雨が続くことである。
前にも、書いたが、
ずいぶん前、
朝のテレビ番組に毎週出ていた頃に、
とっても良い天気の日があって、
番組終了後、
テレビ局の食堂で、食事をしながら、
いつもこうだったらいいですねぇ、などと、
話していたら、
天気予報担当の気象庁の方から、
それでは、米が育ちませんよ、と言われ、
確かに、とそこにいた皆、首肯したことであった。
地球が、このぐらいに、いつも曇っていて、
雨の降っている星だったとしても、
それはそれで、
それに適応した生命が、暮らしていたろう。
いつも雨なのだから、傘などいらないね。
などというのは、傘を知るものの発想であるが、
今の人たちに、まったく想像も出来ない、発想が、
どこかに、あることを思うと、
それが、あると思うだけで、なにか幸せである。
これから、発想されようとする、ある発想。
未必の故意みたいな。
しかし、それは、
まったく別の場所だとか、未来に限らず、
ちょっと、昔、あるいは、今、ここにもあったことかもしれない。
もし、電子メールしか知らなかったら、
この、「今日の出来心」、
手書きのFAXで、MMRに送ろう、などという、
発想が、出てこない。
出てこない場合、
電子メールが使えない、となると、
あわてんぼうの僕などは、
白紙に手書きしたものを、
電車に乗って、MMRまで、持って行きそうである。
電車もなければ、歩いて行きそうである。
白紙もなければ、口頭で、か。
そっちのほうが、楽しいじゃないか、など、
思いもする。
FAXを知らないのなら、そうしてしまいそうである。
だんだん、今、ここ、から離れていくが。
今を、便利な世の中、と思うことが多いけれど、
電車で届ける、的なことを、毎日しているような、
気もするのであった。
洋司
前にも、書いたが、
ずいぶん前、
朝のテレビ番組に毎週出ていた頃に、
とっても良い天気の日があって、
番組終了後、
テレビ局の食堂で、食事をしながら、
いつもこうだったらいいですねぇ、などと、
話していたら、
天気予報担当の気象庁の方から、
それでは、米が育ちませんよ、と言われ、
確かに、とそこにいた皆、首肯したことであった。
地球が、このぐらいに、いつも曇っていて、
雨の降っている星だったとしても、
それはそれで、
それに適応した生命が、暮らしていたろう。
いつも雨なのだから、傘などいらないね。
などというのは、傘を知るものの発想であるが、
今の人たちに、まったく想像も出来ない、発想が、
どこかに、あることを思うと、
それが、あると思うだけで、なにか幸せである。
これから、発想されようとする、ある発想。
未必の故意みたいな。
しかし、それは、
まったく別の場所だとか、未来に限らず、
ちょっと、昔、あるいは、今、ここにもあったことかもしれない。
もし、電子メールしか知らなかったら、
この、「今日の出来心」、
手書きのFAXで、MMRに送ろう、などという、
発想が、出てこない。
出てこない場合、
電子メールが使えない、となると、
あわてんぼうの僕などは、
白紙に手書きしたものを、
電車に乗って、MMRまで、持って行きそうである。
電車もなければ、歩いて行きそうである。
白紙もなければ、口頭で、か。
そっちのほうが、楽しいじゃないか、など、
思いもする。
FAXを知らないのなら、そうしてしまいそうである。
だんだん、今、ここ、から離れていくが。
今を、便利な世の中、と思うことが多いけれど、
電車で届ける、的なことを、毎日しているような、
気もするのであった。
洋司