KIWAにて、ラジオ番組の公開録音イベントをやっています。

***

■2013年11月21日(木)
<久保田洋司と郷田祐美子の鼓動は三拍子・公開録音>
神戸FMMOOVで毎週金曜夜8時より好評ONAIR中「久保田洋司と郷田祐美子の鼓動は三拍子」公録イベント!
The東南西北の久保田洋司と、MomentStringsのチェロ奏者・郷田祐美子がパーソナリティを務めるラジオ番組の公開録音を東京・二子玉川「KIWA」で行ないます。収録後に、ミニミニライブ、ロビーでの乾杯などもあります。皆様のご参加、お待ちしております!
【出演】久保田洋司(DJ Vo G)、郷田祐美子(DJ Vc)
【日程】2013年11月21日(木)
【時間】開場18:30/開演19:00
【会場】東京・二子玉川「KIWA」
【料金】前売/当日共¥3,000(ドリンク¥500別途)
【予約】KIWA HP予約: http://oasis-kiwa.com/
電話予約:03-6805-7948(12:30~14:30)まで

***

普段のライブより、盛り上がってるじゃないか、という、イベント。

ロビーで皆さんとの乾杯もあります。

是非、遊びにおいでください。

今日も素敵な一日になりますように。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司


11月117日とは! 今日の出来心2013年11月12日(火)

2013年11月12日 17時45分29秒 | Weblog

僕も、しょっちゅうタイプミスをするのです。

一昨日も、ファンクラブのブログに「WALLOP」のことを、「WAKKOP」とやり、

ご指摘いただいたばかりです。

キーボード上、「K」と「L」は、隣同士。

「終わって」と打つところで、「O」を隣の「P」と打ち間違えて、「p羽って」となったのと同じような現象ですが、残念ながら「WAKKOP」には、「p羽」ほどのパンチ力がない。

「p羽」の創造主、YoNaGaのGa、ことGakuさんのタイプミスは、もう名人の域。

「p羽」、「西用」、「朝食(見映えわるい)」など、Gakuさんの名人技がなければ、存在しない歌。

そのGakuさんが更新しているYoNaGaのホームページ。

来年のYoNaGaライブの告知を見れば、

2014年1月18日(土) エッグマン・トーキョー・イースト。

チケットの予約開始、11月117日と。

11月17日の間違えなんですが、これは、ただの間違いではないかもしれない、と思い、

11月117日にあたる日を、数えてみましたところ、

2月15日。

なんと、YoNaGaが、清水でライブを行うその日なんです。

2014年2月15日、清水・アミーにて、YoNaGaライブ。

さすが、Gakuさん。

「Naoさん、117日って曲、さすがに、作らないですよね。」

と聞けば、

「作りましょう!」と。

頼もしい。

いったい、YoNaGaは、どうなってるのだ。

アルバム『スズメ人間』、大好評発売中。(YoNaGaのホームページから通販あり)

ちなみに、上記、YoNaGaのホームページ内のタイプミスは、すでに修正されています。

さ、すっかり夕方。

素敵な夜を。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司


クラプトンとジミヘンを。今日の出来心2013年11月11日(月)

2013年11月11日 08時50分37秒 | Weblog

先日、渋谷のレコード店で入手したのは、クラプトンとジミヘン。

先日、お会いしたとき、柴矢俊彦さんに、このレコードをお見せしたら、

クラプトンのジャケットを手にとって、懐かしいなぁと、眺めておられた。

1969年12月、70年2月、3月の録音のこのレコード。

一緒に写ってるギター、ブラウニーの話も。

これは、1956年製のギター。

クラプトンは、1967年に購入。

「いとしのレイラ」でも弾かれた。

クラプトンは、ジミヘンやスティーヴ・ウィンウッドの影響もあって、ストラトを使うようになったそう。

ブラウニーのあと、有名なブラッキーを弾くようになる。

1970年、当時、人気がなかったストラトの、ヴィンテージ(1956~57年)を、

ナッシュビルの楽器店で「1本たった100ドル」で、6本購入し、

3本を、ジョージ・ハリスン、スティーヴ・ウィンウッド、ピート・タウンゼントに譲り、

残った3本を分解して、いいパーツを選び、ブラッキーを組み立てたそう。

ウィキペディアに書いてある。

ブラウニーも、ブラッキーも、いわゆる枯れた良い音。

その後の、ストラトの、腰のある感じとは、ちょっと違う。

ストラトっていいなぁ、とあらためて感じてます。

今日も素敵な一日になりますように。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司