セーフモードとは、パソコンに問題が発生した場合にその問題を避け、安全にパソコンを起動するためのやり方です。 何らかのトラブルでパソコンが起動できなくなった場合、セーフモードで起動すれば、最低限パソコンの起動に必要なものだけを読み込み、OSを起動出来る可能性があります。
セーフ モードで起動することにより、問題の原因を調べたり問題を解決することができます。例えば、新しく追加したデバイスやソフトウェアが問題の原因になっている場合は、セーフ モードを使ってこれらを削除したりすることができます。
又、起動は出来るけど新しく追加したデバイスやソフトウエアが原因となり、システムが不安定になった場合、Windows自身のトラブル解決のためにセーフモードで起動する場合があります。いわゆる、セーフモードで一度起動してから、そのまま普通に再起動しただけで、トラブルが解消される場合もあります。
また、ウイルスなどに感染したときの駆除にも、セーフモードは使われます。ウイルスは、普通にWindowsを起動したとき、Windowsと一緒にアプリケーションとして起動していることが多いのです。そのため、既に起動しているウイルスを駆除することが出来なくなります。
そこで、ウイルスを起動することなくWindowsを起動し、「ウイルス駆除ソフト」で削除することができるわけです。 「ウイルス駆除ソフト」などを使う場合に、セーフモードで起動することを求められることが多くあります。
●セーフモードで起動する
1.本体の電源を入れ、パソコンメーカーのロゴマークが表示されたら、[F8]キーを連打します。
2.下記のような「Windows 拡張オプションメニュー」が表示されますので、キーボードの矢印キー(↑↓)で「セーフ モード」を選択し[Enter]キーを押します 。
3.下記ののメッセージが表示されましたら[はい]をクリックします。
4.Windows をセーフモードで実行していることを知らせるために、デスクトップの四隅に「セーフモード」と表示されます。
※【注意】セーフモードでは、一部の Windows のデバイス・ドライバが読み込まれませんので、画面の表示が通常とは異なります。次のような状態で起動されることになります。
○インターネットへの接続はできません。
○解像度が変りデスクトップのアイコンが大きく表示されます。
○ディスプレイに表示される色が、通常と比べて悪くなります。
○ドライバなどを必要とするような周辺機器は使えません。