写真は、20日の「えとうた」終演後、伊藤銀次さん(中央)、小峰倫明さん(右)と。
後ろにある絵は、このイベントのために僕が作った歌「オリーブの時の中に」を聞いて、
小峰さんが描いたもの。
「オリーブ」で、なんで、こんな絵になるのか不思議ですが、そのあたりも、イベントでは話題になりました。
歌の歌詞に、千年前よりも美しい~とか、千年先よりもここで会えて~とか出てくるんですが、
その千年という言葉で、小峰さんは、古代遺跡、みたいなものをイメージされたそう。
土や砂を思わせるような色合いの絵は、まず、元に描かれたものの上に、漆喰のように白っぽい絵の具を塗り、
さらに、それを削っていって、この絵を完成させたんだそうです。
そのあたりは、技術的なことで秘密な部分もあるのかもしれませんが、一番新しい作品なのに、
なにか、年月を経たような、渋い仕上がりになってます。
小峰さんは、一つの作品を描くのに、少なくとも二週間ぐらいはかける、と。
そこには、絵の具が乾くのを待つ時間もあるし、どう描こうか考える時間もある。
実際に、作業をする時間より、じっとしてる時間のほうが長い、というようなこともおっしゃってました。
話を聞けば聞くほど、この絵への興味が深くなります。
会場の「現代ハイツ」では、30日まで、小峰さんの展覧会は、続いています。
是非、じっくり絵を見に、行ってみてください。
ギャラリーカフェの「現代ハイツ」、食べ物や飲み物も美味しいです。
今回、「オリーブ」ということで、僕は、メニューにあった、オリーブのマリネだったか、
とにかくオリーブの実を、オリーブ・オイルに漬けたようなものを食べたんですが、
これが、とっても美味しかったです。
この絵を見ながら、オリーブ、食べてみてください。
今日は、少しあたたかくなるのかな。
素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。
洋司