♪次♪の部屋

和紙人形・デコパージュ・料理・旅行記

宇治源氏物語ミュージアム

2007-04-18 00:36:38 | 美術館巡りの部屋
4月5日、宇治源氏物語ミュージアムに行った。
ここは過去2度ほど訪れた所であるが今回は源氏物語和紙人形が展示しているということで足を運んだ。
会場には素晴らしい和紙人形が展示されていたが残念ながら撮影禁止。
穴があくほど見つめ目の中にしっかりと納めて帰ることにした。

源氏物語ミュージアムは平成10年11月に開館した宇治市の施設であり、「常設展示室」のほか、期間限定の展示をおこなっている「企画展示室」、また「源氏物語に親しむコーナー」ではコンピュータでクイズや占いがあり結構楽しむことが出来る施設です。
篠田正浩監督、ホリ・ヒロシ氏制作の人形を使った映画「浮舟」が紫式部の声は岩下志摩、浮舟は葉月梨緒菜などで20分間上映されている。

常設展示室では、「春の部屋」「秋の部屋」に分けて光源氏などの人形で物語の画面が展示されています。春の部屋は光源氏の華やかな世界、秋の部屋は月の光に照らされた薫が八の宮邸に住む大君・中君を見初める橋姫の場面が展示。

「源氏物語」は全五十四帖からなり第四十五帖目の「橋姫」から最終の「夢浮橋」までの十帖部分を「宇治十帖」と呼ばれています。
その最後の巻がこの宇治を舞台にしているのです。

全巻を読んではいませんが、簡略されているイラスト入りの本を買って和紙人形作りの参考にしています。

宇治川に沿って歩いて行くと宇治十帖モニュメントが建っています。 源氏物語宇治十帖の浮舟と匂宮です。



宇治橋
大化の改新の翌年の646年に初めて架けられたと伝えられます。奈良と京都をつなぐ奈良街道に架かる橋。






宇治橋東岸から続く石畳がさわらびの道。道沿いに源氏物語の宇治十帖の「早蕨(さわらび)」の古跡があるところから、「さわらびの道」と呼ばれるようになった。



途中に見事な山吹



宇治上神社
1994年(平成6年)に平等院とともに世界文化遺産に登録されました。
境内には入りませんでしたが次回はゆっくりと源氏物語ゆかりの箇所を散策したいと思いました。



「さわらびの道」を10分くらい歩いて行くとこの宇治上神社が。そこからすぐに「源氏物語ミュージアム」につくことが出来た。

源氏物語ミュージアム
屋根のなだらかな曲線はやわらかな女流文学をイメージしたものということです。



和紙人形を目的に足を運んだ宇治、思わぬ桜の満開に良い散策が出来ました。


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2 コメント

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源氏物語 (つか)
2007-04-18 06:06:33
♪次♪さん

源氏物語をたどって人形を創作したら、何体くらいの作品ができるのですか? 本気ではじめるとライフワークになってしまうのでしょうか。

奈良・京都の風景は、その時代へ想いがタイムスリップできるような気がして、気分が落ち着きます。

江戸は、日本橋の風景が示すように江戸時代に現代が覆いかぶさって、江戸を壊すとこうなるという風景が多いように思います。
それどころか、明治時代も少なくなっています。丸の内のビルをあのように高く建て替えてしまって、寂しい限りです。

二度目の東京オリンピックは、一兆円の費用がかかるそうです。そして、築地の市場が埋立地に移転するとか。慎太郎のアイデアは太陽の季節の再来ですね。

人口が六千万人の日本を目指して、別な方向へ向かって、大都市の風景が描けないものかと考え込みます。 つか
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いつになるやら・・・ (♪次♪)
2007-04-18 21:14:15
紫式部日記によると2008年は、藤原公任が「あなかしこ、このわたりに若紫やさぶらふ」と紫式部に対して声をかけた1008年から千年目にあたります。来年は紫式部千年祭ということでゆかりのある地でいろんな催しが予定されているようです。
そんな記念すべき年に好みの場面から作り始めようかなと思っています。
54帖すべては無理でしょうが。
紫式部本体は出来上がりました。文机や筆、硯などをぼちぼちと作って楽しみたいと思っています。
ノルマや締め切り日の無い趣味というのは気楽です。
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